僕の転機
MIN:作

■ 第1章 堕とされた少女11

 鍵を返した美咲は、校門を出て全力で家まで走る。
 自宅マンションのエレベーターに乗った瞬間、それは始まった。
 クリトリスを叩くような電撃。

「あっ、いやー」
 思わず声を上げ、しゃがみ込んだ美咲。
 タッ、タッ、タッ、と流れる刺激は、徐々にタタタタタッと早く強くなっていく。
「くうー!」
 ハァハァと荒い息をしながら、声を絞り出す美咲。

 すると、美咲を乗せたエレベータは、スーッと上昇を始めた。
 美咲は、ボタンを押してはいない、誰か別の人間が上階でエレベーターを呼んだのだ。
 階の表示が、1、2と変わる。
 美咲は、慌てて自宅のある、3階のボタンを押した。
 エレベータが止まり扉が開く。
 誰もいないエレベーターホールに、腰が砕けて立て無い美咲が、やっとの思いで這い出す。

 すると、あざ笑うかのように刺激が止まる。
 美咲の口から安堵の溜め息が漏れ、その場で力が抜け掛けたが
(駄目、今の内に家に入らなきゃ)
 額に汗を浮かべた美咲は、自分自身に叱咤し自宅に急いだ。
 自宅の扉を開け、中に入った美咲は、土間に手を突き、今度こそ心の底から安堵のため息を吐く。

 すると、今度はアナルバイブが不気味なぜん動を開始する。
 ヴヴヴヴヴヴッと激しく震えるバイブ、それのみ成らず、バイブの径がドンドン広がって行く。
 圧迫しながら振動するバイブに悲鳴を上げる美咲。
「ひーっ、痛い、痛いイヤー気持ち悪い」

 玄関先で、四つん這いになり肛虐に晒され、悲鳴を上げる美咲。
 しかし、バイブの攻撃はそれだけではなかった。
 ウインウインと円を描くように動き出したのだ。
「くふーっ、もうイヤー」
 お尻を持ち上げた状態で、泣き崩れる美咲。

 その時、玄関の扉が、ドンドンと叩かれ
「橘さん、美咲ちゃんどうしたの?」
 隣の奥さんが心配して声を掛けてきた。
「大丈夫です、ちょっと玄関で転んでしまって」
 慌てて扉越しに弁解する美咲。
「そう、気を付けてね。女の子の一人暮らしだから、おばさん心配で。開けても良い?」

 ドアノブを掴む気配に、
「今ちょっと着替え中で、下着ですから開けないで下さい」
奥さんの動きを必死で止める。
「ほんとに大丈夫なんで、有り難うございました」
 そう続けると隣の奥さんは、諦めた様子で
「そう、それなら良いけど。今度からは、顔ぐらい見せて話してね」
 捨て台詞のように、嫌味を残して去っていった。
 隣の奥さんは、事有るごとに美咲のプライバシーを覗いて、マンションの住人に広める事を楽しみにしているのだ。
(あの人に、こんな格好見られたら、もうこのマンションに居られない)
 冷や汗を流す間も、アナルの刺激で腰が揺れる美咲だった。

 たっぷり、15分間アナルを責められた美咲は、玄関の鍵を掛け自分の部屋のベッドに座った。
(本当に、酷い下着だわ。こんな物付けていたら気が散って何も出来ない・・・)
 自分の置かれた立場の、余りの酷さに落胆する美咲。
 暫く動きがないショーツに安心し、制服を部屋着に着替え、食事の準備に取り掛かった。
 スパゲティーを茹で、作り置きのソースを温め、サラダを皿に盛ってテーブルに置き、冷蔵庫を開け牛乳に手を掛けた時、本日3回目の攻撃が始まった。
 アナルのバイブが突然広がり振動を初め、そのまま縮んでまた広がる。
 まるで心臓の鼓動のように、激しく振動しながら拡張と収縮を繰り返す。
 ペタリと床に座り込んだ美咲に、次は、クリトリスの刺激が襲う。
 クリトリス全体を揉むように刺激を送り込むショーツに、甘い声を自然に漏らしてしまう美咲。
「あ〜っ、いやん、あぁ〜」
 股間を押さえブルブルと震える美咲に、またさらなる刺激、バイブが動き出した。
 アナルで、振動しながら拡張収縮を続けていたバイブが、円を描くようにゆっくり動き出し、美咲のお尻に甘美な刺激を送り始め、それと連動するクリトリスの刺激に、美咲の頭の中は痺れていった。
(あ〜、これ良い、体が変に成っちゃう・・・お尻もなんだか・・・だめ、こんなのが良いなんて認めちゃったら私)
 心の中の葛藤と戦いながら、送り込まれる刺激に飲み込まれ始める美咲。

 激しく抵抗していた美咲だが、念入りに20分も敏感なところを責められ続け、とうとう敗北してしまう。
「あ〜〜っ、いや、いや、だめ〜〜〜っ」
 前のめりに倒れた美咲、全体をビクビクと振るわせながら熱い息を吐く。
 だが、ショーツの攻撃は、美咲がイッたからと言って、止まってはくれない。
 絶頂を迎え、敏感になった美咲の身体を責め続ける。
「いや、もう許して、また、また来た」
 美咲を襲う快感の第2波に、再びの絶頂を迎えようとしていた。
「あっ、あっ、あっあっあっ、あああ・・・あ」
 しかし、絶頂を迎える寸前で、ショーツは沈黙した。

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