僕の転機
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■ 第7章 奴隷達の思い5

 車は、15分程を掛け、人通りの割と多いショッピング街のほぼ真ん中に在る駐車場で止まった。
「ここから30分置きに、一人ずつ出て行って貰う。最初は美由紀、次に佐知子、最後は美由紀だ。この順番の意味はわかるな?」
 宗介が言うと、3人とも顎を引いて頷く。
「制限時間は3時間、もう直1時だから4時で終了だ。それまでに帰ってこなければ、車はここには無くなっているから、歩いて家まで戻って来い」
 宗介がそう言うと、3人ともごくりとつばを飲み
(この人なら確実に実行する)
 思いながら、身震いした。

 顔を青く染めた3人に、ニヤリと笑いかけ、開始を宣言する宗介。
「よし、スタートだ。美由紀、行け」
「はい、行ってきます」
 勢いよく飛び出す美由紀。

 美由紀は車を飛び出すと、駐車場を大股でカツカツと横切り、颯爽とした姿で町に消える。
「佐知子、お前もあれぐらい、度胸を付けろ。いい女なんだから…」
 宗介が、耳元で囁くと
「はい…頑張ります…」
 小さく呟いた。
(駄目だこりゃ、虚勢の鎧をはがすとこんな根性無しだとはな…。あ〜ぁ…)
 宗介がため息を付くと、昌聖が佐知子の耳元で何か囁いた。
 すると、佐知子の顔がパッと明るくなり、なにやら元気が出て来た。
 宗介があきれ顔で、昌聖を見ると親指を突き出し、片目を瞑って見せた。
 そうこうする内に、30分が経ち佐知子が出発する。

 先程までの気弱な態度は微塵も見られず、実に堂々と歩いていく。
 昌聖がどんな魔法を掛けたかを、途端に知りたくなったが、歩美の手前それが出来なかった。
 一人、俯いて何やら考えている歩美は、ドンドンその身体が小さく成っていくような、雰囲気を出している。
(こいつ、段々自己否定に入ってきたな…。この調教で、お前のプライドは、さらにズタズタにされるんだ…。そこから先が、本当の俺の出番だ…)
 宗介は、じっと歩美を見つめ、歩美の状態を見極めようとしていた。

 佐知子の出発から、30分が経ちいよいよ、歩美の出番。
「さあ、時間だ行ってこい」
 宗介の声に、
「はい…行ってきます」
 小さく答えると、トボトボと駐車場を出て左に折れて行った。

 宗介は、その行き先を見て、大声で「BINGO」と叫んだ。
 ビックリした、昌聖と美咲は
「どうしたんですか」
 思わず聞いた。
「いや、あの方角には、とってもインパクトのある人間を配置してたんでな、美由紀や佐知子が行かなくて良かったよ」
 宗介が苦笑いしながら、そう言った。
「所で、さっき佐知子に何言ったんだ?あの変わり様は、只事じゃ無かったぞ…」
 宗介が、マジマジと見ながら聞く。
「そうですよ、何て言ったのか教えて下さい」
 美咲も奴隷モードになって問いつめる。
「えっ…別に。一番になったら、又お風呂に入れて上げるねって。今度は、頭と身体も洗って上げるよって、言っただけですよ」
 昌聖が頭を掻きながらそう言った。
「え〜っ。別に構わないですけど…。私もして欲しいんですけどー!」
 美咲が、縋り付いて甘える。
 昌聖が、にこにこしながら「解ったよ」と言い頭をなでる。
 宗介は、「けっ」と言って手を頭の後ろに組み運転席にもたれ掛かる。
 3人の奴隷達は、宗介の配置した50人のお宝集めに奔走する。

◇◇◇◇◇

 時間は、遡り1時2分。
 場所は大通りの1本手前。
 美由紀は、早くも1人目を見つけていた。
 しかし、かなり戸惑った様子で、キョロキョロと周りを見ている。
(本当にあの人?でも距離的にも間違いない…ええぃ、行っちゃえ!)
 意を決し、目の前を杖をついて歩く老人に声を掛ける。
「おじいちゃん、私と一瞬に来てくれない?」
 老人は、美由紀の声に何の反応もせず、トボトボと歩いて行く。

 美由紀は、ぼーっと見送ったが、急いで後を追いかけ前に立ちはだかる。
 途端にクリトリスのキャップが、ブーンと振動を強くする。
 必死に堪えながら、老人に声を掛ける。
「おじいちゃん、私と少し一緒に来てくれない?」
 美由紀が再び、お願いした。
「儂は、金なぞ持たんぞ!」
 言いながら、肩から下げた鞄を両手で押さえる。
「違うの、おじいちゃんの、別の物が欲しいの」
 美由紀は、老人に抱きつき耳元に囁いた後、耳たぶをペロリと舐めた。
「ヒェッ」と驚き、「金は無いぞ…」と再度呟いた。
 美由紀は、「要らないわ」と言いながら老人を路地に連れ込み、チャックを下ろして、しわくちゃに成って居るチ○ポをくわえた。
 心配していた美由紀だが、老人のチ○ポはみるみる大きく成り、偉容を誇示した。

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