僕の転機
MIN:作

■ 第8章 変わりゆく関係3

 生徒会室で美咲が付けられたような、バイブ部分が銀色の尻尾を取り出すと、尻の穴に軟膏を塗り出し、アナルに納める。
 歩美のお尻の穴はしわが伸びきって、つるつるに成って居た。
 そして、クリトリスにも、軟膏を塗り銀色のペットボトルのキャップのような物をあてがい固定した。
 「次は、服従のポーズだ」
 宗介の声に顔を上げ、姿勢を取る歩美。
 持ち上げた顔は、赤く上気し目は潤んでいた。
 ビンビンに張った左右の乳首にも軟膏を塗り、親指ほどのキャップを付けた。

 最後に、銀色に鈍く輝く金属製の首輪を取り付け、歩美の準備が終了した。
「今から、調教の内容を教える」
 宗介が、昌聖達の顔を見て歩美に視線を移す。
「みんなには、それぞれソファーに座って貰いリモコンで歩美を呼んで、言葉と姿勢の組み合わせをランダムに指示してくれ。その時、姿勢が間違っていたら鞭を与えて、言葉が間違っていたら、これで身体に触れてくれ」
 そう、言いながら銀色の警棒のような物を差し出した。
「簡単だろ」
 微笑む宗介に、こんな調教でどうなるんだろうと思い頷く美咲。
 真ん中に歩美を放置しそれぞれソファーに向かい腰を落とした。
 ソファーと佐知子の距離はそれぞれ5m程で、佐知子を中心に扇方に配置されている。
「歩美は、必ず佐知子の後ろを通って、呼ばれた主人の所に行くんだぞ、それとこれからは、主人を呼ぶ時は名前に様を付けて呼べ」 
 宗介が、歩美の目を見ながら告げる。
「見本を見せるから、参考にして。呼び出しの、サインは各主人に対応している。間違えるなよ…」
 宗介がリモコンを操作すると首輪からの、電撃でびくびくびくと歩美の身体が震え「あが」ッと悲鳴を上げる。
 四つん這いで佐知子の後ろを、回って宗介の足下で止まる。
「奴隷のポーズで奴隷の誓いだ」
 宗介が言うと。

 コクンと頷き 「はい、宗介様」と答え足をM字に開き手を頭の後ろに持って行き、ハッキリとした声で台詞を言い出した。
「私は御主人様に仕える最下層のオモチャとなり御主人様の命令に服従します。また、いつ何処で・・・」
 言い出した時宗介が銀色の棒で右の太ももに触れた。
 パチ、と小さく弾けるような音と「あがっ」と言う歩美の声。
「そこは、御主人様に使われる事によってだろ」
 言いながら、歩美の前で棒を振る。
「これは、警棒型のスタンガンだ出力を押さえているから気絶はしない。が、結構効いただろ、それとお前の身体の何処に刺激が走った?」
 薄笑いを浮かべながら、聞く宗介に。

 ブンブンと激しく首を縦に振りながら
「ク、クリトリスです」
 答える歩美。
「身体に仕掛けた最も近い電極に触れた部分から電流が走るように成っている」
 歩美の目を見詰めて、説明する宗介。
 棒の先っぽで、グリグリと歩美の左の乳房を押さえつけ
「電流が嫌なら、間違えない事だな」
 上から見下ろし歩美に告げる宗介。
 そこに、新たな刺激が加わりビクン、ビクンと2度跳ねる歩美。
 昌聖の合図のようだ。

 正座に成り一礼して、佐知子を回り昌聖の方に向かう歩美。
「服従のポーズで奴隷の依頼」
 昌聖が言うと
「はい、昌聖様」
 ポーズを取り台詞を言う歩美だが、また間違える。
 スタンガンが尻に触れると「ギャー」と叫ぶ歩美。
「直腸に響いただろ」
 残忍な笑みを浮かべる昌聖。
 リモコンを見つめ操作する、震えた歩美が佐知子を回り美咲の元にやって来た。
「伏せのポーズで服従の誓い」
 言うと「はい、美咲様」答えて台詞を唱える。
 美咲は台詞の紙を見、文字を目で追いながらチェックするが、また途中で、間違える。
 軽く肩にスタンガンで触れながら間違えた箇所を修正する。
 宗介に呼ばれて、歩美がまた移動する。
 そんな事を淡々と、30回も繰り返した頃、宗介が、
「よし、スピードアップだ歩美、尻を左右に大きく振りながら、出来るだけ早く移動しろ」
 昌聖の前に居た、歩美に指示した。

 言われた通り、腰をくねらせながら、移動する歩美。
 宗介の前に止まると、鞭が歩美の背中を打つ。
 「腰の振りが小さい!」
 宗介が鋭く指摘する。
 頭を下げて「お許し下さい宗介様」と歩美が詫びる。

 恥辱の格好で、奴隷としての誓いを言わされ、苦痛を与えられ続けらる歩美。
 この調教が始まり30分も経った頃
「そろそろ効いてきたな、昌聖スイッチ入れて」
 宗介が言うと、歩美の中からヴィ〜ンとモーター音が鳴り、歩美の身体が震えだした。
 歩美を見るとお尻を振っても居ないのに尻尾が左右に揺れている。
「歩美に付けた全ての端子は、バイブレーターに成って居る」
 宗介が独り言のように言う。
「それに、取り付ける時に塗った軟膏は強力な催淫剤で、歩美の敏感な所は今、熱さとむず痒さで大変な事に成って居る筈だ」
 そう続けながら、リモコンのスイッチを入れる。
 体中の敏感な部分をさらに敏感にされ、刺激を送り込まれ、四つん這いではい回り、恥ずかしいポーズで屈辱的な台詞を言わされ、鞭やスタンガンの苦痛に晒される歩美。

■つづき

■目次

■メニュー

■作者別


おすすめの100冊