僕の転機
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■ 第9章 新たな日常6

 鏡に映る自分の姿に感じている佐知子を見て、ソッと後ろから近づき、肩を抱き、美咲が話し出した。
「私ね。実は、自分の事を変だと思ってたの…。貴女達に陵辱されてたのに、自分から望んで奴隷に成ったんですもの…」
 一呼吸置いて、鏡の中の佐知子と視線を合わせる。
「でもね…、貴女を見て思ったわ…。私達のような女は、一人の男性に完全に支配される事を望むのね…。それが私達の幸せなの…」
 美咲の声に、欲情で震えながら佐知子が、認める。
「そうですね…。私達は…、御主人様と呼べる方を絶対的に必要とする…。そう言う、生き物なんですね…」
 佐知子は、肩を抱いた美咲の手にそっと、手を重ねる。

 美咲の家では、佐知子が鏡に映った姿を陶然と見詰めている。
「佐知子気に入った?明日、昌聖様にお見せするのよ、汚しちゃ駄目だからね…」
 美咲は、佐知子の股間に伸びる右手を叩いた。
「きゃうん…。お姉様〜、此処まで興奮した身体を慰められないのは、辛いです…」
 佐知子は美咲に甘えた声を出す。

 同じ匂いを持った、牝どうしだが、明確な上下関係が出来ている。
「駄目!佐知子。貴女、自分で書いた事も守れないの?昌聖様の許可は得たの?」
 たしなめる美咲に、俯きながら答える佐知子。
「受けていません…お姉様…ご免なさい…」
 美咲は、そんな佐知子の頭を撫でると、乳首から洗濯ばさみを外し、契約書の写真を机の上に置く。
「いらっしゃい…。昌聖様のお話をしてあげるから、今日は一緒に寝ましょ…」
 佐知子に優しく笑って、自分も服を脱ぎ、電気を消してベッドに滑り込む。
「はい。お姉様…、有り難うございま〜す」
 佐知子は、満面の笑顔でベッドに入って行った。
 こうして、奴隷達の夜も更けて行く。

◇◇◇◇◇

 月曜日の朝が来た。
 携帯電話の目覚ましを切るとメールの着信が、4件有った。
 1件目のメールは、美咲のお休みメール。
 2件目のメールは、美咲のお早うメール。
 3件目のメールは、歩美の承諾メール。
 4件目のメールは、佐知子の呼び出しメールだった。
「なんだ?佐知子が僕に何の用だろう?昨日は、調教下着も着けて無いからトラブルは無い筈なんだけど…」
 ブツブツと言いながら、メールを開く。

<月曜日の朝、6:30に生徒会室で待っています。お話ししたい事が、有りますのでお越し下さい>
(佐知子…。敬語だよ…。メールまで?…何の用だろ?…美咲がもう動いたのかな…う゛〜ん…)
 困惑顔の昌聖が時計に目を落とすと、4時45分だった。
(そろそろ行くか…。歩美はもう来てるかな…)
 昨日の夜、帰宅してから歩美に朝5時に校門で待つようにメールしていた昌聖は、学校での調教を考えながら、制服を着て家を出る。

 ゆったりと歩きながら、昌聖は学校に着いた。
 まだ、閉まっている校門の横の通用口の傍らに、歩美がひっそりと立っている。
 昌聖が歩美の前に立つと5:00を告げる、朝のチャイムが鳴った。
「お早うございます御主人様」
 お辞儀をして、歩美が挨拶をする。
「歩美。ブラウスのボタンを、上から3つ外せ」
 昌聖が命令する。

 歩美はブラウスのボタンを外して前をはだけると、その下には透けるような白い肌と、小振りだが形の良い乳房が現れる。
 昌聖は鞄から30p程の鎖を取り出す。
 その鎖の両端には、先が鰐口クリップに成った、3p四方の金属が付いていた。
 そのクリップを歩美の両方の乳首に嵌め、手を離す。
 鎖はジャラりとブラ下がり、歩美の乳首を引っ張る。
「スカートを捲り上げろ」
 朝の5時で薄暗いが、大通りに面した場所で、車の通りも多い。
 歩美は一瞬躊躇ったものの、スカートを捲り上げる。
 捲ったスカートの下は、無毛の恥丘に、剥き出しのクリトリスが覗いていた。
「首を前に突き出せ」
 昌聖の命令に従い、スカートを捲ったまま、首を前に差し出す。
 昌聖はその首に、鞄から出した首輪を嵌めて、リードを通す。
 次にスカートの前を持ち上げ、腰に巻き込んで、落ちないようにした。
「そのまま後ろを向け」
 歩美は指示通り後ろを向く。

 昌聖は、スカートの後ろも巻き上げると、鞄から尻尾を取り出し、歩美のアナルに押し込んで行く。
 潤滑剤が無い分かなりの抵抗を示したが、最後までを飲み込んだ。
 校門の影に成って居るとはいえ、数m後ろを車が行き来する大通りで、歩美は奴隷犬にされていった。
 そのまま、歩美のリードを持ちながら、通用門を潜り校庭に入る。
 通用門を潜ると
「這いつくばれ」
 昌聖が短く命ずる。
 歩美は言われるままに、四つん這いの姿勢を取る。

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