僕の転機
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■ 第12章 落胆9

 昌聖がそんな美由紀の頭を一つペシンと叩くと
「お風呂場に鏡がある…。思う存分チェックしなさい…」
 美由紀をいさめる。
「は〜い…お風呂…お風呂…」
 騒ぎ出す美由紀。
 昌聖は、そんな美由紀のお尻をパシッと叩き
「はしゃぎすぎ…」
 少し声を落として注意する。
 この時初めてシュンとして
「ごめんなさい…嬉しくて仕方がありませんでした」
 平伏する美由紀。
 そんな美由紀の頭をポンポンと叩いて
「さあ、みんな行くよ…」
 昌聖が声を掛ける。
 奴隷達は、自らのリードを捧げ持ち、主に差し出す。
 昌聖は、それを受け取ると3匹の牝犬奴隷を従えて、バスルームへと歩き出す。
 廊下一杯に広がり、仲良くお尻を振りながら、少女達は主の後について行く。
 ニコニコと微笑みを浮かべて。

 脱衣所に着くと美咲、佐知子、美由紀の順番で昌聖は首輪を外し出す。
 この順番は、奴隷の序列、全て美咲がトップに来る昌聖の中のルール。
 首輪を外された奴隷は、昌聖の身体に取り付き、甲斐々々しくダブルのスーツを脱がし出す。
 浴室内に入ると、美咲が浴槽の横で四つん這いになり、止まる。
 昌聖は、黙って美咲の背中に腰を下ろすと、佐知子と美由紀が掛け湯を始める。
 掛け湯を終わらせると、佐知子が浴槽に滑り込み、いつもの位置に身体を落ち着ける。
 昌聖が浴槽に入ると、美由紀も後に続き昌聖の身体を愛撫し始める。
 美咲は立ち上がり、エアマットを膨らませ始めた。
 ここまでの役割は、奴隷達自らが決めた物なのか、流れるように淀みなかった。
「美由紀…。交代だ美咲おいで…。佐知子も上がって待ちなさい…」
 身体の温まった昌聖が美咲を浴槽に呼び、他の2匹を浴槽から出す。
 呼ばれた美咲は、スルリと浴槽に身を滑り込ませ、昌聖の脇で正座する。
 佐知子と美由紀は、入れ替わりに洗い場に上がって正座する。
「お前達は、そこでオナニーをしてろ…。より多くイッた方が次だ…」
 そう言うと美咲を引き寄せ、美咲のオ○ンコにチ○ポを差し込んだ。
「あ、ああぁ…昌聖様…気持ち良いです…蕩けてしまいそうです…」
 美咲は昌聖に貫かれ当然とした表情で喘ぐ。
「美咲良く躾けた…これからも僕の補佐を頼んだよ…」
 優しく囁きながら、口づけの雨を降らし腰を振る。

 洗い場では、佐知子と美由紀が恍惚の表情でオナニーショーを始め、嬌声を上げだした。
「昌聖様…嬉しいです…労いのああん…お言葉…はぁ…掛けてあああぁ…下さりはぁ〜ん」
 美咲は昌聖の膝の上で、正面座位の形を取って、白い裸身をくねらせ感謝の言葉を語った。
 昌聖は美咲を抱き締めながら、耳元に囁いてゆく
「美咲は僕の優秀なペットだ…これからも群れを率いて僕の役に立つんだよ…それが、お前の存在価値だ…」
「はい…昌聖様…のご意志に…従い…ます…くうううっはぁ〜ん…」
 昌聖に囁かれ自分で繰り返す度に、子宮の奥から甘美な快感が広がり、美咲を包んでゆく。
 そして、それは美咲の頭の中に染み込み、快感と共に記憶させられてゆく。
 こうして奴隷の思考は、服従=快感の図式が刷り込まれて行き、更なる快感を産み出してゆく。

 洗い場では佐知子が早くも一回目の絶頂を迎えようとしている。
「あ、あ、あ、あ、来ます! …昌聖様…イッても…イッても宜しいでしょうか…はぁはぁ…」
 佐知子の懇願に許可を出し、佐知子は絶頂を迎える。
「くううっ…美由紀も…美由紀もイキそうです…御主人様イッても良いですか〜…」
 美由紀も指の動きをコントロールしながら、許可を求めてくる。
 それに対しても、許可を与え美由紀を絶頂に導いた。

 美咲を膝の上で狂乱させながら、昌聖が質問をした。
「所で…あのペニスバンドはどうだった? なかなか楽しめただろう…」
「はい…怖い…ほど感じ…はぁん…ました…病み付きになりそうです〜ああああぁ…」
「お前達はどうだった?」
「はぁい…す、凄かった…です…くぅん…あれは…はぁ…反則です…」
「美由紀…初めて…だったけど…あ〜ん…こんなに…感じるように…くふぅ…成りました…ひゃんっ」
 昌聖の前の美咲は口をパクパクとさせている。

 絶頂を極めたいが、昌聖が話を止めないため言い出せずにいる。
「あれは、爺ちゃんの作品なんだ…今度僕バージョンに改造して、試させて上げるよ…ね、美咲…ん? どうしたの…」
 美咲の変化に気付いた、昌聖が声を掛ける。
「はあ、はあ…まさせいさまが…おはなし…くううっ…してるのを…じゃまするわけ…お〜っ…には、いきません。はぁはぁ…イッても…いいですか…」
 必死な顔で訴えた美咲がとても愛おしくなった、昌聖は耳元に囁き。
「解ったか? 言えるね…」
 美咲の目を見詰め、確認する。

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