僕の転機
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■ 第13章 僕の転機6

 やがて歩美の涙も嗚咽に変わり始めた頃。
 昌聖は、佐知子の手を軽く叩き、美由紀の頭を軽く撫で、2人に合図を送った。
 2人はコクンと頷くと、佐知子は台所に、美由紀は隣の部屋にそれぞれ消えた。
 次に2人が現れた時、佐知子は飲み物を、美由紀はティッシュボックスを持っていた。
 歩美が泣きやんで顔を上げた時、昌聖はティッシュを手に取り、歩美の鼻を摘む。
 歩美は子供のように、鼻をかんで、涙を拭われた。
 その後差し出された飲み物を見て、またウルウルと涙を湛える。
「飲みなさい…」
 昌聖の指示にコクンと頷くと、グラスを傾け喉を潤す。
 大声で泣いたため、喉が痛み激しく咳き込む。
 昌聖がグラスを持った手を支えると、美咲が背中を撫でる。
「ありがとうございます…ありがとうございます…」
 また、歩美は涙が込み上げて来た。

 涙も納まって、気持ちを落ち着けた歩美。
「御主人様…あの…私に何でもお申し付け下さい…何でもやります…そう言う身体に変わりました。そう言う心に変わりました。ですから…」
「鞭打ちや針刺しも?」
「はい、痛みを快感に感じる身体です」
「緊縛や吊りも?」
「はい、脂肪が柔らかく、良く身体に食い込みます」
「羞恥や露出も?」
「はい、人に見られて感じるように成っています」
どんどんエスカレートしていく昌聖の質問。
「排尿や排便も?」
「はい、どれだけの量でも、どれだけの回数でも、どれだけの時間でも耐え抜きます」
「飲尿や食糞も?」
「はい、誰の物でもどんな形でも頂きます」
「抱擁や愛撫は?」
「はぁっ?えっと…良く解りません…」
 最後の質問に対する歩美の反応を見て、クスリと笑う昌聖。
「歩美…おいで…。美咲達も付いてきなさい…」
 そう言うと昌聖は立ち上がり、宗介の寝室に向かった。

 宗介の寝室の扉を開けると、そこには巨大なベッドが置いてあった。
 直径5mの円形ベッドは、優に大人5人が寝れるサイズだ。
「僕これを初めて見たとき、宗介さん馬鹿だと思った…でも、今はこれくらい必要だと思う」
 昌聖は、4人の奴隷を見てニヤリと笑う。
「歩美…真ん中で仰向けに成りなさい」
 昌聖が命令する。
「はい、御主人様」
 返事を返して指示通りに寝そべる。
「最初は僕一人で行く…呼んだら手伝ってね」
 そう美咲に言いながら、昌聖はベッドに横たわる歩美に寄り添う。

 横たわる歩美の横に寝ころんで、歩美を腕枕し、優しく肩から腕を撫でる。
(何だ…歩美の身体異常に柔らかい…何か軟体動物のような柔らかさ…それにしっとりと手に吸い付いてくる肌…改造されたって本当だったんだ)
 昌聖は歩美の肌に触れ、その感触に驚いた。
 昌聖の手は乳房をまさぐりながら、顔を上げ歩美に優しいキスをする。
(えっ…こんなの私どう反応して良いか解らない…御主人様…解らないです…)
 戸惑う歩美を察した昌聖は[気持ち良い?]と聞いた。
 真っ赤になりコクンと頷く歩美は、とても可愛らしかった。

 昌聖はニッコリ微笑んで、優しい愛撫を続ける。
 しかし、改造された歩美の身体の反応は早く、既に限界間際まで来ていた。
(ああああっ…こんなの…初めて…調教では、無かった…ソフトタッチ…だめ…頭がおかしく成っちゃう…あ〜っ)
 歩美の頭と身体は昌聖の優しい愛撫に蕩けだし、快楽の底に引きづり込まれていった。
 次第に昌聖の動きは激しさを増し、核心部分を突いて行く。
 歩美は昌聖のテクニックに、絶頂を迎えるレベルまで来ているが、主の許しが無くイケ無いでいる。
「歩美…好きなだけイケば良い…今日はお前の身体を知りたいんだ…お前の好きなように反応してくれ…」
 昌聖の優しい命令に、歩美の快感は弾けた。
 ここから歩美の狂乱が始まった。
 元々快感に弱かった歩美の身体は、昌聖の愛撫に耐えられ無かった。
 昌聖の挿入前に、3回絶頂を極め、飽く事なき性欲は貪欲に主を求める。

 既に濡れそぼっている、歩美のオ○ンコに侵入した昌聖は、その中身に驚いた。
(こ…こいつの中凄い気を抜くと…一瞬でイキそうだ…複雑に締め付けてくる…力も…くっ…)
 組織に調教された歩美のオ○ンコは、本人の意識が暴走したため、複雑に絡みつき締め付けてくる。
 昌聖は暴発寸前に締め上げられ、歩美を抱き締め動きを止めた。
「歩美…歩美!落ち着け…お前は物じゃない…僕を感じるんだ…もっと…ゆっくり…」
 昌聖の声が届いたのか、歩美は身体の動きをピタリと止めた。
「そう…ゆっくり…僕を感じて…僕のチ○ポを…歩美の中に入っている物を…愛して…」
 歩美の身体が、プルプルと震えたかと思うと、ぎゅうぎゅうに締め付けていた、歩美のオ○ンコがヤワヤワと動き出す。
「はう〜っ…ごしゅじんさま…きもちいい…きもちいいです…あゆみ…これ…だいすきです…」
 歩美の意識が戻り、SEXが始まって初めて、自分の感想を口にする。

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