ボクの中のワタシ
羽佐間 修:作

■ 第2章 新しいボク8

   ◆

――恵理、、、 綺麗だ、、、

 陶磁器を思わせる白くきめ細やかな恵理の肌はほんのりと赤みがさし、ブラジャーを押し上げる乳房は魅惑的なフォルムで盛り上がり、レースのトップから小さな乳首が透けて見えていた。

 うなじに唇を這わすと恵理の身体はピクンと跳ね、甘い吐息を漏れる。

――興奮してるんだね、恵理、、、

  ブラジャーを外すし、こぼれ出た乳房に竜之介はむしゃぶりつく。

「ああ………あ…………」

 竜之介が乳首を口に含み吸い上げ、舌先で転がすと、恵理は切なげな声をあげて身体を震わせる。

「………ィ……ヤ!! あぁっ……あぁ……あぁ……」

 よほど感度が良いのだろう、恵理は身体のどこに触れてもビクンと身体を震わせ押し殺した甘い声を漏らす。

 感じていることを悟られまいとするのか顔を背ける恥じらいの仕草が竜之介を熱くする。

――ふふっ、このショーツ、、、

 魅惑的に張り出すヒップを包む白く輝くショーツは、先週恵理に勝負下着と称してプレゼントしてもらった竜之介とお揃いのシルクのショーツだ。

――恵理の勝負下着だったんだね

 恵理がどんな思いでこのショーツを着けてきたのか想像すると愛おしさがこみ上げてきた。

 乳房の弾力を楽しんでいた右手をすべらかなショーツの恥丘に移し、中指を布地の上からクレバスに添わせる。

 ピクンと恵理の身体が跳ね、切なそうな吐息が漏れた。

――可愛い、、、

 中指にはぷにぷにとした感触と熱い湿り気が伝わり、既に恵理の秘部が熱く燃えていることを感じさせる。

「あぁぁぁ、、、 お願い、、、 私の身体を、嗤わないで、、、」

 ショーツの上端から指を滑り込ませようとすると、恵理が竜之介をギュッと抱きしめ、泣きそうな声で囁いた。

――わらう?!

 ショーツに潜り込んだ指はしっとりとした肌の感触の後、いきなり濡れそぼった粘膜に触れた。

――毛がない?! あっ! 恵理は陰毛がないことを恥ずかしがっていたんだあ。 くふっ

「うふっ。 恵理、ボクと一緒だね」

 恵理の耳元で囁くと恥ずかしそうに恵理は頷いた。

「剃ってるの?!」

 恵理は首を振る。

「生まれつき?!」

 恵理はこくりと頷いた。

「ボクだって写真で見られてるけど毛が無いココを恵理に見られるの、恥ずかしかったんだよ」

 竜之介は、痛いほどに固く勃起した無毛の股間に恵理の手を導き、ペ○スを握らせた。

「あぁっ…あん、、、 熱い、、、」

 躊躇いがちに竜之介のペ○スに手を添え、恥ずかしそうに顔を伏せる恵理が竜之介には可愛いくて仕方がない。

「恵理をよく見せて」

「あっ、いやっ! ダメッ、、、 見ないで、、、ああぁぁぁ、、、」

 竜之介は身体を起こし、恵理の開かれた股間の前に座る。

「ああ、、、 やだっ、、、 お願いっ、、、 恥ずかしい、、、」
 
「綺麗だよ、恵理。 凄く濡れてる、、、」

 薄紅色に充血した花弁はかすかにほころび、内に潜む肉芯から蜜液があふれでていた。

「! …… あっ! ぅん……ん……」

 指を差し入れると、その中は燃えるように熱く、複雑な紋様を刻んだ肉襞が指にまとわりついてくるのだ。

――な、なんだこれ、、、 すごい、、、 もう我慢できないっ!

 竜之介は恵理の大腿を両脇に抱えあげ、一気に怒張を恵理の中に埋めた。

「んあゥ……あうんッ……んんーーーーーーーーー!!」

 恵理は身体を剃り返し、腰をうねらせ竜之介の怒張を強烈に締め付けてくる。

「ぐっ…… あああ。 凄いよ、恵理の膣(なか)! なんか別の生き物が棲みついてるみたいだ、、、」

 恵理が身体をよじるほどに熱くたぎる淫肉は竜之介の肉竿に絡みつき、絞めつけながら奥へ奥へと引き込もうとする。

――あぁぁ、、、 やばいっ、、、

 挿れて直ぐに果てるなんて恥はかきたくはない。

 今にも爆発しそうに昂った竜之介は腰の動きを止め懸命に堪えようとするが、恵理の媚肉は竜之介の怒張に絡みつき、痺れるような快感を送り込んでくる。

 昂った恵理が竜之介の首にしがみつき、唇を重ねてきた。

「! ゥゥン! ン!!」

 舌を入れると恵理も熱い舌を絡めてくる。

――あぁぁ 恵理、、、 口の中まで気持ちいいよぉ

「だめぇ……あぁ……あぁ…… ハァ…ハァ…あぁぁ…」

――なんて気持ちいいんだ、、、 もうダメだ!

  竜之介はしゃにむに腰を振り、恵理に挑みかかった。

「ああぁぁぁぁ、、、 もうおかしくなっちゃう…ああっ」

「恵理〜〜〜〜!」

 竜之介は熱いオスの情熱を、恵理の蜜壺に叩きつけた。

   ◆

 二人は明け方近くまで何度も愛し合った。

 快感が昂ると、慎ましげで恥ずかしがりの恵理からは想像できない妖艶で淫らな痴態に竜之介は夢中になった。

 恵理は数え切れないほどに絶頂を迎え、しまいには絶息したのかと思うほどに身体を痙攣させ、気を失ってしまったのだ。

――うふふっ

 ひと足早く目覚め、隣でスー、スーと寝息を立てて眠る恵理の横顔を見ていると、男として初めて女性を逝かせた瞬間を思いだし、とても誇らしげで満ち足りた気分が竜之介を包む。

「あっ、、、」

「おはよっ、恵理」

 竜之介は目覚めた恵理のまぶたに優しくキスをした。

「おはよっ、、、 竜之介さん、、、」

「すんごくHで、素敵だったよ、パイパンの恵理ちゃん」

「やだっ、、、 もう、、、」

 竜之介は恥ずかしがって身体を反転させた恵理を背後から抱きしめ、乳房を両手で包みこむ。

「恵理。 愛してるヨ」

「、、、私も、、、愛してる、、、 あっ、ダメっ、、、 早くお家に帰って着替えなきゃ、、、 あん、、、」

「そっか、、、 残念! 月曜日だよね」

 竜之介は夢のような時間から現実に引き戻され、乳房を揉みしだく手を止めた。

「うふっ。 今日から恵理はボクのカノジョだ」

「うん。 今日からワタシは竜之介さんのカノジョです」

 好意を持つ男女が初めて身体の関係を結んで迎える朝、二人に流れる独特の気恥ずかしく甘い空気が竜之介と恵理にも流れる。

 竜之介は恵理を抱きしめ、長い至福のキスを堪能してベッドを出た。

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