ボクの中のワタシ
羽佐間 修:作
■ 第4章 翻弄10
『飲みなさい』
「はい、、、」
カプセルを口に含み、水で流し込む。
『口の中を見せて』
竜之介はCCDカメラに向かって大きく口を開けた。
『はい、ちゃんと呑み込んだわね。 いつものように胃の中で溶けるまで暫く話しましょ』
「はい、、、」
その時、チャットへの招待メール着信のチャイムが鳴った。
――トミオカ? tomioka▽※@live.jpって、、、 富岡、、、
許可を選択すると、画面に現れたのは予想通り富岡警部だった。
『ふふっ。 随分オッパイらしくなったな、みちる』
「あぅ、、、 はい、、、」
『それと少しは陰毛、生えてきたのか? 見せてみろ』
「はい、、、」
竜之介は伸びあがり下半身をCCDに向けた。
『ふふっ。 それらしく生えてきたじゃないか。 パイパンは俺の趣味じゃないからな。 かといって剛毛も辟易だからちゃんと手入れはするんだぞ』
「はい、、、」
「あっ、はい、、、 い、いいえ、、、 まだ、、、」
『チッ、、、 ちゃんと見ながらオナってケツ穴を鍛えとけって言っただろうがっ!』
「、、、ごめんなさい」
『今直ぐに再生しろ。 大きなボリュームでな』
「、、、はい」
あの時の恥ずかしい姿がケースにもDVDにもプリントしてあり、捨てるに捨てられず本棚の奥深くに仕舞い込んであったDVDを取り出す。
――あぁぁぁ、、、 こんな恥ずかしい映像、、、
竜之介はあの日の出来事を思い出し、胸をざわつかせながらプレーヤーにセットし、再生ボタンを押した。
――いやぁぁ、、、
大きな文字で『速水竜之介 初ケツマ×コ』と書いたキャプションが浮かび上がる。
そしていきなりア×ルを犯されている動画が現れた。
(抜かないで〜! もっと〜! チ×ポ〜〜! もっとくださいぃぃ〜〜)
――う、うそ、、、 こんなことをボクは、、、
竜之介は2週間前の自分のあられもない姿に驚きを隠せない。
男たちにア×ルを犯されながら、更なる凌辱をねだるはしたないあの時の竜之介がそこにいた。
「いやあぁぁぁ、、、」
『くっくっくっ。 それにしてもお前のケツマ×コはいい締りだったぞ」
思わずDVDを止めようとするとすかさず叱責する声が響き、竜之介はビクッと身体をこわばらせる。
『それだけ乳首も大きくなれば少しは感じるようになったんじゃないのか?! 見ててやるから愛撫してみろ』
「あぁぁぁ、、、 恥ずかしい、、、」
(ああぁぁぁぁ〜〜〜 ケツマ×コ、気持いいですぅ〜〜〜〜 ひぃ〜〜〜)
竜之介は恥ずかしい自分の喘ぎ声を聞きながらオズオズと少しシコリだしている乳首に指を這わせた。
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