ボクの中のワタシ
羽佐間 修:作
■ 第5章 カラダ8
次のBOXでは見るからに男と分る二人が抱き合って唇を重ねている。 通り過ぎる時、片方の男と目があった。
顔が隠されていても無様な姿を見られる恥ずかしさに竜之介はクラクラしてしまう。
そして店の奥の透けたカーテン中で腕を背中で拘束されている女が男の上にまたがり激しく腰を動かしているのが見えた。
「ここの仲間に入れてもらえ」
富岡がカーテンを開けると、それを察した女は呻き声を漏らし、恥ずかしいのか身体をよじって顔を隠そうとした。
その顔は目隠しで視界を塞がれ、口には開きっぱなしなる金属製の枷がはめられて涎が糸を引いて垂れている。
女の身体が上下するたびに秘貝を割り裂く白濁した淫汁にまみれた男の剛直がグチュ、グチュと卑猥な音と共に見え隠れし、開きっぱなしの口からこぼれる呻きは明らかに愉悦の色を帯びていた。
「ふふっ。 羨ましいのか?! さあ、外してやろう」
シリンダーの根元に仕込まれていた強力なゴム製のパッキンがペ×スの根元に移されると、竜之介は思わず呻き声をあげた。
そして空気が注入され、シリンダーがペ×スから取り外された。
「ははっ。 随分でかくなったなあ」
「ああぁぁぁ、、、」
ギンギンに充血したペ×スは勃起というより鬱血した状態で、かつての倍ほどの大きさで直角に起っていた。
「これでお前のフニャチンは疲れ知らずの勃ちっぱなしだ。 この女を逝かせるのを手伝ってやれ」
竜之介は富岡に抱きかかえられ、マットの上に転がされた。
◆
腕を拘束された不自由な体を竜之介は女の身体に預け乳房に顔を埋める。
しこった乳首を口に含み、舌で乳首を転がし、甘く噛んでやると女は身体を震わせ、呻き声を漏らす。
「こいつ、クリ○リスの責めに弱いんだ」
女を背後から抱く男の言葉に従い、腹から臍へ、そして下半身へと丁寧に舌を這わせていく。
濃いめの陰毛から覗くぷっくりと充血した陰核に舌を這わせると、女の身体がビクンと跳ね、その拍子に噴き出した愛液が竜之介のマスクに掛かかった。
「あうっ、ああ、おおおお……」
言葉を奪われた女の喘ぎ声は、獣の咆哮のような響きだ。
快楽の極限に追い込まれた女の放つ悲鳴のような咆哮は、竜之介の被虐の官能を揺さぶり、愛撫をしているだけなのに腰の辺りの疼きが全身に拡がってくるのを感じていた。
「次はケツを掘るぞ!」
女の背中越しに男の声が頭上から響く。
そして男はペ×スを挿入したまま軽々と女の身体を反転させ女の背中を竜之介の方に向けた。
「おいっ! ア×ルを舌でほぐしてやってくれ」
「、、、はい」
竜之介は目の前に晒された女のア×ルに息を飲む。 こんなに間近で女性のア×ルを見たことがなかった。
皺が放射状に拡がる排泄器官は盛り上がったり、沈んだりを繰り返し、まるで別の生き物が呼吸しているように見える。
――この小さな穴にこんな太い物が入るのだろうか?!
目の前のヴァギナを串刺しにしている剛直をみて竜之介は女を可哀そうに思った。
しかしこの女が犯された後にはこの女と同じように、自分がこの太いペ×スで犯されるに違いないのだ。
竜之介は女のア×ルに唇を這わせ、優しく舐め始めた。
女がア×ルへの愛撫に反応を示すようになると、舌を窄めア×ルのトバ口を揉みほぐすように抜き差しを始めるが、不自由な姿勢で屈み続けているとすぐに身体が痺れてきた。
「ふぅ〜〜」
竜之介は身体を起こしてぺたりと座りこみ、目の前の女の身体を何気なく眺めた。
「えっ、、、」
――この痣は、、、
竜之介の視線は女のヒップの右側部にある蝶の形の痣にくぎ付けになった。
――まさか?! ボクしか知らない明菜の秘密の蝶の痣、、、
明菜には右の尻たぶにお風呂上がりや、愛し合って興奮が昂った時に現れる蝶の形に似た赤い痣があった。
ペ×スを中心に艶めかしく揺れる女の後姿を確かめるように竜之介はじっと見つめる。
「ふふっ。 やっと気付いたのかな?! 捨てた女は思い出させやしないか?!」
いつのまにか背後にいた富岡が竜之介の耳元で囁いた。
――捨てた女って、、、 やはり明菜か、、、
そう思ったら愛液の匂いもラヴィアの形も明菜のそれに似ていたような気がしてきた。
――なぜ明菜がこんな目に、、、
「ウソでしょ?! そんな、、、 どうして?!」
竜之介は怒りがこみ上げてきて声を押し殺して富岡に聞く。
「ふっ。 お前のせいだぜ」
「どっ、どういうこと?!」
――ボクのせいって、、、
「お前を守ってやろうとしてやったことだ。 この女がお前に会社でいつばれてもおかしくないムチャな嬲り方をしてると橋本に聞いたんでな。 口止めに輪姦してやったら、よく絞まる良い道具持ってやがるしマゾっけたっぷりだったもんで今本格的にマゾ奴隷に仕込んでいる最中だ」
竜之介の乳首を指先で弄びながら富岡が耳元で嬉しそうに言った。
――そんな、、、 ひどい、、、
「マゾ奴隷だなんて、、、 許してやってください! お願いします」
「はははっ。 元カノに対する憐れみか? 許すも何もこいつの腰の振り様を見てたろうが。 嫌々だったか? 俺はこいつの素質を開花させてやっただけだよ」
「ひどい! あんまりです、、、」
「四の五の言ってないで、こいつをその逞しいチ×ポで悦ばせてやれ。 お前だと名乗ってもいいぞ。 ふふふっ」
富岡は笑いながら竜之介を力づくでマットに押し倒してのしかかってきた。
「いやっ、赦してっ!」
逃れようとしても手が後手に拘束されているので、足をバタバタさせるのが精いっぱいの抵抗だ。
「おまえ、この女のア×ルを知らないだろ。 最初は凄く痛がってたが、2,3日調教してやったら今じゃオマ○コより感じやがる。 やってみるか? それとも懐かしいオマ○コがいいか?」
「いやぁ〜っ! やめてっ うぐぐぅぅ、、、」
富岡に肘でぐいっと喉を押さえつけられると、まったく息ができない。
「何を拒む理由がある?!」
――死んじゃう、、、
富岡の目に底知れぬ恐怖が走った。
「こいつと二人でマスクと目隠しを取って仲良く復縁のセックスならいいか?」
富田が耳元で囁きながらマスクの首に指を差し入れてきた。
――そんなことは絶対にダメっ!
声が出せない竜之介はイヤイヤと懸命に首を振った。
「じゃあ大人しくそのチ×ポでこいつを悦ばせてやれ! わかったな」
竜之介がコクリと頷くと喉を押さえつけていた肘が離れた。 激しく咳き込む竜之介を見下ろし富岡はニヤリと笑う。
息が落ち着く間もなく、明菜を大股開きで抱えた男が仰向けの竜之介の腰を跨ぎペ×スを目がけて明菜の腰をおろしてきた。
見上げる明菜の秘部は愛液で濡れそぼり、充血した花弁は開き切っている。
「さあ、新しいチ×ポをご馳走してやろう」
男が竜之介のペ×スの位置を確認し、ゆっくりと明菜を腰に降ろしズブズブと竜之介のペ×スを根元まで埋め込んでいった。
「う、うぐ、うごふぉっ〜」
明菜は呻き声を発し、さかりが付いたメス犬のように腰を押しつけ、竜之介のペ×スをきつく喰い締め自ら快感を貪りだす。
「さあ、念願の二本刺しだ。 たっぷり楽しめよ」
仁王立ちしていた背後の男が明菜の身体を竜之介の胸に押し倒し、そしていきり立った剛直を明菜のア×ルに挿入してきた。
「ぅん……ん……」
明菜の唸り声と共に竜之介も思わず声を漏らしてしまう。
薄皮1枚隔てて男のペ×スが腸壁に侵入しているのがカリ首の張り具合まで分るほどはっきりと伝わってくる。
男がゆっくりと腰を動かし始めると明菜は首を振りながら獣のような唸り声を間断なく漏らし、竜之介のバストにだらだらと涎を垂らしてくる。
――あぁぁ 気持ちいい 何て締めつけなんだ、、、
明菜の肉襞は竜之介のペ×スをきゅうきゅうと締めつけ妖しい蠢きで包みこみ、奥へ奥へと引き込もうとする。
背後の男が呻きながらせわしなく腰を叩きつけ、明菜も切羽詰まった呻きを漏らしはじめた。
そして二人は頂点に達し、咆哮を放ちながらガクガクと身体を揺すり絶頂を極めた。
竜之介も絶頂に喘ぎ、きつく収縮する明菜のヴァギナの快感にとっくに限界を迎えていたのだが、根元をゴムパッキンできつく締められているため逝くに逝けない地獄にのたうっていた。
最後の瞬間を迎えられない竜之介の上に快感に満ち足りて力が抜けた二人の身体が覆いかぶさってきた。
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