ボクの中のワタシ
羽佐間 修:作

■ 第5章 カラダ10

「げっ!? なんだよ、その格好、、、」

 富岡が疲れきって横たわる竜之介を愛おしそうに眺めている怜奈ママに笑いながら声をかけた。

 怜奈はスケスケの黒いビスチェとショーツを身に着け、赤いパンプスを履き、ショーツからはいきり立った逞しいペ×スが顔を覗かせている。

「あら、随分なおっしゃり方ね〜」

「ふふっ。 金を貰ってもお前のそんな姿を見るのは勘弁してもらいたいもんだ。 で、お前さん、こいつで遊ぶつもりなのか?」

「ええ。 いいでしょ?! さっきのお客さんが奥の部屋に明菜を連れて行っちゃたし〜。 いつも協力してるんだからこれくらいご褒美をくださいな」

「う〜ん、、、 少しだけだぞ。 こいつのペ×スの血を止めて随分になるからなあ。 いい加減にしないと腐っちまう」

「そうね。 わかったわ。 でも腐っちゃったらちょん切っちゃえばいいわ。 うふふっ」

 そう言うなり怜奈はマットの上に飛び上がり、竜之介を仰向けに寝かせ、そそり立ったままの竜之介のペ×スにたっぷりとジェルをたらして愛おしそうに万遍なくしごくようにまぶす。

「あぁぁぁ、、、 もう赦してください、、、」

――あぁぁ、、、 どうなるの、、、

 幾たびもア×ルにペ×スを挿入されたことはあっても、ア×ルに挿入するのは初めての事だ。

 再び始まった生殺しのような快楽が始まる予感に、竜之介は苦悶の表情を浮かべ身体をよじる。

「貴方もいつまでたっても逝けないから苦しかったでしょう?! 楽にしてあげるから一緒に楽しみましょ」

 怜奈は舌舐めずりをしながら竜之介の身体を跨ぎ、ショーツの股ぐりをずらしてペ×スに狙いを定め、腰をゆっくりとおろしていく。

「んあゥ……あうんッ…… いいわあ」

 竜之介のペ×スはずぶずぶと怜奈のア×ルに呑み込まれ、怜奈が感極まった喘ぎ声を洩らす。

「ねえ、ねえ。富ちゃん! この子の精液、私が頂いてもいいんでしょ?」

 呆れて立ち去りかける富岡に怜奈が甘えた声をかけた。

「好きにしろ。 ただし欲張るな。 そうだなあ、10分。 10分だけだぞ」

「ありがとっ、富ちゃん! 大好きよ!」

「うるせえ〜!」

 富岡の姿が消えるとカーテンを閉じた怜奈は、竜之介のペ×スを軸に狂ったように腰を振り始めた。

「みちるちゃん、いいわ〜〜っ! 凄くたくましいわ、あなた」

 怜奈は野太い喘ぎ声を吐きながらガクガク腰を振り、込み上げてくる肛悦に溺れ痴れる。

「ハァ…ハァ…あぁぁ…もうおかしくなっちゃう…ああっ」

 竜之介もこの夜、幾度目かの果てない絶頂に向かって昇り詰めていく。

「みちる! 逝く時は私と一緒よっ! あぁ……あぁ…… 一緒に行くのよ〜」

 怜奈は包装用の紐を切る輪状のカッターを竜之介のペ×スの根元のゴムパッキンに差し込み、その時を待つ。

「いっちゃう! 怜奈、イク〜〜っ 一緒にいくのよ! みちる〜〜〜!」

 怜奈が後ろにのけぞりながら、カッターを引くとパッキンがブツッと切れた。

「あうっ、ああ、おおおお……出ちゃう、でちゃう〜〜〜〜っ」

 とっくに限界を超えていた竜之介は気が狂いそうな快感に貫かれ、怜奈の腸腔に抑えに抑えていた精の塊がとめどもなく吐きだしていく。

 なぜか溢れ出る涙は竜之介の顔を濡らし、身体中の体液が出て行くような感覚に竜之介は身体を震わせ酔い痴れていた。

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