千佳
木漏れ日:作
■ 36
翌朝。
午前6時。
しのぶさんが起こしにきた。
「お風呂入って下さい…。」
私は慌ててお風呂に入った。
お風呂を出ると甘い香りのパウダーを塗られた。
食事をした。
今日の持ち物はカードだけ。
カード入れには紐がついている。
私はそれを首から下げる。
それが決まりだ。
ほかに身に着ける物は何もない。
「迎えがきました…。」
しのぶさんが呼びに来た。
バスは門の前に停まっていた。
サンダルを脱いでバスに乗る。
バスの窓に白いカーテンが掛かっていた。
皆が目礼をする。
私も目礼を返した。
バスは発車した。
途中何人か乗車してくる。
そのたびに目礼を返す。
学校に着いた。
グランドで朝礼があった。
教師は服を着ていた。
生徒は全員裸だ。
終わって教室に戻る。
担任が言った。
「採便と検査を行います…。」
「では一番…。」
クラスのリーダーが声を掛ける。
「はい…。」
出席No.1の子が前に出てきた。
私達と教師に向かって一礼する。
教壇の脇にベットが置かれていた。
「上がって…。」
教師の声に頷きベットに上がる。
そして……
私達の方にお尻を向けた。
「もう少しお尻を上げて…。」
「ハイ…。」
彼女はお尻を上げる。
オマ〇コも尻の穴もむきだした。
私は体が熱くなった。
教師は右手にガラス棒のようなものを持つと立ち上がり彼女の肛門に挿入した。
「ああ…。」
彼女の口から苦しげな声が漏れる。
ゆっくりと棒が抜かれる。
ガラス棒の先が茶色に変色しているのが見える。
「……あの…。」
「おトイレに行きたいの?」
「ハイ…。」
「行っていいわよ…。」
「ありがとうございます……。」
そう言うと教室を出て行った。
これが何度も繰り返され私の番になった。
ベットに上がった。
体が熱い。
とっても気持ち良かった。
棒が体の中に入ってきた。
ちょっとだけ苦しかった。
棒の先から何か出てきた。
薬液のようだ。
暫くすると強い便意が襲ってきた。
私も慌ててトイレに急いだ。
トイレは混んでいた。
やっと一つ開いて座った。
「ブーブリブリ……。」
便が出てきた。
私は悲しくなった。
涙が出てくる。
だが嫌ではなかった。
心の奥底でそれを望んでいる自分がいた。
ウオシュレットで綺麗にした。
教室に戻る。
授業が始まった。
普通にしていても体が軽い。
(なんて気持ちいいの…。)
そう思った。
授業は普通の学校と変わらない。
いや、むしろ厳しい。
この学校には女しか居ない。
ちょっと残念。
もう一つ。
必ず部活に入らなければならない。
まだ決めていない。
昼。
ランチルームに移動する。
おしゃべりはない。
皆黙々と食事する。
教室に戻る。
気がついた事がある。
それは皆陰毛が無い。
綺麗な縦筋。
何かあるんだろうか?
帰ったらしのぶさんに聞こう。
放課後。
「千佳さん…。」
担任に呼ばれる。
「はい…。」
「ちょっとお話があるの…。」
私は担任の後に着いてゆく。
談話室。
プレートにはそう書いてある。
担任がドアを閉めた。
「座って……。」
「はい…。」
■つづき
■目次
■メニュー
■作者別