鈴宮ハルキの憂鬱
なぎぃ:作

■ ハルキ編3

その衝動は一瞬でキョンの運動神経を刺激した。

胸に置かれた手は服の下に潜り込み、直接ハルキのやわらかな乳房に接触する。
もう片方の手は、短いスカートの下を這い回っていた。
胸に当てられる手は、先ほどの優しさを忘れ欲望のままに動いている。
突起をつまみながら指先を器用に動かし、その形を作りだしてゆく。
下に進められた手はやがて行き止まりに到達する。
真ん中を指でなぞると、ハルキの体が大きく浮いた。

「あっあうぅ............っ!」

隠しきれない快感を声に出し、ハルキは顔を赤らめる。
こんな顔、初めてかも知れない。いや、前にあっただろうか?

ちょっとした回想が、またキョンの悪戯心をくすぐる。
下に這う手は更なる行動を開始した。

無防備に飾られる布の奥へと指を進入させ、中の状態を確認する。
茂みの中に指を触れさせてみると、そこは確かに湿っていた。

「感じてるのか?」

真面目な顔を絶やさず、自分なりに優しい声を出してみたつもりだ。

「う........うるさいわねっ.....」

まぁ、そんなお前も可愛いぞ。ハルキ。

二人の淫らな行為に拍車をかけたのは、部室棟に飾られている時計の針だった。
流石に、高校生と言えど家の者が心配する時間帯だ。

本当はもう少し、こうしていたかった。
もっと、ハルキを知りたかった。

「ハルキ.............」

今度は、お前が俺を知る番だ。

上の手をハルキの頬に寄せ、また、一つキスをした。
今度は、何の抵抗もない。
口の中で舌が絡み合い、くちゅくちゅと音を立てる。
その間に、下の手はハルキの下着を奪った。

指で慣らしている時間は無い。

キスをしながらも、キョンは自分のベルトを緩め、既に勃起している性器をさらけだした。
下着をとられ、露わになったハルキのそこに、自分のモノをあてがう。
愛液で濡れた入り口は触れるだけで熱を感じ取り、また溢れ出る。

「力、抜けよ...........」

その刹那、ハルキに激痛が走った。
「ぐっ」と低い唸りをあげ、キョンのモノを受け入れる。
だがその部屋は狭く、外部からの進入を決して許さない。
キョンは一気にハルキを突き上げた。

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