晴美携帯電話調教
はなまる:作
■ 4
いくら制服を着ているとはいえ、下着を着けずに外にでるのは躊躇われた。
乳首が制服とこすれて敏感になってくる。陰部が直接空気に触れ、何も着ていないような錯覚に陥る。
少し遠回りをしてできるだけ人通りの少ない道を通っていくが、駅前はそうも行かない。
かばんで胸を押さえながら、早足でホームに駆け込んでいく。
恥ずかしさをこらえて乗り込んだその車両は、立つ場所を確保するのも困難なほどに満員だった。
ドアが閉まり、電車が発信する。
とにかくこれで『命令』は終わったんだ……。ほっとする晴美の太股に違和感が走った。
生暖かい何かが這い上がっていくような感覚に体をふるわせる。
痴漢されてる! 振り返って痴漢の顔を確認しようとしたときに、晴美の耳に囁かれる言葉。
「写真。ご主人様。命令されてるんだろう?」
そんな三つの単語。それだけで晴美の動きは凍りつく。
それを隙と見たのだろう。太股からスカートの中に痴漢の手が滑り込む。
痴漢の手を押さえようとするが、その腕を押さえられる。
もう片方の腕も押さえられ、制服の上から胸を揉まれる。
まるで申し合わせたかのような動き。包囲網は一瞬で完成し、晴海はその真ん中で両腕を押さえられ立ち尽くす。抵抗できない晴美の体を、複数の手が愛撫しはじめた。
でけぇ胸だぜ。弾力あるし張りもある。若いっていいねぇ」
「や……直で、胸……こね回さないでぇ……」
制服の下からもぐりこんだ男の手は晴美の乳房を揉み始める。
力強く、大胆に。遠慮を知らない男の手。
他の痴漢たちに見せ付けるように上下に揺らし、時々乳首を人差し指と親指でこね回す。
晴美の胸は男の手の中で形を変える。そこから逃れようと歪み、だけど逃れられずに思うが侭になる。
「いいシリしてる。上玉だ」
「そこ、ちが……! ひぁ……う!」
スカートの中に滑り込んだ痴漢の手は、晴美の尻を直でなでる。
ヒップラインを丹念に撫で回す。少女の感度を試すように優しく。時に強く。
晴美の過敏な震えと息の乱れを察知し、その手は菊座のほうに伸びてゆく。
まずは人差し指でその入り口をなぞるように。
嫌悪感と未知の快楽が少女の顔に混じるのを確認すると、その指をえぐる様に菊座の中に進めていく。
未開発の穴の抵抗は強く、指はなかなか進まない。
だがそこから少女にもたらす感覚が、少しずつ抵抗を弱めていくだろう。
ゆっくりやろう。どうせ獲物は抵抗しない……。痴漢はそんな笑みを浮かべた。
「オジサンが気持ちよくさせてあげるからね」
「え……。震えてる……何? うぁ……しびれるぅ!」
そしてスカートの中にもぐりこむもう一つの手。それは晴美の陰部に迫る。
内股を閉じてその侵入を防ごうとしたが、別の痴漢の手が晴美の太股に伸び、その動きを止める。
男の手は晴美の陰部の入り口を探し当てると、そこに何かを押し当てる。
冷たい卵状の何か。それは晴美の女陰の入り口で振動する。
小刻みに震えるそれは、さざ波となって晴美の膣を震わせる。敏感な女性器はその振動を快楽に変え、晴美の脳を揺さぶる。
ローター。その存在は晴美も聞いたことがあった。友人とそんな話をしたことがある程度。
それがこんなに気持ちいいなんて……。
ローターの振動に晴美の膣は次第に濡れ始め、少しずつローターは埋まっていく。
それが中に入るにつれて晴美の息は荒くなり、男たちの愛撫に抵抗する力も弱まっていった。
「だ……め。人、見てる……。こえ、出ちゃう……!」
「はっ。下着つけずに電車に乗る痴女のクセに、ウブな反応だぜ」
「そんなコトいわれると、意地悪したくなるな。クリト○スにローターを当ててあげよう」
「んっ! は……っ!」
「はは。いま軽くイッたな。ア○ルしぼみやがった」
事実を指摘されて、晴美は俯き顔を紅くする。
達した体は小刻みに震え、その膣から流れる愛液は太股を伝わっていく。
痴漢の一人がそれを指で掬い取り、その指を晴美の口に持ってきた。
「お前のマ○コ汁だ。舐めな」
突き出されるその指を、晴美は無意識でくわえ込む。口の中で丹念にその指を舐め始めた。
命令されることに逆らえない。快楽とともにMの刻印が心に刻み付けられていく……。
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