晴美携帯電話調教
はなまる:作
■ 10
「皆の前で裸になって興奮してるのかな?」
「…ちが…う。こんな…の…」
「強情だね、お姉さん。それじゃあ…」
「…っ! やぁ、舐め…そんなところ舐めちゃ…!」
晴美の股間に舌が這う。
ぴちゃ、ぴちゃ。唾液と愛液が交じり合い、音が立つ。
器物のような単調な攻めではない。晴美の感じやすいところを探るように舌は蠢く。
やがて舌は晴美の一番感じる場所を探り当てる。今度はそこを執拗に攻め始めた。
状況を忘れ、晴美は昇り始める。
「ああ…いい、はぁ…!」
「気持ちいい? ボクにオ○ンコ舐められて気持ちいいの?」
「いい…、『ご主人様』の舌、すごく…!」
「ふぅん……だけどここでイカれても面白くないんだよね」
晴美が再び絶頂に達する寸前、舌は陰部から離れる。
イク寸前で止められた晴美のアソコは、もう一押しを求めて熱く燃え上がっていた。
その熱は晴美の理性を溶かす。淫乱な炎がオトコを求め、脳を焦がす。
自然と手が性感帯に伸びるが、それはすぐに止められた。
「イキたい?」
その質問に即座に晴美は頷いていた。
欲しかった。この体に突き抜けるような衝撃を。甘い官能を。
「じゃあお姉さん、『お願い』しなくちゃいけないね。ボク達に」
男たちの薄ら笑いする声が聞こえる。
その言葉を言えばどうなるかぐらいは、容易に想像できる。
だけど、このまま放置されることは耐えられなかった…。
「イカせて……。お願いイカせて……!」
恥じらいを捨てて、晴美は口を開く。
犯される。目隠しをされ、誰とも分からない相手に処女を奪われる。
それが恐ろしくないわけがなかった。
だけど、体の疼きはその恐怖さえ押さえ込むほど熱い。
この状態で止められることのほうが、彼女にとっては耐えられなかった。
「ダメだよ、そんな程度じゃ。何をしてほしいのかはっきり言わなきゃ」
「そんな!」
「イキたいんでしょう? ほら、ボクたちに何をしてほしいの?」
『ご主人様』の指が晴美の秘所の入り口をなぞる。触れるか触れないかの微妙なタッチ。
もどかしい。腰を動かしてその指を受け入れようとするが、それを察したのか指は離れていく。
「オ○ンコに……何か入れて……」
「オ○ンコって誰の?」
「晴美の……晴美のオ○ンコに入れて……」
「ふぅん……何を入れて、どうしてほしいのかな?」
「アツくて……太いものを……晴美の膣内に……」
「最初から。誰のナニを、どういうものでどうういう風にしてほしいのか、具体的に言ってごらん」
晴美は、捨てる。
「晴美のオ○ンコの中を、貴方たちのオ○ン○ンでグチャグチャにいじめてほしいの!」
恥じらいを。処女を。普通の学生生活を。
女陰にあてがわれる肉棒の感覚。
もう逃れようと抵抗などしない、早く早くと心臓の鼓動が高鳴る。
十分に濡れた膣内は、処女の締め付けを保ちながらオトコを受け入れた。
「あー! ああっ!」
「おい、本当に初めてなのか? すげー、気持ちいいぜ」
「ケツのほうも、クスリ使えばいけるんじゃねーのか?」
「それよりムネ! このムネでヤリてぇ!」
「あわてなくてもいいよ。今回だけじゃないんだし」
今回、だけじゃない……?
肉棒に貫かれながら、晴美はその言葉を聴く。
だけど問い返すことはできなかった。体を貫く感覚に全てを奪われる。
そんな理性は彼女になかった。
もう皆川晴美は肉欲におぼれるオンナ。
この場にあるオトコたちのモノでしかなかった。
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