百花繚乱
百合ひろし:作

■ 閑話休題11

Sec. 4 その他

社長「さっきも出てきましたけど、名前はどうやって決めたのかしら?」
百合「繰り返しになるところもあるけど、亜湖とさくらは妄想時から亜湖とさくらだったよ。但し名字は無かった。亜湖はある集落の名前を元にして字を女性らしくして、さくらは兎に角『さくら』という名の可愛い娘にしたかった」
生徒会長「長崎とか宮田とかはさっき言ってたもんね」
百合「あと言ってなかったのは美紗か。後プルトニウム関東かな」
美紗「あたしはどうだったんだ?」
百合「実は某アニメのキャラが元ネタ。ほら、みしゃさんとしあさん(態と平仮名表記)がいる『ぴ』から始まるアレ」
一同「ええーーーーー!!」
美紗「mjsk?」
百合「こんな萌えアニメから名前が来るなんて意外でしょ」
美紗「意外すぎだよ」
香(驚きを隠せず動揺している)「でも、なんで本名にしなかったのよ?」
百合「なんでだろーなんでだろ。美沙子の方が言いやすかったからだよ。美紗から近い読みを考えたら自然に美沙子になった。因みに成田は後付けだけどすんなり決まったよ」
美紗「センスが分からないけど、まあいいか」
百合「次はプルトニウム関東」
関東「確かに知りたいな」
百合「ダイナマイト関西知ってるでしょ? 知らない人挙手」

香、亜湖、さくら、美紗

百合「元々プロレスを知らない人はダイナマイト関西知らないか」
かえで「でもその名前を文字ったにしてはおかしいわ」
良「文字るならTNT関東の方が合ってるよ」
百合「爆発力が比較にならないでしょ?」
関東「そっか! 確かにプルトニウムは半端ねえ!」
百合「そう。町一つ軽く吹き飛ばせる威力と、規模が関西より巨大な関東を掛け合わせた訳」
関東「成程……ってオイ! ならなんであたしは負けシーンばかりなんだよ!」
かえで「名前負けしてるからよ」
香「実力がその程度なんだから仕方ないじゃないの」
関東「テメェ等、ブッ殺すぞ!!」
亜湖「こ、こんな所でやめてください」
かえで「あなた等私一人で充分よ」
関東「テメェが勝ったのなんて(小説内では)二回共毒霧じゃねぇか! それが無きゃ弱い癖に」
かえで「ルールで認められてる事やって弱いなんて言われたく無いわ。大体あなたが弱いから食らうのよ。それとも試してみる? 毒霧無しで」
関東「上等だコラァ」
百合「やっぱり組んじゃいなよ。気が合いそうだね、かえでと香は」
良「あたしとプルトニウム対かえでと香? どこで空中分解かな〜」
香「何で私がこんな人と組まないといけないの? 見た目だけ飾って見栄っ張りで学がない人なんて嫌よ」
かえで「私もお断りよ。香、あなたはプルトニウムの次に潰すわ」
香「私には毒霧なんか通用しないわ」
かえで「フン。真っ黒にしてあげるわよ。それにあなた、すれ違う度に私の衣装に色々難癖つけるけど、あなたこそオタク受け狙ってるじゃないの? 有り得ないわ、ブルマなんて」
香「なんですって! かえで、覚えてなさい!」
百合「あ〜あ。三つ巴になっちゃったね」
美紗「全くだ。ちょっと顔合わせりゃすぐ喧嘩になるからな」
社長「馴れ合うよりはずっといいわ。その怒りを試合でぶつけてもらえるしね」
亜湖「でも……止めないと……」
美紗「仕方ねぇなあ」
社長「亜湖さんが言うなら止めましょうか」

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