母はアイドル
木暮香瑠:作

■ 突付けられた罰5

 龍一は、膣の感触を楽しむように腰をゆっくりと送った。恥丘に腰がぶつかるたび、仰向けに寝ても崩れることのない二つの盛り上がりがブルンブルンと波打つ。
「あっ、あっ、あうっ……」
 断続的に呻き声を漏らすまさみの隆起を、龍一は両方の掌で握り潰す。まるで、指に吸い付くような決めの細かい肌と、指を押し返すような張りのある双乳に指を食い込ませた。
「下のヤツ等、お前がこんなに大きなオッパイ、服の下に隠してるなんて知ったらチ○ポおっ勃てるだろうな。ああ、耕平はもう知ってたか、フフフ……」
「いやっ、言わないで……。あっ、あん……」
 龍一が口にした誰にも知られたくない秘密に、まさみは喘ぎながらも屈辱に眉を歪める。
「おまえが言うことを聞いてれば、秘密は守ってやるぜ」
 悔しさに涙を浮かべるまさみ、その表情を苦々しく眺めながら龍一は、肉根がゆっくりと抜き射しさせる。
(見てろ!! お前を堕としてやる。セックス漬けにして、俺だけの性の虜にしてやる。耕平のオヤジなんか忘れさせてやる……)

「俺のチ○ポを咥えるために生まれてきたようなマ○コだな。最高だぜ。奈緒のマ○コは、今までセックスしたどんな女よりも気持ち良いぜ」
「あうっ! うっ、うそよ」
 一気に押し込まれる怒張に膣壁を擦られ、声を詰まらせる。そしてゆっくり抜かれるだび、龍一のカリがまさみの愛液を抉り出す。
「何回射れてもこんなに気持ち良いマ○コ、初めてだぜ。俺たち、相性、バッチリだぜ。お前も気持ちいいんだろ?」
「そっ、そんなことない。気持ち……よくなんか、ない」
 まさみの口とは裏腹に、膣は肉棒を引き込むように脈動する。

(あうっ、だめっ! は、早く逝かさなくちゃ……。みんなに怪しまれちゃう……)
 焦りあかりが増していく。まさみは脚を龍一の腰に廻し、身体を引き寄せた。
「は、早く逝って……。ばれちゃう、遅くなると……ばれちゃうから……」
 まさみは感じているんじゃないと言いたげに、龍一をキッと睨む。しかしその鋭い視線も、龍一が腰を送るたび途切れてしまう。
「こんなに気持ち良いのに、そんなに早くやめれるかっ、うっ!!」
 龍一は、腰に力を込め棹を肉壷の奥深くへと押し込んだ。
「ううっ!!」
 まさみの背中が反り、突き上げられた肉球が大きく波打った。龍一は、揺れる双乳に掌を重ね指を食い込ませる。
「へへっ、乳首が勃ってやがる。掌を押し上げてくるぜ」
「嘘っ!! 乳首、勃ててなんか……いない」
 龍一は、まさみのピンクの乳頭を指で強く摘んだ。
「あうっ! だめえ、そこは……。声が出ちゃう、ううっ!」
「身体は正直だな。感じていいんだぜ」
 龍一は片乳にむしゃぶりつき、もうっぽうの胸を揉む。まさみは、シーツをギュッと掴み、押し寄せる官能を拒むように顔を激しく横に振った。

 チュバッ、チュバッ……
「うっ、うむっ、ン……」
 オッパイをむしゃぶる音とまさみの押し殺した喘ぎ声に、グチュッ、グチュッ……と肉棒が愛蜜を掻き出す音が交差する。
 時折、まさみの顔色を窺うように見てはクリ○リスを押し潰す。
「ひいっ! そこ! だめえ、声が漏れちゃう、下のみんなに聞かれちゃう」
「声を出してもいいんだぜ、奈緒。聞かせたやれよ、下のヤツ等に。おまえの色っぽい喘ぎ声をよ」
 龍一は、官能に包まれつつあるまさみの戸惑いを弄ぶように、腰を送る速度を変化させた。
「いやっ、うむっ、あン……」
 速くなった肉棒が出入りする速度に、まさみは声をくぐもらす。唇を堅く噛み、顔を顰める。
(ふふふ、必死で我慢してるな。お楽しみはこれからだぜ)
 龍一は、すーっと腰を引く。蜜壷が肉棒を吐き出す寸前まで抜いた怒張を、一気に奥深くまで埋め込む。
「はうっ、あっ、ううっ……」
 一気に送り込まれた龍一の腰がまさみの恥丘を撃ち付けると、まさみの口が開き声が漏れる。
「あうっ……。あん、ああん、ううっ……」
 まさみはシーツをギュッと握り締め、背中を仰け反らした。

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