母はアイドル
木暮香瑠:作

■ 染み込んでいく官能6

 背面騎乗位で及川の腰に跨っているまさみ。髪もエプロンも、男たちの白濁液に濡れまさみの身体に貼り付いている。胸当ては胸の谷間で捩れ、その役目を果たしていなかった。メガネは白く曇り、視界さえままならない。
「も、もう……、許して……」
 振り向いまさみが、唇を震わせながら許しを請う。
「何言ってんの? 自分から腰、振ってるじゃない。オマ○コは、もっともっとって言ってるよ」
「そうだよ。中出しされたら痙攣しなが締め付けてたぜ、精液搾り取るように……」
 柴田はまさみの胸で肉棹を挟み込んで、膣の締め付けを味わった感想をまさみに告げる。
「あん、ち、違う……。あっ、ああん……、もう……、辛いの……」
「まさみちゃんのオッパイ、柔らかくて気持ちいいよ。憧れだったんだ、初めて会った時から……まさみちゃんのパイズリ。本当にしてもらえるなんて……」
 下からの突き上げとまさみのくねる腰に揺れる双乳が、肉根を擦り上げる。ザーメンに濡れた肌がヌルヌルと柴田の棹を心地よく刺激する。
「ほらっ、両手で挟みこんで……。もっと強く挟んでよ」
 柴田の手で胸の両脇に添えられた手をギュッと挟み込み込むように押さえつけられる。
「い、いやっ……。こ、こんなこと……」
「舌も使って! ほらっ、先端を舐めて!」
 後頭部を押さえ付けられ、無理やり亀頭に口付けさせられる。
「いやっ! うっ!」
 ザーメンと愛液の交じり合った淫臭が鼻を衝く。
「ほら、舐めて! 舐めろよ!! お前の大好きなチ○ポだろ!!」
 舌を出さないまさみに柴田の口調も荒くなり後頭部を押さえる手にも力が籠もる。
「ううっ、……はい」
 まさみは、舌を伸ばしチロチロと鈴口に舌を這わせた。棹を挟み込む柔肌、肌に張り付いたザーメンが潤滑油になりヌルヌルとした感触……、舌先に先端を擽られ極上の快感を味わった柴田は、それだけで二度目の射精を迎えた。
「うわああっ、うわっ……」
 予期せぬ射精に、情けない声を上げ放たれたザーメンがまさみの鼻から唇を直撃する。
「ぐほっ、ぐほごごご……。いやっ、こ、こんなの……」
 呼吸を塞がれ咽るまさみ。白濁液が顎を伝い滴った。



「はあ、も、もう……」
 違う少年の腰に跨がされ、胸を弄られ下から突き上げられる。膣に何回目の怒張を受け入れているのだろう。メガネは白濁液が膜を作り、目の前の男の顔さえ判らない。
「お尻! お尻!」
 まさみの背中を、オタク系の男が押し前のめりにする。下の少年の胸板にまさみの胸が押し当てられる。少年は、肉球の感触をもっと味わおうと、まさみを強く抱き締めた。
「オッパイ、気持ちいいよ。ツルツルしてて、ヌルヌルしてて……」
 尖った乳頭が、コリコリと少年の胸板を擽る。
「乳首、勃ってるね。僕の胸を擽ってるね」
 少年は、乳首の感触を楽しむように身体を揺する。

「でも……大丈夫かな? ボクのチ○ポ、汚れない?」
 怒張をアヌスに狙いを定めたオタク男は、まさみのことを気遣うのでなく自分の息子の心配をする。
「大丈夫さ。俺と会う時には、どの穴使ってもいいように、ちゃんと浣腸してるはずだから。そうだろ? ま、さ、み!」
 龍一の顔は、白く濁った視界の向うでニヤリと歪んで見える。
「うっ、そんなこと……言わせないで……」
 まさみは恥ずかしそうに頬を紅くし言う。それこそ、ちゃんと綺麗にしてある証だった。オタク男は安心し、ゆっくりと腰を進めていった。
「入ってく、こんなに小さい穴なのにボクのチ○ポ、飲み込むんだね。すごいよ」
 オタク男が脂肪の詰まった腹を突き出すように腰を進めていく。菊座の皺が伸ばされ亀頭がその中心に消えていく。
「すごいよ、すごいよ! 入っていっちゃう。飲み込んでるよ、お尻の穴で!!」
 歓喜の声を上げながら出っ張ったお腹が、まさみの双尻の柔肉を叩いた。
「すげえ、ケツの締まり、最高!!」
「マ○コも締まってるぜ。ギュッギュって……。二穴攻め、感じてるんだ、まさみちゃん……」
 二本の肉棒が薄肉を挟んで擦れ合う。
「あうっ、だ、だめえ……。そんなに……激しく、しっ、しないで……」
 まさみは、おぞましい官能に身を震わせた。

 何度目の肉棒を膣に受け入れているのだろう。龍一を除く六人が二周り目、いや、三周り目をの膣の味を味わっている。膣に入れていない者は、口に咥えさせ、あるいはお尻の穴に埋め込み、まさみの手で扱(しご)かせ、欲望を吐き出させていた。穴を使えない男たちは、まさみの手で、自分の手で棹を宥めまさみ目掛けて性を放った。まさみの肢体に容赦なく降り注がれる白濁液。そして、肌に纏わりつく無数の手。柔肌に食い込む指がサーメンを潤滑油にして、まるでローションプレイのようにヌルッ、ヌルッと動く。荒々しい指使いも、繊細な肌触りに変えて過敏になった感覚を刺激する。
「あうんっ、アン……、ああん……」
(変、変な気持ち……、気持ちいい? 気持ちいいの?)
「あん、ああっ、……あ、あふん……うふん……い、いいっ……」
 肌を指に即されるかのように、まさみの唇から声が漏れる。
(この感触……、なんていったら言いの? 変だよ、こんな気持ち……。も、もう、どうなってもいい……、気持ち……いい!)
 得体の知れない感覚に、まさみは蝕まれていった。

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