母はアイドル
木暮香瑠:作

■ 試される愛6

 龍一はまさみの背中を押し、前屈みにさせた。そして、目の前のお尻の間に覗いた亀裂に怒張を打ち込んだ。一撃で、まさみの身体は仰け反った。それほどまでに、身体は官能を欲していた。
「あうっ……、ああ、ああんっ……」
 ズボッ、ズボッと龍一の怒張が打ち込まれる。まさみの口から喘ぎ声が漏れる。拒む言葉はもう吐き出されない。
「どうだ? これが欲しかったんだろ!!」
「あん、そうよ。欲しかったの、硬くて、太いチ○ポが……」
 龍一の撃ち付けられる腰に、まさみは細い肢体を波打たせる。
「いいっ、いいの……。も、もっと……奥まで、チ○ポを……。オマ○コの奥を、突いて……」
 まさみは先生の肉根を使ったオナニーの続きを演じるように、卑猥な言葉を吐き腰を畝らせた。
「そ、そこっ! あん、も、もっと……、擦って、突いて……。龍一さんのおチン○ンがいいの! あんっ、ああん……」
 内側で燃え上がった官能の炎はジリジリとまさみの肌を焦がしていく。龍一の手が宛がわれた腰でさえ、性感帯のようにビリビリと痺れる。
「胸も……、あん、クリ○リスも虐めて! うっ、いいっ、そ、そこ、あうっ、うううっ、ああん……」
 先生との交わりでは得られなかった官能を、まさみは貪るように求めた。

「あん、いい……、ああん、あんっ……いっ、いい……」
「どうだ! どういいんだ! さあ、言え、言うんだ!!」
「いいっ、龍一さんのチ○ポ……。硬くて、熱くて太いの……、私の中で擦れて……カリが……、感じる所、抉るの……」
 龍一の言うがまま、まさみは卑猥な言葉を吐き腰を振った。
「いい、あん、ああん……。あうっ、ううう、ううっ……」
 膣が怒張を締め付け、官能を貪り取ろうとする。
「俺の女になると誓え。そうすれば、もう他の男とセックスさせたりしないと約束する。お前が逝きたい時には、いつでも逝かせてやるぜ。最上級の絶頂を味あわせてやる」
 龍一は、ここぞと腰を撃ちつけ言った。
「いやあっ……」
 最後に残った理性がまさみに顔を横に振らせる。
「そら、逝きたいんだろ?」
 龍一はさらに腰を送り込んだ。
「あうん……、あん……、ううう……」
「どうだ? こんなに相性の良いチ○ポとマ○コ、他にはないぜ」
「あんっ、あうっ、ああん……」
 まさみの顔が縦に大きく振れる。
「俺の女になるか? どうなんだ!!」
(ああ、もうだめ……。先生、ごめんなさい。か、身体が求めてる……。あん……、い、いい……。気持ちいいことを……身体が求めるの……)
「いっ、逝っちゃう……。あん、龍一さんのチ○ポで……、ううっ、逝くううう……」
 まさみは龍一の問に答えぬまま、頭をガクッと折り床に崩れ落ちた。

 全裸に剥かれたまさみ。膝の裏に手を宛がわれM字に開いた脚の間に龍一が覆い被さり、腰を打ち付けている。ベッドの上でのセックスに、まさみの肢体は大きく揺れベッドがギシギシと音を立てる。
「あん、ああん……。そ、そんなに突かれたら、うっ、あうん、また、また逝っちゃう……」
「逝きたいんだろ。先生で逝けなかった分、俺のチ○ポでおもいっきり逝きたんだろ!」
「そ、そうよ。あっ、あうっ、い、逝きたいの!! 逝きたかったのに……、あん、逝けなかったんだもん、先生ので……、うううっ」
 仰向けになっても崩れることなく隆起を保った大きな肉球、その双乳がブルンブルンと波打つ。龍一の突きの激しさを物語っている。まさみは虚ろな瞳を宙に泳がし、半開きの口から喘ぎ声を漏らしている。自分の言ってる言葉さえ、自覚がない。ただ本能の赴くまま、喘ぎ声を吐き肢体を燻らせていた。
「ああん、あん、い、逝かせて……。あうっ、ああん、うっ、逝きたいの……、何回も……逝きたいの!」
 今までの、嫌がりながらも感じるまさみではなかった。自らが絶頂を求め、龍一の怒張を締め付ける。
「あん、いっ、いいの。頂戴、あうん、龍一さんの熱いザーメン、ああん……」
 卑猥な言葉を吐き、その括れた腰をクネクネと振る。
「あん、逝きたいの……。も、もっと逝きたいの、逝かせて……」
「俺の女になれ!! 何度でも逝かせてやる。どうだ、俺の女になるか?」
「あん……、龍一さんの女に? はっ、はうっ……」
 何度目の絶頂を迎えようとしているだろう。そのたびに言われる『俺の女になれ』という龍一の言葉にも、まさみは出そうになる『はい』という言葉を飲み込んだ。まさみ自信に、拒否している意識はなかった。それでも、はいと言う返事は返ってこない。心の片隅にある、硬く閉じた何かが拒ませていた。
(ちきしょう……、何が奈緒を拒ませてるんだ)
 龍一は、渾身の力で腰をまさみの恥骨目掛けて打ち込んだ。

 虚ろな瞳のまさみに、冷静な判断が出来るわけなどなかった。身体は龍一を求め、龍一の責めに歓喜の絶頂を味わっている。
「あん、いい……。いいの、龍一さんのチ○ポ……。また逝きそう……」
「俺の女になれ。そうしたら、もっと感じさせてやるぜ」
「ああん、あん……。そ、それは……ああん、うふん……」
 今も龍一の上に跨り、汗にヌラヌラと光る肢体を揺らしている。開いた脚の中心、股間に怒張を埋め込み喘ぎ声を上げている。それでも龍一の女になることを拒む。
(ちきしょう。こんなに感じさせれるのは俺だけなのに……。俺のチ○ポと奈緒のマ○コの相性は、誰よりもいい筈なのに……)
「逝かせて……。突いて、わたしのオマ○コ……。いっ、逝かせて……」
「俺といる時だけでも良い。その間だけでも俺の恋人として接してくれ」
 龍一は、命令のトーンを下げ強請るように言った。
「逝きたいんだろ? 逝きたけりゃ誓ってくれ、二人でいる時は、恋人でいると!」
 龍一の腰がまさみの恥丘を突き上げ、愛液が迸る。
「うっ!!」
 まさみは、短く呻き声を上げ仰け反った。胸に浮いていた汗が飛び散り、龍一の上に降り注ぐ。
「はっ、はい……。いっ、逝くうううああああああ……」
 まさみは顔を縦に振り、龍一の胸に崩れ落ちた。

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