電車での淫夢
林檎飴:作

■ 4

倉庫での屈辱

ドアから一つの影が滑り出た。



「西……谷……くん……?」



同じクラスの西谷蓮だった。

一週間前に未来は蓮に告白されていたのだが、断っていたのだ。

「やぁ。未来ちゃん。電車での淫夢はどうだった?」

「なっ………あれは西谷くんが……?」

連はニヤニヤしながら頷いた。

(そんな………西谷くんが……?)

蓮ははっきり言うと中背中肉タイプ。

眼鏡をかけて息がいつも荒い。

そんな蓮を未来は嫌いだった。



「やだぁ……離して……」

「嫌だね。せっかく未来ちゃんが近くにいるんだ……。」

そういうと、蓮は素早く縄を結び直した。

結び直す間に未来は逃げようとしたのだが、そこはやはり男の力、易々と押さえ込まれてしまった。

結び直し、蓮は未来を満足げに見た。

未来の足は大きく開かれ、スカートの奥のパンツが丸見えだった。

手は後ろで結ばれている。

「やだぁ……恥ずかしい……やめて……お願い……」

未来は同級生にパンツを見られて恥ずかしさの余り真っ赤だ。

痴漢をされ、イカされたとはいえこうやってまじまじとパンツを見られるのはまた別格の恥ずかしさがあった。



「さ〜て……上はどうかな?」

連はそう言うと未来のセーラー服を脱がしていく。

「や……やだ……大声出すわよ……きっと警官が来て西谷くんなんて……」

「ここはめったに人は通らないし、大通りからも離れてる。

それにここは壁がかなり厚いから並の防音室なみに音を遮断してくれるからなぁ」

「そんな…………」

未来は目の前が真っ暗になった。

これでは助けてもらう手だてがない。

そんなこんなでセーラー服が脱がされた。



「おぉ………………」

蓮は思わず歓声を上げた。

真っ白の肌。豊満なEカップの胸は淡いピンクのブラジャーに身を隠していた。

「っ………………」

未来は泣き出してしまった。

しかしそんなことは気にもかけず蓮はブラジャーのホックに手をかけた。



カチッ

ブラのホックが外された。

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