狂牙
MIN:作

■ 第1章 籠絡6

 僕の手は由梨さんの手を握り、由梨さんを力任せに部屋に引き込み、扉を閉めて鍵を掛けた。
 由梨さんは驚いた顔で、僕を震えながら見詰めていた。
 僕はその震える由梨さんに伸し掛かり、由梨さんを押さえ付けた。
 由梨さんは僕の下でもがきながら
「や、止めて…、啓一さん…。お願い…こんな事しないで…」
 必死に僕に懇願した。
「うるさい! 由梨さんが悪いんだ! あんな事…。黙って、僕の部屋に入って、あんな事をしている僕を見た、由梨さんが悪いんだ!」
 僕が由梨さんを押さえ込んで怒鳴ると、由梨さんの抵抗が緩む。

 僕はそのまま、由梨さんの唇を奪い、由梨さんの胸を揉む。
 すると由梨さんの抵抗が、強く成った。
 僕はその時何故か無性に腹が立って、唇を放すと由梨さんの頬をぶった。
 パチンと由梨さんの頬が鳴り、由梨さんは驚きの表情を浮かべる。
 僕はぶった手をそのまま由梨さんの下半身に伸し、スカートの中に手を入れた。
 由梨さんの抵抗が、もの凄く激しく成ったが、僕は構わず由梨さんのパンティの中に手を差し込んだ。
 由梨さんの身体が、僕の下でビクンと大きく震え、身体を固くする。
 僕はそのまま手を伸ばして、由梨さんの秘所へ指を進めた。

 そこで僕の手は、思わぬ感触に触れた。
 それは有るべき物が無い下腹部と、ヌルリとした感触だった。
 僕は驚いて、思わず由梨さんの顔を見た。
 由梨さんは完全に抵抗を止めて、悲しそうな表情で涙を流し、項垂れていた。
 僕の部屋には、由梨さんのすすり泣く声が響いていた。

 僕は今の状況を必死に考えた。
(今、由梨さんのオ○ンコ濡れてた…。そ、それに…毛が…オ○ンコの毛の感触が、まるで無かった…。な、何で…。ま、まさか由梨さん…そう言う人…)
 僕の頭の中に、有る言葉が浮き上がる。
 僕は由梨さんの身体の上からどいて、由梨さんを解放した。
 由梨さんはそれでも、倒れた姿勢のまま、動かなかった。

 僕はジッと立ったまま、由梨さんを見下ろし、ゴクリと唾を飲み込み。
「そうか…、そう言う人だったのか…。」
 由梨さんのすすり泣きの声がピタリと止まり、由梨さんの肩がビクリと跳ねた。
 僕は由梨さんのその反応に、確信した。
 由梨さんは[マゾ]だったと。
 僕はそう確信した瞬間、不思議と凄く落ち着いて来て、気持ちに余裕が出来、由梨さんを酷くいじめたく成った。

 僕は項垂れる由梨さんを見下ろし
「僕のオナニー見たんだ。由梨さんのオナニーも見せてよ」
 由梨さんに命令した。
 由梨さんの肩が再びビクリと震え、小さく首を左右に振って
「許して下さい…」
 か細い声で許しを求めて来た。
 その声を聞いて、何故だか僕の背中はゾクゾクとして、興奮した。

 僕は項垂れる由梨さんの髪の毛を掴み、乱暴に引き上げると、由梨さんの顔を覗き込み
「聞こえ無かった?」
 由梨さんに問い掛けた。
 由梨さんの目に怯えが浮かび、手が一瞬動くが躊躇って、止まった。
 僕は由梨さんの頬を空いた方の手の平で打つ。

 パチンと由梨さんの頬が鳴り、由梨さんの眉根に深いシワが寄る。
「気持ち良いの? 由梨さん…」
 僕が問い掛けると、由梨さんは力無く、首を左右に振る。
「嘘…。気持ち良いんでしょう」
 ペシンと僕は今度は手の甲で由梨さんの反対側の頬を打った。
 由梨さんの頬が少し、赤く成る。

 由梨さんの肩がビクリと震え、また眉根に深いシワが寄った。
 そして視線を合わせないで、また同じ反応で首を振る。
 僕はまた、手のひらで叩いて問い掛け、手の甲で叩いて問いなおす。
 何度か繰り返しても認め無い由梨さんに、僕は少し飽きて
「強情だな…由梨さん。解ったよ、由梨さんが言ってる事を信じるよ…。由梨さんは、こんな事で気持ち良く成らないって信じて上げる」
 髪の毛を放して、由梨さんに言った。

 由梨さんは驚いたように顔を上げ、僕を見詰めた。
「でも、嘘だったら許さないからね…」
 僕はそう言いながら、左手で由梨さんの足を掴んで、右手をスカートの中に差し込んだ。
 由梨さんは驚いて、僕の手を止めようとしたけど、その時には僕の手は、パンティの上から由梨さんのオ○ンコを撫でて居た。
「ねぇ、何で気持ち良く無いのに、パンティ濡れてるの? 僕に嘘を吐いたんだね…」
 由梨さんはスカートを押さえ、俯きながら肩を震わせ、バッと顔を上げると
「濡れて…ません…」
 涙の浮いた目で、僕に弱々しく抗議した。

 僕は笑いを浮かべて、由梨さんの抗議に頷き
「ふ〜ん…また、嘘を吐くんだ…」
 由梨さんに静かに言った。
 怯える由梨さんを見下ろし
「手を後ろに組んで」
 静かに命令した。
 由梨さんはスカートから手を放し、従おうとしたけど、また途中で躊躇った。
「組め!」
 僕が大きな声で鋭く命令すると、ビクッと肩を跳ね上げ、急いで手を組んだ。

 僕は由梨さんの前にしゃがみ込んで、スカートの端を持ってゆっくり持ち上げた。
 由梨さんは固く目を閉じ、震えている。
 由梨さんのスカートが捲れ上がり、白い飾り気の無いパンティが僕の目に晒された。
 だけど肝心の部分は、由梨さんが太ももを閉ざしているから、ちゃんと見え無い。
「広げろ!」
 大きな強い声で命令しながら、僕は空いている手のひらを由梨さんの白い太ももに振り下ろした。
 パシィーンと良い音が鳴って、由梨さんの太ももに僕の手の跡が真っ赤に残る。
「ひゃぃん」
 由梨さんが小さい悲鳴を上げ、両方の太ももが跳ね上がって、由梨さんの股間が丸見えに成る。

 僕は由梨さんの股間を見て意地悪く笑いながら
「由梨さんって、嘘吐きなんだ…。パンティーが透けるぐらい、びしょびしょじゃない…」
 由梨さんの顔を覗き込み僕が言うと、由梨さんは顔を真っ赤にしながら、下唇を噛んで泣きそうな顔をした。
「僕は許さないって言ったよね? だけど、由梨さんは嘘を吐いた…。これって、許さなくて良いって事だよね…」
 僕が質問すると由梨さんは、泣きそうな顔のまま俯く。
 僕は由梨さんの髪の毛を掴んで、顔を上げさせると
「全部脱いで、オナニーしろ」
 低い声で命令した。

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