魔を討つ者
kyousuke:作

■ 第1話 悪夢の始まり3

 雫は騎士にお姫様抱っこされていた。彼女の体は彼が施した術によって生体ENの資質が相反する物で体力が激しく消費しとても歩ける状態ではなかったのだ。
「妹は既に待っているぞ」
 雫は大きなベットの上で寝ている朱夏を見た。そして彼女はベットの上に寝転がせる。
「朱夏! 貴様っ!」
 起き上がろうとしたが体が起こせない。
「今夜は寝ていろ、人間として最後の夜だ」
 雫も眼が虚ろになって寝てしまった。

 外界では大事になっていた。無論他の生徒、教師らは直ぐに発見された。いずれも魔族や使魔には向いてなかった子供らで朱夏と雫のクラスの殆どと担任の教師が捕まえられた状態だった。岬ちゃんは直ぐに緑丘神社の本殿に通されていた。
「柊 岬…柊 城一と十条 海の娘か」
「そうです、母親はもういませんけど」
「…病死か」
「はい、2年前に、それでこんな所に呼んで何を聞くつもりですか?」
「雫と朱夏を救いたいか?」
「どうしてそれを聞くんですか?」
 上座には簾みたいな物が相手の顔が見えなかったが恐らくは女性だ。
「2人の実家は魔族を討ち取る仕事をしていた事は知らんな」
「ええ?!」
 岬は驚いた、確かにそんな事は聞いてないしお父さんは普通のサラリーマンだ。ただ霊感が強いから霊が見えるそうだ。自分もよく見えるしなぜかあの騎士がまるで強い静電気に触れたような仕草を見せた。
「だが2人は落ちこぼれてしまい、互いの実家が敵対していたが愛してしまった。そして2人はこの地で生きていく事を選んだ。妻が短命という事もすべてを知って、なぜなら彼女は度重なる召還術で魂を削ってしまった。愛する人を護る為に悲しい事よ」
「私の祖父母は生きているんですか?」
「ああ、生きている。岬には”魔を討つ者”として資質がある。覚悟は出来ているなら導く事が出来る。お父様も貴方に選択権を与えている。だが並大抵ではない覚悟は必要になる…」
 岬は頷いた。
「本当にいいのかい」
 城一は尋ねた。
「うん、2人は大切な友達なの」
「城一、彼女を例の場所を案内してやり」
2人はそのまま本殿を去る。

「これは……」
 地下の宝物庫に収められていた大きな柱に立っていた。まるでなんかのモニュメントだった。
「新たなる主人か…城一に娘がいるとは驚いたな」
 柱から話し声が聞こえた、実際は聞こえないのだが頭にはっきりと残るのだ。
「その窪みに愛液を垂らしてくれ、そうすれば新たなる力が宿るだろう」
 彼女は秘所に指を這わせ窪みに垂らした。その時柱が光だしそして剣が落ちて、宝物庫の床に突き刺さる。2m近くはあるがなによりも生物的なフォルムだった。
「こんなのもてないよ!」
「大丈夫だ、持ってごらん」
 剣が大きく傾き慌てて岬が持つとまるで重さが感じなかった。そしてワンピースの上からエメラルドグリーンの鎧とヘアバンド状の飾りが付く。そして彼女の口に八重歯が生えた。
「これって…」
「どうやら先祖帰りしたか、二つの家は龍族だったからな」
「まさか空を飛べるとか」
 彼女のロングヘアが煌く用に光だし背中に羽が生えた。
「頼むぞ、剣皇エージス」
 そう呟くと岬の体が消えた。

 現場近くの本部に現れた岬は多少恥ずかしかった。
「岬ちゃん、やはりこの世界に踏み込んでしまったのね」
 静は真剣な顔していた。
「夜叉丸! この子を頼みます!」
 静は瑠璃の鑓をまるで箒の魔女を用に乗っかって校舎へと消えた。その瞬間低級魔族が這い出してきた! 警察らは退避し学校外へ出た。そして結界をはりグランドは一瞬にしてRPGの世界へと変貌した。
「柊殿! 行きますぞ!」
 戦い方は知らなかったが何故か以前から知っていた感じがした! 機械仕掛け鎧武者と少女騎士らが戦う。
「夜叉丸さん、これって…」
「恐らく学校で飼われていた生物を媒体にしておる」
 なるほど何と無くウサギやインコ、ハムスターに金魚の特徴を捉えたモンスターがいる筈だ。無論グランドは一種の異空間となっていて大地と水面フィールドが混在していた。
「恐らく操っている魔族がいるはず!」
 彼女は直ぐに分かった時計の上に立っている黒い鎧を着た少女、年齢は同じぐらい。彼女は翼を広げると飛んだ!
「驚いたわね、まさか龍族がいるなんて」
「貴方が学校を狙った魔族!」
「そうよ、バラン様の僕(しもべ)エァシー」
 月夜に照らされた黒い羽を見た。
「堕天使!」
 エージスが叫ぶ。そしてエァシーの鎧の間からスライムが湧き出し始めた。
「さあ、龍族のバージンを捧げてもらうわよ」
 岬があまりのおぞましさに防御ばかりになっていた。だがその時エァシーの体を突き飛ばされた!
「ようやく逢えたね」
 それは同じ鎧を着て、大きな剣を構え月夜に映える白い鎧を着た龍族の騎士だった。
「獣剣皇ファイアスか…獣弓皇フェリアスか」
「えっ? 仲間?」
「柊 正一、こちらは妹の柊 裕海(ゆうみ)、君の従兄妹になる」
 背後にはショートヘアで同じ鎧を着て弓を持った少女が見えた。
「高校生で裕海は君と同じ歳だよ、こいつは俺が住んでいる街で大暴れした奴でね学校を繁殖場に使用したが阻止したが逃がした。ニュースを見て慌てて来た訳だ」
「おのれ! 邪魔するなぁあ!!」
「行くぞ!」
 2人がエァシーに襲い掛かるが岬がスライムに掴まった!
「けけっ!! まさか掴まるとはいただきます〜〜〜!!」
 エァシーは校舎の屋上に岬を叩きつけ股間からはぐぐっとペ○スが現れた。
「ざけるじゃねえええ!!!」
 岬が龍人化し鹿の角と見間違える角が生えた!
「あちゃあ〜〜〜〜〜二重人格も受けついたか」
 エァシーを殴り飛ばす。龍族の間には女性は天気を司るという諺がある、龍族の女性は二重人格者が多いのだ。凶暴化したり甘えたり其々だが岬はどうやら凶暴化するそうだ。
「これは危険でござるっ!!」
 夜叉丸は飛行して入れ替わりにエァシーと岬が切り付けあう! そして彼女は詠唱し始めた。
「聖魔分離! 魔神討伐剣!」
 エージスの刃先がエァシーの体を貫きグランドに閃光が走り、火柱が上がった! 岬は少女を抱えてグランドにたたすんでいた。
「すごいわ…彼女本当に初めてなの?」
「鎧が本体だったのか」
「でもこれどうするんですか〜〜〜?」
 岬は少女の体には付いてない物を見て困惑した。ぴんぴんに立っている一物を見て顔を赤らめる。

 岬の家で彼女の体内浄化をする事になった。
「兄貴の子供か…俺も参加するのか!」
「なんせマペットアーマーに寄生されていましたから龍族の男性二人でないと、それに2時間以内に浄化しないとまたモンスターになりますよ」
 裕海はきっぱりと言った。
「兄貴から聞いてないか! 俺は落ちこぼれで、一族の恥さらしって言うのを」
「御祖父さんから聞いてます。でもSEXは出来るんですよね」
 少女は体が痙攣し始めた。
「ええい! やるぞ!」
 正一は彼女の秘所を舐め初め、城一静かにキスをした。彼は一物を少女の秘所にあわせると腰を進めた。
「ハァアァ〜〜〜ン! ああおきいい!」
 少女は腰を動かし始めた。そして城一は彼女のア○ルにペ○スを入れた。岬は唖然となった……父親があんな事をするなんて。
「ねえまだバージンなんでしょ、兄貴にしてもらったらどう?」
「えっ………あのその…」
 裕海はにや付いていた。

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