魔を討つ者
kyousuke:作

■ 第1話 悪夢の始まり7

 若い樹液を出された男児はもはや立ち上がることもなかった。一方子宮の中に濃縮された精液を出された女児らは直ぐに触手からダークワレキューレらに渡され女児らは首輪と手械を付けられる。そして呪文布を割れ目につけるユイ、呪を唱えるとク○にリングが装着された。
「これね、胎児寄生型魔に対する障壁よ」
「妊娠しちゃうのね」
「そうよ」
 シュカはユイにそう言うと男児の一人に近寄った。
「彼らどうなるのかしら」
「魔界樹になるわよ、半分わね」
 彼女はあっさり言う傍らには怪蟲らが大きな鉢植えを持ってきた。丁度幼児用プールの大きさだ。
「ぐぁああ!!!」
 触手で立たされていた男児が叫びだした。よく見ると菊門から根が這い出し、両足を閉じたまま根は地上へと伸びて行く。主根から分かれた細い根は下半身を侵食し、ペ○スは短くなっていって丁度幼児のペ○スへとなった! 怪蟲は素早く鉢植えに置くと両足は根を張った。そして下半身が樹木の様になる。
「もう直ぐ咲くわよ……若いから質が良いわね」
 枝の様なペ○スがひび割れ始めた。
「いっぁっ! あっ! いっ!」
 そしてまるで大輪の花の様に包皮が避け、禍々しいオシベの様な物現れたがこれが触手となる。そして真ん中の太いメシベが元のペ○スだ。
「雌は自分で掴まえてじゅもくにしちゃうの、じゃあ絞ってみようか・・・・・・」
 ユイは両手で扱き出した。花びらを亀頭に包むようにして扱く! 男児は身動きが取れない、そして初樹液をだした。まもなくして両手から枝が伸びてそのまま若木となった。
「これは極上の媚薬の原料になる」
「ご主人様って商売人?」
「冒険者ってある種の商人なの」
 魔界も楽ではないのだ。路銀獲得には…。
「後の半分は魔界の泉につけてからよ、この植物は活きがいい奴しか寄生させないのよ」
 ユイははぁといった顔で言う。


 バランは雫の為に色々と用意していた。
「弓か、なら堕妖精の弓矢に暗黒のロープ…」
 さて皆さんはバランがこれほどまでに防具、武器アイテムが豊富なのは何故か? 実は人間界に来る前に魔界の古代ダンションを走破してかき集めたアイテムなのだ。そして魔界のある王族にもお家騒動があってスケールは桁違いであって今回は魔界の今後を左右しかねない氏族だ、そして内乱発生となった。当然法律があっても論より証拠が”モノ”を言う世界だ。人間の言葉で言えば法律より暴力という感じだ。長引きそうなのでバランはこの際人間界に来てパートナーと探しと僕(シモベ)を作ろうとした。
「シュカ、お姉ちゃんは今夜辺りできそうだ」
「本当〜〜〜うれしい〜〜」
 バランに抱きつくシュカ、彼女は愛情表現が大きいのだ。
「その前に龍騎士らはどうします?」
「フム・……あの堕妖精を仕留めたには得策ではない、ゲートが開いたら行こう」
「分かりました、ではあの巫女をどうします?」
「使魔だな」
「聖魔融合人魔は危険ですからね」
 ユイはそう言うと準備を始めた。

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