哀妹:芽衣
木暮香瑠:作

■ 羞恥一日奴隷5

 芽衣は、後ろ手に縛られ床に座らされていた。ベッドを背に凭れ掛かり、両足首も縄で縛られ、股を開いた格好でベッドの脚に結び付けられた。芽衣は、無防備に脚を開き、Tシャツも胸の上まで捲りあげられ、ブラジャーに包まれた膨らみが露出している。スカートは捲れ、恥かしい部分を覆うパンティーが露わになっている。そんな芽衣に藤原がビデオカメラを向け、レンズに収めていた。テレビ画面には、相変わらず、芽衣のオナニーシーンが映し出されている。

「へえー、ここを擦れば気持ちいいんだ」
「い、いやん、やめて……」
 岡本は、ビデオに映し出されるオナニーシーンを見ながら、芽衣に同じことを実践している。岡本の指が、芽衣のパンティーに包まれた恥丘の縦裂をなぞった。左右に開かれた芽衣の膝が、ピクピクと震えた。藤原は、岡本に責められる芽衣の姿をビデオカメラに、柴田と真由美が写真に収めていく。
「ああっ、やめて……、そんな、いやらしいこと……」
 芽衣は、岡本に虚ろな眼差しを向け、切願する。しかし、岡本には、止める気配はない。同性に嬲られることが、芽衣の羞恥心を掻きたて、頬を赤く染めた。
「いやらしいことって……、芽衣がやってたことと同じことしてるだけだよ。わたしも感じるオナニーを覚えたいの。芽衣は、そのための練習台だよ」
「そんな……」
《いっ、いぃ……》
 テレビから、芽衣の喘ぎ声が流れてくる。
「ほら、芽衣、あんなに感じてるじゃない。気持ちいいんでしょ、オナニー……」
 画面の中の芽衣は、ブラジャーの上から乳房を揉み、もう一方の手で秘孔をパンティーの上から弄っている。そこは、すでに愛液が溢れ、パンティーに新しい染みを広げていた。
「こうすればいいのか。胸とオマ○コを同時に弄くるのね」
 岡本は、同じように芽衣の胸を揉みながら、大きく開かれた股のパンティーの中に指を忍ばせていく。
「ううっ、ああん…、だめえ……」
 ビデオに同調するかのように芽衣の声が甘いものへ変わっていった。

 芽衣が、岡本の指に弄ばれている時、川田は、芽衣の机の引出しの中を覗いていた。芽衣は、喘ぎ声を上げながら、川田にトロンとした視線を向ける。
「ああん……、だめっ、机の中は……だめ。み、見ないで……」
 芽衣の声を無視し、川田は机の中のものを取り出し言う。
「何も盗んだりしないわよ。でも、かわいいものばっかりね」
 パステルカラーのマーカーを手に取り、芽衣に振って見せた。川田は、マーカーや手帳を一通り調べた後、上から順番に引出しの中を調べていった。
(ああ、一番下の引出しを覗かれたら……、おもちゃ、見つかっちゃう……)
 芽衣の不安は的中し、川田が一番下の引出しに手を掛けた。
「ああん、だめ、そこは……」
「ここ、感じるの?」
 芽衣の言葉に、岡本は、意地悪く微笑みながら乳首を捻り上げる。
「ち、違う……。引出しはだめ、開けないで……」
「ここに、何かいいものが入ってるの?」
「だめ、だめ……開けちゃ、ううっ、だめぇ……、ううう……」
 岡本が、芽衣のパンティーの中でクリ○リスを探し当て、擦り上げた。喘ぎ声をあげる芽衣を尻目に、川田は、一番下の引出しを開けた。引出しの中を覗いた川田は、目を輝かせた。
「なにぃ? これ……。おもしろーい。芽衣のおもちゃ?」
 川田が取り上げたのが、今朝、芽衣が慌てて隠したバイブレーターだった。芽衣は、恥かしくて目を背けた。

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