瑞希と悠希の放課後
木暮香瑠:作

■ 濡れた肢体は凌辱を……3

「びしょびしょだな、先生のオマ○コ」
 裕司の言葉に、現実に呼び戻される。はっ、と瑞希の眉が強張った。裕司の指は、いつの間にか股間に刻まれた亀裂に宛がわれていたのだ。
「いやっ、そこは……」
 瑞希の言葉を遮るように裕司は言う。
「洗っても洗ってもキレイにならないぜ。後から後から溢れてきて……」
 掌で絹糸のような繊毛をなぞりながら、指を亀裂に沿って這わす。
 瑞希は俯き、恥辱に耳を紅くし声を絞り出す。
「触らないで……、そこは……」
「えっ? どこだい? ここかい?」
 亀裂の中の媚肉を弄っていた指が、陰核を捕らえた。
「ううっ……、だめえ……」
 瑞希は喉を伸ばし、顔でシャワーの飛沫を受けた。

「はあ、はあ……、だめえ……。せ、先生を……虐めないで……」
 裕司は瑞希の腰に片手を廻し、身体を引き寄せた。ぴったりと沿わした身体に、火照った瑞希の熱が伝わってくる。
「熱いな、先生の身体……」
 裕司は恥辱に火照った瑞希の体温を確かめるように、ギュッと抱きしめた。怒張を瑞希のお尻の割れ目に強く押し当て、身体中で柔肌を感じる。
「いやっ、肌を離して……、そんなに強く……だ、抱かないで……」
 瑞希も裕司の熱気を感じていた。お尻の割れ目の沿わされた怒張が、ひきつくたびにその体温を上げていく。
(熱い……、熱いわ……。高田君も……熱くなってる……)
 瑞希はお互いの熱さを知り、眩暈さえ覚えた。

 裕司は、この時を待ち焦がれていた。瑞希は裕司にとって、他の生徒と同じように憧れの先生だった。いや、憧れの女だった。喉を伸ばし擡げた顔を、切なそうに燻らせている。額にうなじに張り付いた黒髪が、海藻のようにシャワーの水流に揺らぐ。

 裕司は、瑞希の背中を押し前屈みにさせた。瑞希は、量感のあるお尻を突き出されるような格好を強いられる。丸みが強調されたお尻に奔る亀裂の下に、ぷっくりと充血した柔肉が現われる。その柔肉にも、繊毛に飾られた縦裂が奔っている。

 待ち焦がれた女が目の前にある。裕司は、ゴクリと唾を飲み込み怒張を宛がった。
 瑞希は、はっと振り返り裕司に潤んだ瞳を向けた。
「えっ? や、やめて……、ど、どうして? 高田君はこんなこじゃない。いつも私の授業、ちゃんと授けてくれてたじゃない」
 これから行なわれる行為を察した瑞希は、細い肩を震わし裕司に諭しかけた。裕司は、ふっと笑いを噛み殺し何も判っていない瑞希に話しかけた。
「いつかはお前を抱きたいと思ってたんだ。我慢してたんだ。男子生徒はみんな、そう思ってるはずだぜ。この胸も、腰も太腿も……、全部が男を誘ってるんだ、先生の肢体は……」
 裕司は、前屈みになり重量感をました乳房を前に廻した手で揉みながら言う。
「そ、そんな、酷い……。そんなことない……」
 瑞希は、頭を弱々しく振った。一日中、男子の視線に晒され、裕司の言うことを実感していた。胸に、お尻に向けられていた視線は男を感じさせ、今日一日、瑞希を惑わせていた。

 裕司は、瑞希の亀裂から溢れ出る愛液を塗りたくるように亀頭を縦裂に沿って動かした。
「いやっ!」
 裕司は胸を揉んでいた手を瑞希の股間に移した。そして、指先で亀裂をなぞり、その指を瑞希の鼻先に持っていった。
「こんなに濡らして、いやも無いぜ。ぬるぬるだぜ、先生のオマ○コ……」
 糸を引く粘液がべっとりと纏わりつく指を瑞希に見せながら、裕司は言った。
「うっ、嘘よ。嘘言わないで……」
 反論する声は小さい。
「見られて感じてたんだろ? 見られて感じる女なんだ、先生は……」
「ち、違うわ……。わたし……、そんな女じゃ……ない……」
 瑞希はイヤイヤとお尻を振るが、その態度は弱々しいものだった。拒む心とは裏腹に、肢体は受け入れ準備を整えていた。自分で愛蜜が溢れていることを悟っている瑞希には、激しく拒む勇気がなかった。

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