瑞希と悠希の放課後
木暮香瑠:作

■ 白昼の恥辱3

 以前、女子高だった面影を残すトイレは、今は忘れられ使うものはほとんどいない。遠くから、お昼休みを謳歌する生徒たちのにぎやかな笑い声や話声が聞こえてくる。そこだけが時間に取り残されたかのように静まり返り、ひんやりとした空気が瑞希を包む。

「ボタン、外せよ」
 裕司は、壁際に押しやられた瑞希のブラウスを押し上げる豊乳を鷲掴みして命令する。
「いやっ、許して。いけないわ、こんなに明るいのに……」
 瑞希は、顔を横に背け小さな声で拒んだ。
「ここまでついて来て、いまさら何言ってやがる。俺のチ○ポの味が忘れなれなくてついて来たんだろ?」
「ち、違うわ! 私は真面目な高田君に戻って欲しくて……。真面目に授業、受けてくれてたじゃない」
 瑞希は、今になっても説得を試みる。
「みんな、瑞希先生の前では真面目な振りをしてるだけだぜ。心の中じゃ、やりたくてしょうがないんだ」
 昨日、裸体に降り注がれた精液の熱さと量の多さで、裕司の言うことを身に染みて感じた。しかし瑞希は、まだ生徒たちを信じていた。根っからの悪人はいないと……。高田君だって、真面目なところが残っているからこそ自分の授業を受けてくれていたんだと……。

「早く脱げよ、毟りとってもいいんだぜ。ボタンが飛んだら困るだろ?」
 裕司はスカートを捲り上げ、ストッキングに包まれた太腿を摩りながらドスの効いた声で言った。そして、瑞希の胸を掴んだ右手に力を入れ、その柔乳に指を食い込ませる。

 どうしてここまで着いて来てしまったのだろう。中庭ならば助けを求めることも出来ただろう。しかし、瑞希は、昨日の官能に酔ってしまった自分が信じられなかった。屈辱と恥辱に苛まれていた。自分で解決しなければ……、自分一人で裕司を説得しなければ自分を納得させることは出来ないと感じていた。

 裕司と二人だけになった瑞希は、強い言葉が出てこない。瑞希は、女の弱さをひしひしと感じていた。瑞希はここに付いて来た事の後悔に苛まれるが、瑞希が何を言っても裕司は許してくれないだろう。気弱になった心は、どうしても最悪のシナリオを思い浮かべる。

「早くしろよ。午後も授業あるんだろう? 間に合わなくなっちゃうぜ」
 裕司の手が瑞希のブラウスの胸元を掴みゆっくりと左右に広げていく。瑞希の戸惑いを堪能するかのように、わざとゆっくりと嬲っていく。プチッと音を立て、一番上のボタンが飛んだ。
「いやっ!!」
 ブラウスの胸元は、さらに開かれていき2番目のボタンが引きつる。このボタンが飛ぶと、瑞希の胸の谷間は常時人の目に晒されるだろう。それどころか、ブラジャーさえ覗けてしまうかもしれない。
「どうしても許してくれないのね。どうしても……」
「ああ、俺が射精するまでここから還さないぜ。授業に遅れても、それでも良いのかい?」
 瑞希は、しぶしぶブラウスのボタンを外していった。
(私が感じなければ……、感じなければ高田君だって諦めてくれるわ。……きっと……)
 瑞希は、この場を早く逃れたかった。感じないことを誓い、最後のボタンを外した。

 全てのボタンが外されたブラウスの奥に、シルキーホワイトのブラジャーに包まれた隆起が覗いている。裕司は、ブラウスを左右に開いた。
「いやっ!!」
 ブラウスは、瑞希のまろやかな曲線の肩を滑り落ち、胸を隠そうと曲げた肘に引っ掛かり地面に落ちることを逃れた。
「手をどけろよ!」
 瑞希は顔を横に背け、胸の前でクロスさせていた手をゆっくりと降ろしていった。

 二人だけの空間で、瑞希の裸の上半身が曝け出される。柔肌を隠しているものと言えば、包みきれない豊乳を2/3覆っているブラジャーと、肘に纏わり着き背中半分を隠しているブラウスだけだ。

 瑞希は、視線を斜め前方に落とし頬を紅く染めている。裕司はニヤリと微笑み、掌でブラジャーに包まれた豊乳をすくい上げるようにする。
「それにしても大きいな。どうしていつも隠してるんだ? こんなに立派なおっぱいしてんのによ」
 裕司は、タプタプと二三度すくい上げ、そして強く揉みしだく。
「うっ、恥ずかしい……の……」
 白昼に繰り広げられる恥辱に、イヤイヤと瑞希は傾げた首を弱々しく振った。

 裕司は、目の前の肉隆にニンマリと目を細め、ブラジャーを押し上げ柔肉を露出させた。教師としての理性と羞恥に拘束されていた二つの肉塊が、解放されたことを喜ぶかのように身震いしブルンッと震える。砲弾型に飛び出した双乳は、その重量を誇示しながらも重力に逆らうかのように前方に迫り出していた。高い位置につけられた天窓から差し込む光が、瑞希の豊かなバストに陰影を付けさらに隆起を強調している。
「ほら、こんなに立派なオッパイ、ざらにはないぜ」
 裕司は、瑞希のコンプレックスを言葉で嬲り恥辱を煽る。
「ひっ!」
 瑞希が恥辱に短く息を吸うと、羞恥を溜め込んだ柔丘がブルンと揺れた。

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