瑞希と悠希の放課後
木暮香瑠:作

■ 白昼の恥辱4

 裕司は、露出した膨らみに指を食い込ませ握り潰した。
「ううっ、うう……」
 瑞希の眉が歪み、眉間に縦皺が刻まれる。裕司は、肉丘を鷲掴みその頂を掌で押し潰した。柔肉に指を食い込ませ、グリグリと手を震わせその頂点に刺激を加えていく。裕司の握りつぶした掌を、頭を擡げた乳頭が押し返す。
「勃ってきたぜ、スケベな乳首が……」
「う、うそよ……。そんな……はず、ない。ううっ、うっ……」
 言葉では否定するが、ビリビリとした刺激が頂点から丘隆に広がっていく。

 裕司は、乳首を搾り出すように握り直した。親指と人差し指で作られた輪っかから、乳頭が乳輪を引き連れて搾り出されている。
「ほら、こんなに飛び出してるぜ。ビンビンに勃ってるぜ」
 瑞希に見せびらかすように強く搾り出す。
「痛ッ、痛い……。や、やめて……」
「痛いだけかな? 本当に?」
「そうよ、痛いだけ……」
 裕司は、搾り出された乳頭の頂点をぺろりと舐め上げた。
「ひいっ!! はあ、いやあ……。ううっ、ううう……」
 瑞希は喉を伸ばし、苦悩の呻き声を上げた。

 裕司は、ゆっくりゆっくりと愛撫を進めていく。瑞希の焦りを誘うように、羞恥を煽るように……。指を食い込ませながら双乳を揉み、乳首から乳輪の裾野へと舌を這わせていく。
「ああっ、だ、だめよ、高田君。私は教師で……貴方は、生徒なのよ……」
 自分に言い聞かせるように、うわ言のように瑞希が呟く。目元に朱がさした顔を横に振りながら……。

 瑞希の双乳に唾液をべとべとに塗り終えた裕司は、手をスカートの中に忍ばせた。張りのある肌に掌を滑らし、スカートを捲り上げていく。そしてパンストに包まれたショーツを露出させる。薄い布地に包まれた柔肉がぷっくりと膨らんでいる。裕司は、その膨らみの中央に中指を縦に宛がった。薄い布地は、すでに湿り気を帯び指を受け止める。

 裕司がゆっくりと縦裂に宛がった指を動かし始める。
「ううっ、あっ、ううう……」
 ぷっくりと膨らんだ肉丘は、熱を帯び裕司の中指に纏わり着いて来る。残りの指で恥丘の膨らみを味わいながら中指を亀裂に埋めた。
「ひっ、あうっ……、うあう……」
 瑞希は、上ずる声を噛み殺す。裕司の指が、縦裂の中で頭を擡げた肉芽を捕らえたのだ。

(ううっ、だめっ! だめえ、ここで感じちゃあ……。高田君を……、元の高田君に戻すことも出来なくなっちゃう……)
 瑞希が血が出そうなくらい強く手を握り締め、官能の昂ぶりに抵抗しようとする。白い喉を退け反らし、虚ろな瞳で天井を見つめている。
(わたしが……、わたしが感じなければ、高田君だって……諦めてくれる。き、きっと……)
 しかし、瑞希の瞳に移る天井はグルグルと廻り始めていた。

「濡れてきたぜ。それにしてもスケベなオマ○コだな」
 裕司は、ショーツとパンストを濡らし染み出した愛蜜に濡れた指を瑞希の目の前に翳した。
「う、うそ……。そんなこと……ありえない。ああ……、ううっ!」
 瑞希は、言葉を飲み込むように唇を閉じた。裕司の愛液にぬれた指が、瑞希の唇をなぞったのだ。
「ううっ、ううう……」
 瑞希の唇が、グロスのリップを塗ったように艶やかに光りだす。裕司は、その唇に自分の唇を重ねていった。

 イヤイヤと、瑞希は顔を振り唇を奪われることを逃れようとする。
「キ、キスは許して……、キスは……」
 顔を横に背けた瑞希の唇から、弱々しい言葉が漏れる。
「なに逃げてんだ。昨日は、あんなに俺の舌を吸ったくせに。濃厚なキスだったぜ、自分から舌を絡めてきたんだぜ、先生」
 裕司が両手で瑞希の顔を掴み正面を向かせる。瑞希は、昨日の記憶を捲った。
「う、うそ……」
 そこには、強く否定できない自分がいた。小さな声で、『うそ』と呟くことしか出来ない。官能に溺れていた瑞希の記憶は、曖昧なもので所々が飛んでいた。自分を信じられず驚きを隠せない瑞希の唇に、再び裕司の唇が重ねられた。

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