瑞希と悠希の放課後
木暮香瑠:作

■ 白昼の恥辱5

 昼間の学園の中、それも生徒に凌辱を受けている。弥が上にも気が昂ぶり、その昂ぶりは瑞希を興奮へと導いていく。

 恥辱に苛まれた瑞希は、時間の感覚が麻痺していた。トイレに連れ込まれてどのくらいの時間が経ったのだろう。一瞬のようにも思えるし感じるし、何時間もここに居るような錯覚にも襲われる。
(ああっ、だめ……。午後の授業に間に合わなくなっちゃう)
 五時間目の受け持ち授業に間に合わなくなるという焦りが、瑞希の思考を惑わす。

 裕司の愛撫は、瑞希の困惑を知ってか知らずかさらにねちっこく進められる。片方の手で胸を揉み、もう一方の手は股間に宛がわれゆっくりと動かされている。両の胸に裕司の口から尖り出した舌が、ナメクジが這うように柔肉の上を這っていく。股間に宛がわれた手は、指一本を亀裂に押し込み、頭を擡げた女の最も敏感な肉芽をコリコリと転がす。しかし瑞希は、優しく責めてくる刺激に戸惑いながらも必死で耐えようとした。
(は、早く諦めて……。そうでないと……、授業が……、午後の授業が……)
 唇を噛み、眉の間に刻まれた縦皺を見て、裕司が言う。
「感じていいんだぜ。それとも長い間感じたくてがんばってるのか? それならいつまでも付き合うぜ。どうせ俺は、午後の授業もサボりだからな」
 瑞希は、はっと気付かされた。焦っているのは自分だけなのだ。高田君には十分な時間がある。そして、私が感じるまで許してくれないだろう。高田君がザーメンを出すまで私を嬲り続けるだろうと……。

(どうしたらいいの? 時間がない……。授業に……間に合わなくなっちゃう……)
 瑞希は、益々焦った。二人がトイレに入ってから、どれくらいの時間が流れたのかさえ判らないでいた。授業に穴を開けることは、瑞希には出来なかった。教師としての責任感が、プライドがまだ瑞希には残っていた。

「はっ、はやく、早くして……」
 混乱した思考が、言葉を吐き出させた。
「自分からおねだりか? やっぱり忘れられえんだな、俺のチ○ポが……」
「ち、違うわ。早く終わらせたいだけ……。じゅ、授業があるの……」
 瑞希は、一刻も早くこの窮地から逃れたかった。休み時間に行なわれる凌辱が、どんなに恥ずかしく辛いものでも授業に穴を開けるつもりはなかった。
(早く終わらせなくちゃ……。高田君の精を吐き出させなくちゃ……)
 教師としての責任感は、凌辱を休み時間内に終わらせ、授業を行なうことを選ぼうとしていた。

「お望みどおり、さっそく始めてやるぜ」
 裕司の手が、ショーツとパンストを一気に下ろした。
「いやっ!」
 紅く染まった顔を横に背ける。覚悟したつもりでも、冷たい空気に火照った媚肉を直接撫でると自分の痴態を思い知らされる。教え子の前に、はだけたブラウスから豊乳を露にし、捲れたスカートからは繊毛に飾られた恥丘を晒している。瑞希に津波のように羞恥心が押し寄せた。

 裕司は、茂みの中の縦亀を指でなぞった。瑞希の吐き出した淫蜜が指にねっとりと纏わり付く。
「べとべとだな、先生のオマ○コ……。これじゃあ我慢できないわけだ。生徒におねだりするなんて淫乱な教師だな」
 裕司は、糸を引く指を瑞希に晒す。
「いやっ、そんな言い方……、ひどい。わ、わたしは、教師なの。授業があるの……。は、早く終わらせたいだけ……」
 瑞希は顔を背け、独り言のように呟く。
「恥ずかしがらなくてもいいぜ。淫乱な先生も好きだぜ、俺は……」
 裕司は、紅く染まった瑞希の頬で指のヌルツキを拭った。
「ち、違うわ……。違うの……」
 愛蜜でヌルヌルに照かった顔を、弱々しく振った。

 裕司がズボンの中から男根を出す。すでに熱い血を湛え、十分に勃起している。隆々と反り返り、瑞希に狙いを定めているかのように亀頭を向けている。

 瑞希は、恐る恐る閉じていた目を開いた。俯いていた瑞希の瞳に映ったものは、血管を浮かした肉根がエラを開き瑞希に向かって反り返った姿だった。瑞希はその大きさに驚愕し、目を見開いた。そして、自分の中にそれが襲い掛かることに恐怖した。
(こ、こんなに大きいの? 昨日もあれがわたしの中に入ったの? う、うそよ……。入る訳ない……)
 恥辱と官能に陶酔していた昨日と違い、今日はまだその大きさを認識する余裕があった。認識は恐怖を生んだ。

「いやっ、やっぱりだめ……。手で、手でさせて。だめなら、く、口でさせて……。口で出させて、あなたの精液……」
 亀裂を裕司の怒張で裂かれる恐怖から逃れたかった。豊富とは言えない性知識から、膣意外での性交渉を口にした。
「フェラしてくれるって言うのかい? それもいいな」
 裕司は瑞希を跪かせた。

「さあ、始めてくれよ!」
 跪いた瑞希の瞳に反り返った怒張が映っている。目の前、数センチにある裕司のその大きさに驚きが隠せない。なかなか動き出せない。
(どうやればいいの? どうすれば……?)
 口ですると言ってはみたが、どうすればいいのか判らない。初めてのフェラチオに戸惑いながらも、瑞希は怒張に唇を近づけていった。

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