瑞希と悠希の放課後
木暮香瑠:作

■ 自ら受けた口辱4

「顔を揺すれ! じっとしてたんじゃ、いつまで経っても逝かないぜ、俺は……」
 恐怖に身を硬くした悠希に、裕司が言う。
「舌を使えよ」
「そんな舌使いじゃ感じないぜ」
 裕司のアドバイスという命令に従い、悠希は言われるまま顔を前後に動かし舌を棹に絡ませた。
「唇で締め付けるんだよ! チ○ポを……、強く弱く変化をつけて……」
「玉を弄くるのも忘れるな!」
「吸え! 俺の中のものを全部絞り取る気で精一杯吸うんだ」
 悠希は頬をへこまし、ジュルジュルという音が部室に響く。まるでヘルス嬢のようなことをしてる自分が悔しい。悔し涙が止め処なく溢れてきて頬を濡らす。

 苦しさに耐え必死で顔を揺する悠希に、裕司は冷たく言う。
「優秀な生徒会長さんが、こんな事も判らないのか? 俺の教えたことを全部同時にやるうんだ!」
「もっと奥まで咥え込めよ。そんなんじゃ感じないぜ」
 悠希にしたら、精一杯咥えこんでるつもりだった。しかし、裕司の怒張は半分も唇の奥に入ってない。
「こうするんだよ。奥まで咥えろ、喉チ○コまで飲み込むんだ」
 裕司は、悠希の髪の毛を掴み顔を引き寄せる。
「うっ!? うぐっ?」
 突然の動作に驚き、瞳を大きく見開いた悠希の顔が前のめりの動くと同時に、大木のようなゴツゴツした怒張が唇の中に消えていく。裕司の欲望を溜め込んだ怒張が、気管を圧迫し息が出来なくなる。
「うぐっ、うぐぐううう……」
 裕司は、悲鳴にも似た呻き声を上げる悠希の頭の後ろに手を廻しさらに引き寄せる。

 ゴワゴワとした硬い陰毛が、悠希の鼻の中まで進入し擽る。
(く、苦しい……。ま、まだなの? まだ出ないの?)
 硬く閉じた瞳から涙が溢れ出る。朱に染まった頬が涙にぬれ、顎に伝った頃には涙か唾なのか判らないくらいに交じり合う。
(な、何分……経ったの? ま、まだ時間……ある?)
 息苦しさと嘔吐感に耐えるのに精一杯で、どのくらい時間が経ったか判らない。

「二十分が過ぎたぜ。お前の負けだな」
 突然、裕司の動きが止まった。
「うっ、うううん……、う、ううっうう……」
(はっ、話して……、も、もう終わったんでしょ)
 しかし裕司は、悠希の頭の後ろに廻した手を解こうとはしなかった。それどころが、腰を前後に送り出した。怒張の先端は食道まで押し広げるかのように占拠する。
「ううっ、うぐっ、うう……、うぐううう……」
 喉の奥まで肉根が届き気管を塞ぐ。苦しさと嘔吐感が襲い、悠希の顔が歪む。
 裕司は、さらに腰を悠希の顔に打ち続けた。
「うぐっ、ううっ、うぐぐっ……」
 部室内に悠希の呻き声が響いた。

 口の中で怒張が、ドクッ、ドクッ、ドクッと鼓動するように一段と膨らんだ。得体の知れない恐怖を感じた悠希は、怒張を吐き出そうと両手で裕司の腰を押し返す。しかし、裕司は悠希の頭を両手で押さえ込みそれを許さない。
「いいのかい? 今吐き出したら、お前の顔がザーメンだらけになるぜ。顔だけじゃなく服にも掛かるだろうな。これから教室に戻らなくちゃいけないんだろ?」
 悠希の抵抗が一瞬止まる。その隙を突き裕司は腰を突き出し、悠希の頭に力を込め引き寄せた。
「うぐっ、うぐぐぐううっ……」
 いっそう膨らんだ怒張が悠希の喉の奥で弾ける。熱い粘液が喉の奥深くに撃ち付けられた。
「全部呑むんだ。それ、それ……」
 裕司の腰が、繰り返し撃ち付けられる。

 ドピュッ、ドピュッと繰り返し吐き出されるザーメンが、口の中一杯を埋め尽くす。さらに続く射精は、悠希の小さな口の容量を超えていた。
「うっ、うぐっ!! ぐ、うぐぐ…………」
(いっ、いやっ!! は、放して……、呑んじゃう……、入ってきちゃう……)
 ザーメンの進入を防ごうと、悠希は必死で裕司の腰を押し返す。しかし、裕司は怒張を吐き出すことを許さない。撃ち付けられる腰は、悠希の口の中の白濁液と唾液を混ぜ泡立てる。
 グジュッ、グジュッ、グジュッと音を立て、悠希の唇を怒張が出入りする。
 怒張に埋め尽くされた唇の隙間を見つけた白濁液は、泡となって流れ出る。白い泡が、悠希の唇と裕司の股間を飾った。そして、重力に逆らえないほど溜まった白濁液は、ツーーーと糸を引いて床に滴る。
(く、苦しい……、だ、だめえ……、お、お姉ちゃん……、隆さん、た、助けて……)
 苦しさに耐えかねた悠希の喉が遂に、ゴクッ、ゴクッ……と鳴った。悠希の胃の中に流れ込んだ熱粘液に胃が焼ける。
「ううっ、うぐぐぐ……」
 喉がなったのを確認した裕司が、やっと悠希の頭を解放した。

 床に崩れ落ちた悠希が、ゲホッ、ゲホッ、と咳き込む。喉に張り付いたものは吐き出そうとする。が、粘性のある液体は剥がれ落ちることを拒み、喉の奥へと流れ込もうとする。
「ゲホッ、ゲホッ……、酷い……」
 嗚咽を続ける悠希。
「美味かったか? 俺のザーメンは。瑞希先生もまだ味わってないんだぜ、俺の精液は……」
 ここにきても裕司の言葉嬲りは続いた。バカにするように口の端を吊り上げ苦笑しながら……。
「良かったな、姉ちゃんより早く経験できるなんて……。ガキのお前の方が、早く経験できて……。瑞希先生より上手だったぜ。自慢できるぜ。教えてやれよ、姉ちゃんによ。ハハハ……」
「ひ、酷い……、飲ませるなんて。わたしの負けは……もう決まってたのに……、ううううう……」
 悔しさに涙が溢れてくる。
「泣いててもしょうがないだろ。お前が望んだことだ。……教室に戻らなくていいのか? ええっ?」
 六時間目の終業までは、あと少ししか時間が残っていなかった。短く感じられたフェラチオ行為の時間は、三十分以上に及んでいた。

■つづき

■目次

■メニュー

■作者別


おすすめの100冊