瑞希と悠希の放課後
木暮香瑠:作

■ 妹に晒す倒錯5

 新垣の舌が亀裂の中を這う。
「き、汚いわ。そんな……とこ、な、舐めないで……」
 瑞希の切ない願いを無視し、新垣の舌が強く媚肉を舐め上げる。他の二人も、瑞希の豊かな胸にしゃぶり着いていた。
「先生、ビーチク、勃ってきたぜ。感じてるんだろ?」
 舌で乳首を転がしていた織田が、ニヤニヤしながら瑞希の顔を覗きこんだ。
「う、うそよ……。感じたりなんか……しない……。うっ、ううっ……」
 ザラザラとした舌が乳首を弄り、じりじりとした痺れが乳輪に広がる。瑞希は、眉を歪ませ刺激に耐えている。胸が熱を帯び、股間がジンジンと熱くなってくる。
(いやっ、熱い……熱いわ。感じちゃ……だめえ……)
 瑞希の思いとは関係なく、熟した柔肉は反応していく。新垣の舌が尖り始めた淫芽を舐め上げたとき、グジョッと音を立てるように淫蜜が染み出した。
「本当だ。濡れてきたぜ。これはオレの唾だけじゃあねえな。そろそろ大丈夫だな」
 新垣は股間に埋めていた顔を挙げ、腰を瑞希の太腿の間に入れた。

「だ、だめえ……。新垣君……、私は……教師で……、あなたは生徒なの……。だ、だめえ……、そ、そんなことしちゃあ……」
 弱々しく顔を横に振り、この状況になっても説得を試みる。しかし、瑞希の消え入りそうな声は興奮した男たちには通じるはずも無い。新垣は、瑞希の膝を押しやり、M字に開かれた太腿の間で隙間を作る縦裂に怒張を宛がった。絶好の獲物を待ちきれず、亀頭の先端からは透明な涎を流しながら身震いしている。
「だめ……、だめっ、だめえ……」
 弱々しく首を横に振る瑞希の表情を楽しみながら、新垣は腰をぐいっと送った。

 グジュッ……。
 淫猥な水音を立て、亀頭が縦裂に姿を消す。
「ひっ、……」
 秘孔を広げられる感触に、瑞希は短い悲鳴を上がる。
「入ったぜ、先端が。ひひひ……」
 憧れのマドンナ教師の蜜壷の甘媚な感触に、自然と頬が緩む。卑猥な笑い声を上げながら、新垣は腰を進めていった。
「ううっ、ううう……」
 媚肉を擦りながら進む肉根の現実的な感触に、瑞希は絶望感を覚え涙声の呻きが漏れた。

「先生のオッパイ、美味しいぜ」
 新垣の腰の動きに合わせ揺れる豊乳にしゃぶり付いている織田と古田が乳頭を舌で転がす。
「いやぁん、ゆ、許して……、アンッ……」
 瑞希の声が、湿り気を帯び甘い響きに変わってきた。グジュッ、グジュッと怒張の抜き差しが発する湿った摩擦音に消え入りそうな小さな声だ。
「あっ、そうそう。記録撮っておかなくちゃ。後でちゃんと勉強できるようにね」
 美帆がビデオカメラを構え、レンズを瑞希たちに向けた。
「大人のセックス、感じ方、しっかり勉強させていただくわ」
 美帆の横で、真莉亜が口元を吊り上げながら氷の視線を瑞希に向けている。その奥では、悠希も、麻貴の逆らうことの許されない指図により、瑞希に視線を向けている。
「や、やめて……。ビデオに撮るなんて……、アン、ひ、酷い……、ううう、あっ……」
 瑞希の吐く悔しさの言葉が、胸と股間を同時に責められる喘ぎ声に掻き消される。

 憧れの美人教師の肢体に、三人の責めも執拗になる。新垣は、蜜壷に埋め込んだ怒張を、瑞希のGスポットを探すように角度を変えながら抜き差しする。
「うっ、動かないで……」
 瑞希の願いとは裏腹に、新垣は膣壁を擦りあげる。切羽詰った呻き声が、感じる場所を新垣に教える。
「ううっ、だ、だめっ……」
「ここが先生のGスポットってわけ?」
 新垣は、瑞希が声を押し殺す場所を重点的に攻め上げた。
「あうっ、はあ、はあ、はうっ……」
 瑞希の息が、どんどん荒くなる。
「おおっ? 感じてきたんじゃないのお?」
 織田と古田も双乳にしゃぶりつき、その柔肌に舌を這わせ乳首を吸い甘噛みする。
(感じちゃあ……、だめ……。感じちゃ、だめ……。みんなが見てる……、悠希が……見てる)
 甘い痺れが広がり、両手の指先が、脚の爪先がピクピクと痙攣を始めた。
(石になるの……、石に……。い、しに……、いっ、いっ、い……)
 呪文のように唱える言葉が途切れ途切れになり、官能の渦が言葉を飲み込んでいく。

(お姉ちゃん……、感じてるの? 恋人じゃない男にでも感じるの? 嘘よね! 感じたりしないよね……)
 悠希は、眉を折り、首を伸ばし、頭を左右に弱々しく振る瑞希から視線を逸らした。
「悠希! あなたもしっかり見るのよ」
 真莉亜が視線を逸らした悠希に気付き、命令する。辛い光景から逃れることを許さない。
「いやっ、み、見ないで……、ゆ、悠希……、見ないで……」
 女生徒たちの視線に晒される瑞希は、恥辱に苛まれる。同性に、それも肉親の視線が瑞希を苦しめる。
「み、見ないで……」
 瑞希の苦しげな、そして潤んだ声が悠希の耳に届く。
「瑞希先生、教師だもん。生徒に何でも教えるのが仕事だもん。大人の女性の振る舞いを教えていただきましょ! 大人になる勉強を……」
 凌辱者の責めに喘ぐ瑞希を、姉を見殺しにした自分を責める悠希を嘲笑うように真莉亜は言い放った。

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