Mの系図
一二三:作

■ 第1章1

1、若き日のあやまち。

私【一二三(ヒフミ)通称フミ】が5歳の頃、兄の良一と兄の同級生の昭次さんと3人でよくお医者さんごっこをして居ました。
 兄は何時もお医者さんで私は患者になったり看護婦になったりして遊んで居ました、昭次さんも患者になったり、兄と一緒にお医者様になって私を診察して遊びました。
 そんなある日突然、昭次さんの一家がとある村に引っ越されました。其れから10年の月日が経ち、私は昭次さんの事等全く忘れて居ました。
 日本列島は高度成長の真っただ中で、1次産業から3次産業まで業種を問わず人手不足で、私達農業に関係のない物も親戚のお手伝いに駆り出されました。
「明日から1週間、親戚の川田のおばちゃんの所に、お蚕さんの手伝いに行くから一緒に来なさい」
と言われ一家揃って親戚の農家にお手伝い行きました。
 此の農家は川田さんと云って此の地では中以上の農家で、農繁期には多数の人を雇って居た様です、私達も行った日から作業着を支給され早速桑畑に桑摘みに出掛けました。
 サラリーマン家庭に育った私は生まれて初めての農作業です、見る物する事何もかもが新鮮でした、桑の葉っぱいる虫や足音に驚き地中から出て来るミミズ等、初めは気持悪かったのですが直ぐに馴れて来て手で掴むまでに成りました。
 此処に来た日の夕食時、田植え作業から帰って来た男仕さんの中にあの昭次さんが居たのです、夕食後3人で昭次さんの家に行き夜中近くまで積年の話に花を咲かせました。
 あっと言う間に1週間が過ぎ父母と兄が帰り、私は未だ農繁休暇が残って居ましたので後3日此処に残る事に成りました。大勢居た男仕、女仕さんも殆ど帰り、泊まり込みで残って居るのは私だけで、後の2人は近所の通いの人でした。
 昨日まで10人が雑魚寝して居た此の養蚕室の階下の部屋が今夜からは私一人です、大きなイビキや歯ぎしりから今夜は開放されるとホッとしながら、元々8畳二間だった真ん中に襖を入れ元の8畳に戻して今夜は一人で寝るのです、夕食の時奥様から、
「ヒフミさん、寂しかったらオバーチャンと寝ても良いのよ」
と言われましたが私は、
「此処で良いです」
と云って断りました。
 眠りに就いてどの位経ったのか、腰の辺りの違和感で私は目を醒ましました。目を開けると私の顔の上には昭次さんの顔が迫って、行き成り唇を奪われました。其の時私は何故か抵抗する気は有りませんでした。口の中に舌を刺し込まれ、キスをしながら私のパンツを脱がしている昭次さんに協力して、膝の所まで脱がされたパンツを私は片足の指に引っ掛けて自分でパンツを脱いで居ました。
 生れて初めて他人から長いキスをされ、舌を思いっ切り吸われ、大量に唾液を呑み込みパンツを脱がされた太腿を開いて居ました。
唇を離した昭次さんは私の太腿の間に座り、陰毛が生え始めたばかりの私の股間を両手で拡げ、指で割れ目を擦って居ましたが、
「フミチャン、初めてか、入れて良いか」
「ショウ兄ちゃん、入れてー、初めてよ」
 昭次さんは股間に人差指を入れ、2.3度出し入れしてから棒のように固くなっている珍棒を無理やり挿入に掛ります、
「アウッ、ショウ兄ちゃん痛い、アウー、タハー」
 膣口が切れる様な痛さが終わり堅い物がお腹の奥を突いて内臓が圧迫される感じです、私は痛さと怖さを凌ぐ為、昭次さんの背中に両手を廻し必死にしがみ付いて居ました。
 昭次さんの腰の動きが早くなり、
「オゥ、イク、オオーク、ウーー、ハー、ハー、ハーー」
 私の股間の奥に温かい物が射出され、昭次さんの珍棒が小さく成って股間から抜けました。
 私は股間から何かが出ている気がしたので身体を起し股間を観ると、赤い血の混じった白い液が流れ出て居ました、
「フミチャン、処女だったんだな、痛かったか、気持ちは如何だった」
 私は脱ぎ棄てて居たパンツで股間を拭きながら、
「最初這入る時痛かったわ、後はお腹の奥を突かれ何か変な気持になった時終わったわ」
「俺、憧れのフミチャンと出来て嬉しいよ、良チャンには内緒だよ」
「うん、解った、明日の晩も来てくれるよね」
「アア、来るよ、フミチャンが居る間ズーと来るよ」
 私は嬉しく成り、布団の上に素っ裸で仰向けに成って居る昭次さんの萎えている珍棒を握りました、2.3度擦るとフニャフニャだった珍棒がモッコリと大きくなって来て、遂にあの大きな摩こ木の太さになりました。
私はこんな大きな珍棒を観た事がありませんでした。小学生の頃、戦時中で田舎に疎開していた時、各家庭に在った風呂釜は全部供出して、集落毎に共同風呂が設けられ老若男女混浴でしたので、私も大人の珍棒は毎日見て居ましたがこんなに太いのは初めてです、今迄見て居たのは萎えて居るのを観て居たのです、勃起するとこんなに大きく成る事を初めて知り、此れじゃ痛いのは当たり前だと悟りました。
「ショウ兄ちゃん、男のチンチンってこんなに大きくなるの知らなかったわ、こうすると大きく成って固く成るのね、面白いわ」
「うーん、又したくなった、もう一発遣るぞ」
 昭次さんは私を押し倒し再び珍棒を股間に入れて来ました、今度は少しも痛く有りませんでした、奥を突かれる違和感も無くなり、あのお医者さんごっこの時味わったオシッコの出そうな快感が甦って来て私は、
「アアァ、ショウ兄ちゃん、イイワァ、スキィ、イイワァ」
 昭次さんは5分位で逝ってしまいました、私も気持ち良く成り腰を揺すって居ましたがアクメには達しませんでした、二度目は出血も無く真っ白な精液が流れ出て居ました。
 昭次さんが3時過ぎに帰り、私も初めてのセックス疲れでぐっすり眠り6時の目醒まし時計に起されました。
朝食が終わり養蚕器具の片付けをしていても昨夜の事を想い出し、股間には未だに何かが這入って居る様で、歩く時人に気付かれないかと心配で、やっと夕食を済ませ、お風呂に這入って皆さんの反応が変らないので落ち着きました。
 其の頃の田舎は昼夜を問わず殆ど戸締りをしません、歳頃の娘の居る家庭でも戸締りを厳重にするのは稀で、若衆の夜這いが流行って居ました、次の夜も昭次さんは夜中の0時過ぎに来てくれました。
 私は寝間着の下には何も着けず待って居ました、昭次さんは家の人に気付かれない様に雨戸をそっと開け、廊下越しの私の部屋に這入り、蚊帳の中に這入って来ました、私は昭次さんに抱き付き私の方から唇を合わせました。
 長いキスの後昭次さんの着物を脱がせ、私は昭次さんの珍棒を握り、昭次さんは私の乳房を揉みます、他人から乳房を揉まれるのも生れて初めてです、最初は痛い感じでしたが段々気持ち良くなり、指で乳首を撫でられると何とも言えない快感です、乳首が堅く成って居るのが自分でも解りました。

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