Mの系図
一二三:作

■ 第1章12

13、決心。

 御主人様がアタッシュケースからA4の紙を取り出しフミに渡しました、フミは其れを黙読し顔を上げると、
「大きな声で朗読しなさい」
「ハイ、畏まりました、御主人様」
フミはもう一度紙を取り上げて、
             奴隷契約書。
本契約書は、奴隷の私こと 一二三が 吉野健吉殿 (以下御主人様) との契約の内容・条件等について定めたものである。

1 私は、御主人様のいかなる命令に対しても、それを拒む権利を放棄します。

2 私は一介の道具として、御主人様の命令下にある限り人間としての、資格、
  権利等一切の人権を放棄し、一切の生物行為は御主人様の指示に従います。

3 私の妊娠は御主人様の意に従います・御主人様に認知及び経済的援助は求
  めません。

4 本契約は私からの一方的約束であり御主人様がそれを受諾した瞬間から契
  約に基づく関係が開始され期間は無期限とします。

5 私は本契約中又は解約された後も、心身的障害が発生した場合も御主人様
  に対して賠償請求は一切行いません。

6 私からは本契約の解約・改約を御主人様に請求することができない。
  一方、御主人様はいつでも何らの催告を要せず、理由を示さずに契約を破
  棄することができる。又、御主人様もしくは私のどちらか片方もしくは両
  者が他界した場合、契約を破棄出来る。

7 この契約の詳細内容は、別紙誓約書に基づくものとする。
  私は人格、身体の保全等の権利を自らの意志で、御主人様に譲渡します。
  下記に自署記名し、クリ印押印の上、本契約の成立の証とします。

   平成 5年 10月 15日

   [署名]   御主人様   吉野健吉
           奴隷   一二三


誓 約 書

「第一条」 誓い。

一、 私は、御主人様の所有物として、一切の肉体的、精神的な自由を奪われ、
   家畜以下の奴隷としてお仕えすることを誓います。

一、 私、奴隷は24時間、一刻たりとも自由な時間を持つことは赦されず、御主
   人様が快適な生活を送られるようにご奉仕し、常にご満足いただけるよう
   尽くします。

一、 御主人様がどのように非情なご命令を下されても異議を唱えず、無条件に
   服従いたします。

一、 人間から奴隷の境遇に入った印として、刺青、焼き印等、所有物の証を刻
   み込まれることを望みます。

一、 ピアッシングや豊胸手術、性器の拡大や伸張等、どうぞご自由に御主人様
   好みの肉体に改造してください。

一、 生命に係わるような責めをいただく時も、最大限の努力をいたします。

一、 本権利は御主人様のご意志以外で奴隷の身分から解放されることは永久
   にございません。

 「第二条」 日常。

一、 御主人様に対しては常に最上級の敬語を使用し、一切の非礼を行わない
   よう努めます。

一、 御主人様の特別のご指示がない限り、奴隷は屋内では一切の体毛
   を除去した全裸を原則とし、公共の場においも下着は着用しません。

一、 朝御主人様が起床された時の排尿は御整水として口でお受けし、一滴も溢さず
飲み乾します。

一、 御主人様のご友人に対しても、御主人様に対するのと同様に奴隷として
   ご奉仕いたします。

一、 奴隷は人格を有さない所有物ですので、御主人様が他のご婦人と交際され
   ても一切不服を申しません。

「第三条」 使役。

一、 奴隷は炊事、洗濯、掃除等、御主人様の身の周りの一切のお世話を喜んで
   務めさせていただきます。

一、 御主人様が排泄を催された場合は遠慮なく奴隷の口を便器としてお使いく
   ださい。
   小便器としてご使用くださる時は、御主人様のご分身を口に含んで一滴残
   らず飲み干した後、舌で丹念に清めさせていただきます。

「第四条」 奉仕。

一、 奴隷は御主人様を愉しませるための存在ですので、性的欲求を満たすため
   に、口、膣、肛門、尿道、子宮をご存分にお使いください。

一、 奴隷は御主人様に悦んでいただけるよう、穴の締まりを良くするための訓
   練を常に実施し、いつでもご分身を潤滑剤なしにお迎え入れられるよう、各穴
   の拡張訓練を怠りません。

一、 口淫奉仕についても、少しでも御主人様にお悦びいただくために、日夜、
   張り型を使っての訓練に励みます。

一、 御主人様が他のご婦人と交わられる時は、ご命令があるまで床に正座して
   待機いたします。

一、 御主人様のご命令があればお二人の愉しみがより充実されるるよう
   に務め、性器の結合部分に舌を這わせる等々、いかなる御命令も謹んで
   お受けいたします。

一、 情交が終わられた後には、お二人の性器を舌で舐め清め、ご婦人の胎内 
   に注入された御主人様の精液を、ありがたく吸い取らせていただきます。

一、 御主人様のご命令以外は、奴隷が勝手に自慰行為は決していたしません。

一、 御主人様からのご指示があれば、恥知らずな奴隷が自慰に耽る浅ましい
   姿を披露いたしますので、どうか嘲笑いながらご鑑賞ください。どんなに大勢
   のお客様の前でも、喜んで実行いたします。

「第五条」 懲罰。

一、 万が一にも奴隷の心得を怠るようなことがあれば、どのような罰をお与え
   いただいても甘受いたします。

一、 奴隷に非がなくとも御主人様の気の向かれるままに鞭打っていただいて
   結構です。

一、 鞭打ち以外にも、御主人様の気の趣くまま、奴隷の肉体に針、串、釘等での苦
   痛をお与えください。

一、 消えることのない傷跡が残るような懲罰を与えられても、奴隷は御主人の
   手で刻まれたものと心から感謝いたします。もし使役に不都合が生じても
   かまわないと御主人様が判断されるのなら甘受いたします。



 「第六条」 廃棄。

一、 御主人様のご高配であれば、どなたの元に貸し出されても、拒絶や選択をする 
 ことなく謹んで従います。

一、 御主人様が飽きられてどなたかに払い下げられれば、奴隷は謹んで従い、
   新しい御主人様に喜んでお仕えします。

私は人間としての人格、身体の保全等の権利を自らの意志で放棄します。
この証として自署記名の上、この権利を御主人様に捧げることを誓います。

            平成 5年  10月 15日

            御主人様   吉野健吉

               奴隷   一二三

 フミがはっきりとした声で朗読し、御主人様から受け取った威厳のありそうな万年筆で署名しました。
「よろしい、其処に仰向けに寝なさい」
 フミは、透明強化アクリル製の応接セットのテーブルの上に寝るように指示され、ヒンヤリとしたテーブルの上に寝ます、股間から突き出ているクリトリス吸引器を引っ張られ、スポット音がしてクリトリスが吸引筒から抜けました、其の吸引で膨らんだクリトリスは見る間に小さくなり、大豆粒位になった先端の薄い表皮を横にメスで浅く切られ、血が滲んだ処で署名した所に押し当てられました。
「アウ、イタッ、ツゥ」
「ヨシ之でフミは正式に奴隷と生った、誓約書に書いて在った事を忘れず忠実に尽くすのだよ」
「ハイ、御主人様、一生懸命頑張りますから宜しくお願いします」
「其れでは此れを左手薬指に嵌めて診なさい、サイズが合うのに番号を刻印するからな、其れまで是は仮だ、刻印した正式な物は2.3日で出来てくる、其れと此のカードとタクシーチケットを渡す、カードはプラチナだから世界中何処でも使える、此れはお前名義の預金通帳とキャッシュカードと印鑑だ、一応100万入れてある、残が無くなったら言いなさい」
「御主人様、こんなにして頂いて良いのですか、私夢のようですわ、怖いみたい」
「フミの一生を買ったのだ安い買い物だよ、俺好みの身体に仕上げるからな」

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