Mの系図
一二三:作

■ 第1章17

17、奴隷の掟。

「フミ、俺の奴隷に成って後悔していないか」
「ハイ、御主人様、フミは此れ以上に幸せな無いと思っています、如何かフミを1人前の奴隷にして下さいませ」
「俺はフミが手に這入って嬉しいよ、アアー、腹太ったな、ベッドに行きか」
「ハイ、御主人様、昨日買って頂いた物が届いていますけど」
「おお、そうか、未だ開けて無いのか、ヨシ、開けて見よう」
 1個の梱包を開けると洋服でした、ツーピースが2着、ワンピースが2着、ブラウスが4着這入っていました。2個目の梱包は黒の10cmピンヒールが2足、シルバーの12cmピンヒールが1足、洋服に合わせたバッグが3個、其の他ベルト等小物が這入っていました。
「注文したの全部在ったか、其の靴履いて看なさい」
「ハイ、御主人様、有り難うございました、早速履かせて頂きます、こんな高いヒール初めてです、転ばないかしら」
 フミは、黒の先が尖った靴に足を入れました、履いて1歩歩くとふら付きます、御主人様につかまり5.6歩歩きます、脛が曲がり、腰が引けて、へっぴり腰のフミをわざと一人で立たせ、
「フミ、そんな恰好じゃ誰も抱いてくれないぞ、もっと真直ぐ立て」
 御主人様は小物のベルトを取り出されフミの尻に、ビシッ、
「タハッ、イタイー」
「もっと脛を伸ばして腰を真直ぐにしなさい、そんなババ垂腰じゃ駄目だ、此れから3日間、此の部屋の中で上手く歩けるように練習しなさい、お前の恥は俺の恥だぞ」
「申し訳ありません、お許し下さい、1日も早く歩ける様に致します」
「其れをクローゼットに片付けて此処に来なさい」
「ハイ御主人様、只今参ります」
 フミが洋服や靴を其々の場所に片付け、御主人様の待つベッドに来ました、
「お待たせしました、御主人様、立派なものを買って頂き有り難う御座いました、フミは幸せですわ」
「喜んでくれるか、俺の奴隷で良かったと思うか」
「ハイ、御主人様、御主人様の色に染めて下さいませ、どんな事でも致します」
「ヨシ、其の為には規則を教えて置く、契約書を書く前に予め言った通りだが今日は詳しく説明する。先ず言葉遣いだ、誰に対しても敬語を使う事、奴隷の禁句は、【厭、出来ない、嫌い等、否定語】。但し、痛い、苦しい、は幾等言っても良い、原則奴隷に拒否権が無いからだ。屋内は全裸。外出時は高級ブランド品を着用し下着を着けない。月初めに1か月の予定表を御主人様に提出して許可を得る事。突発的な変更は其の都度許可を得る事。親戚、知人等の付き合いは今迄通りで良いが、会食費、経費は、成るべく割勘にせず自分で全額支払う事。如何に親しい親戚、知人、、友人でも、金銭や物の貸借は絶対にしてはならない。
恋愛、結婚、キス、SEXは自由であるが、但し、逐一御主人様に報告して検査を受ける事。会の中で知り得た事は絶対に他言しない事。奴隷が持っている動産、不動産、通常勤務等で得た給与等は、奴隷自身の物である。奴隷の衣食住及び日常経費の全ては御主人様が与える。奴隷は御主人様の指示に従い、国賓、政府要人の接待をしなければならない。奴隷は貸し出し、公演等の報酬を受け取ってはならない。奴隷は御主人様に絶対服従である、に依って御主人様の下で絶対安全である。と、まぁーこう云う事だ、何か質問有るかね」
「要人の接待や貸し出しとは、如何云う事でしょうか、教えて下さい」
「お前は未だ経験が無いから教えて置く、奴隷は其の成熟度によって貸出される、国賓向は此の会では貞子だけだ、政府要人や国会議員向けは3人居る、地方要人や民間向けは幸子クラス以上だ、遣る事はSM奴隷だ、外国人はきついが1回億単位だ、貞子は年間5億位稼いでいる、幸子でも2.3百には成ってる筈だ、是は全部会に這入り、お前達に分配されているのだよ、俺がお前に与える金の半分は此の金だ、先輩奴隷がお前達を育てている子だよ、お前も早く後輩を育てる身分に成りなさい」
「じゃぁー、私も貸し出されるのですか」
「そうだよ、只遊ばせて貰ったのでは不公平だろう、一通り出来る様になったら貸し出すよ。考え違いをしてはいけないよ、お前は俺だけの奴隷では無いと云う事をな」
「ママはどの位貸出されているのですか」
「月に1回程度だ、今月からは増えると思うよ、お前が居なくなったからね」
「私に出来るかしら、怖くて自信ないわぁ」
「心配要らないよ、ママさんなんか貸し出されると決まったら活き活きしてるよ」
「そんな時パパは如何しているのですか」
「他の奴隷に厳しい調教を与えているよ」
「私は何時頃からに成るのですか」
「一通りのSMが出来る様になってからだよ、鞭、縛り、吊,蝋燭、針、口、咽喉、膣、肛門、飲精、飲尿は最低条件だよ、相手は皆御主人様だ、要求が有れば受け入れなければ成らない、出来ませんとは言えないからな、フミ、さっきのグレーの靴持って来なさい」
「ハイ、御主人様」
 フミがクローゼットから箱に入った侭のピンヒールを持って来ました。
「此れから此の踵をお前の尿道に入れる、この先は10mm位だから這入る筈だ、一応雑菌防止の為サックを被せて置こう」
 御主人様はピンヒールにコンドームを被せられ、ローションを塗って尿道に当てられ、挿入に掛られます、13mmが這入った尿道ですから、先端は難無く這入りますが5cmも這入ると20mm以上になり尿道口が裂けそうに痛みます。
「ハウ、イタイー、サケルー、イタイー、タハイー」
「まぁ、半分這入ったから良いとするか、知らない人に貸し出されたら、こんな事はしょっちゅう有るから覚えて置きなさい、相手は男だけとは限らない、日頃の鬱憤を晴らしたい有閑マダムも沢山いらっしゃる、顔は貴婦人でも遣る事は鬼畜だ」
「ハイ、御主人様、有り難うございました、勉強に成りましたわ

「知らない人と云っても、皆身元の確実な紳士淑女だから心配は要らない、世間に地位や名誉、学識のある方ばかりだよ、只、之を鼻に掛ける先生方が性質が悪い、酒が這入ると分別がつかなくなるから気を付けなさい」
「此れって、売春防止法に係りませんか」
「好い事聞いてくれた、SEX目的で無く、当事者同士の金員の受け渡しが無く、売春と云う証拠が無い、サド紳士は地位や名誉、学識の有る知名人だから、この様な事を知られたくない人ばかりだ、世間一般の女郎買いとは訳が違い、世間で認知されていないSMだから、事故が無い限り表沙汰にならない、【英雄色を好む】で、地位や世間体を重んじ、仕事の出来る人ほどアブノーマルが好きなのだよ、だから高額の報酬を払うのだよ」
「知らなかったわぁ、学校では習わなかったわ」
「学校では表だけしか教えないよ、何処かの馬鹿な総理大臣が、つまらない淫売女に手を出して、数か月で総理大臣を首になった事もあるからな、臍下3寸は上手く使わないと怖いよ」
「本当ですね、私は奴隷で悦楽を愉しめば好いのですね、教えて戴いて気が楽になりました」
「非日常は、御主人様に全身全霊を捧げて寵愛を受け、日常は親戚知人友人に、金の力を使って優雅な生活を知らしめて、女王様で居られるのだよ、其処の使い分けを、きちんとしなければいけないよ」
「じゃぁー、あの頂いたお金はお付き合いに使って良いのですか、無駄遣いだと叱られるかと思ったわ」
「勘違いするなよ、お前達奴隷も社会人だから日常は普通の人間だ、税金を払っているのだからな。他人との付き合いは大切にしなければならない、自分の思うままに振舞なさい、但し非現実の時は人間では無く、人権も意思も思考も無い、最低の物体でなければならない。其の為に厳しい調教を受けるのだよ」
「ハイ、フミは御主人様に御悦び頂けるよう、一生懸命調教をお受けします、厳しいご調教をお願いします」
「宜しい、俺がフミの乳首やクリトリスを切り落とすと言ったら如何する、ハイお願いしますと言えるか」
「ハイ、御主人様が御悦びになる事は喜んでお受けしますわ」
「本当か、嬉しいよ。貞子の様な奴隷に成ってくれるか」
「ハイ、フミもあの様に生れるでしょうか」
「ウン、フミは貞子の事知らないだろうから後学の為話して於こう」
 二人はベッドに横になり、フミは御主人様の珍棒を握り、御主人様はフミの股間に指を入れて弄りながら、寝物語が始まりました」

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