Mの系図
一二三:作

■ 第2章13

35、基礎教育。

 朝食を済ませたマイが退院支度をしている処に、貞子婦長が幸子夫婦を連れて病室に現れ為した。
「中西さん、退院オメデトウ、久保様がお迎えに来られましたよ、お母様は後1ヶ月いて頂きますがマイ様は此の侭お帰り下さい、支払いは終わって居ますから御心配無く、マイさん、今後の事は叔母様達に任せてお体大切にね、お大事に、さようなら」
 と言って婦長が病室を出て行きました。幸子が淳子に、
「姉さん、心配しないでゆっくり養生してね、みんな良い人ばかりだから心配ないわよ、マイはゆっくり話し合ってマイの身の立つ様にするからね、チンピラの金井勇や仕切って居た組とは一切関係無い事に成ったからね、きっちり弁護士を入れて念書を取ったから安心だよ」
「本当に何から何まで済みません、此のご恩は一生忘れません、有り難う御座いました、未だ此れからも色々御厄介を掛けますが宜しくお願いします」
 幸子夫婦はマイを連れて淳子と別れ、フミの居る【インモールマンション】1201室に帰りました、部屋の押しボタンを押すと、インターホンから、
「お帰りなさいませ、サーそうぞ」
 と、言って、カチャ、と音がしてドアーが開きました、踏込の上り框でフミが全裸で正座し、三つ指を突いて、
「お帰りなさいませ、御主人様、ご苦労様でした」
 フミが父親のズボンのベルトを緩め、ジッパーを下ろして珍棒を押戴き口に含みます、傍らで幸子が裸に成り、フミの様に吉野の珍棒を口に含みました。飲尿儀式が終わり、リビングの応接テーブルを囲んで座りました。
 テーグルには、丁度昼食時なので豪華な料理が用意されていました、
「マイちゃん、オメデトウ、善かったね大した病気も無くて、お母さんは筋腫を取ればすぐ退院出来ると思うよ、其れではマイの退院祝いと人生の再出発を祝して乾杯しよう、ビールを注いでくれ」
 コップにビールが注がれ吉野の音頭で乾杯し、昼食と成りました。ビールが一回りした時フミが、
「マイちゃん、こんな家庭如何思う、遠慮要らないわよ、思ったまま言って頂戴、私達のビデオ見たよね」
「あれって本当の生活ですか、信じられないわぁ」
「ホンとも嘘も、此の状態を見れば分かるだろう、俺達には隠し事は一切無いのだよ、だから女は皆裸なのだ、此の指輪をしている人はみんな仲間で、男性は御主人様なのだよ、女は働かなくっても衣食住、生活一切御主人様が見て下さる、フミの様に働きたかったら働いても好いのだよ、給料等は全部フミ個人の口座に振り込まれる」
「叔母様も働いて居られるのですか」
「ええ、働いていますよ、尚ね、私には夫と別に御主人様が居るの、あのビデオに出ていた人よ、木本様と云うの、因みにフミは此の吉野様が御主人様よ、吉野様には高校3年生の時から面倒見て頂いて居るわ」
「叔父さんは他に女の方居るのですか」
「居るよ、康子と言ってね、歳は35歳、国会議員の秘書をしているよ」
「へー、だってそんな偉い人がこんな事して良いのですか、判らないわぁ」
マイは、私と一緒じゃない、と言いたげです。
「マイちゃんね、誤解しちゃいけないよ、君達が遣って来た事は法律で禁止されている売春だよ、此処に居る人は一切売春はしていない、セックスはするがね、其の代償は一切受け取らない、お互いの信頼で遣ってるからね、其れでなくっちゃ、あんな痛くて辛くて惨めな事出来ないよ、お互いが信頼して最高の悦びを与えて頂けるから、望んで体を預けるのだよ」
「串を刺されたり釘を打込まれたり、あんな痛い目に逢って逃げ出す人居ないのですか」
「ウン、良い質問だ、痛いとは言っていたが嫌とは言わなかったよな、しまいには、モット、モット、とせがんでいたよな、あの痛さが快感に成るのだよ、マイも昨日院長と婦長に好い気持ちにさせて貰ったのだろう、ご褒美に院長の精液をたっぷり飲ませて頂いたのだろう、あの気持と味如何だった」
「アハァ、何もかも知られているのですか、恥ずかしいわ、乳首に注射針通して何で痛く無いのですか」
「あれはね、無痛刺しと言ってね、痛く無い刺し方が有るのさ、元々はそう痛い物では無いのだよ、君達は被害妄想で、必要以上に痛い物だと思い込んでいるからいけないのだ。他人から自分を苛める為に刺されると思うから、拒否反応で必要以上に痛く感じる、最愛の御主人様が自分に対する最高の贈り物だと思えば痛く無く快感と成る
奴隷は御主人様に最高に悦んで頂ける身体を常に維持するのが務めだ、其の為には御主人様の如何なる要求にも応えられる身体にして置かなければ成らないのだよ」
「お尻やオシッコの穴にあんな大きな物入れて垂れ流しに成りませんか」
「其れが反対なんだな、人間の身体は旨く出来ていてな、排泄器官は拡張すると垂れ流しに成るから、其れを阻止する為に各部の括約筋が発達して締りが良くなる、おまけにオマ〇コの締りも良くなる、嘘と思えばマイちゃん、其のソーセージをオマ〇コに入れて立ってみなさい」
 吉野がテーブルの上の直径3センチのフランクフルトソーセージを指差します。
「イヤダァー、此処でですかぁ、恥ずかしいわぁー」
「じゃァ、幸子入れて見せて遣れ、マイちゃん、善く見ていなさい」
 幸子がテーブルのフランクフルトを取り上げ、自分のオマ〇コに挿入して立ち上がりました、ラビアの間から半分位出ているフランクフルトは、歩いても抜け落ちる事は有りませんでした。
「サァ、マイちゃん、叔母様が見せたのだから君の番だよ、恥ずかしいでは済まないよ、裸に成ってサッサと遣りなさい」
 マイがモジ、モジ、しているのを、幸子とフミが無理矢理裸にして、オマ〇コにフランクフルトを挿入しました、
「サ、立ちなさい、是で落さない様に歩くのよ」
 マイがシブシブ立ち上がりましたが歩く事が出来ません。
「如何したのマイちゃん、歩くのよ、早く」
 フミが手を曳いて1歩歩くと、ポタ、フランクフルトが床に堕ちました。
「ダメネェ、是じゃァ男の人お金払わないわよね、ママのソーセージ引張って抜いてみて、抜けなかったら咬み付いて抜いても好いわよ」
 マイは幸子の前に膝間付きラビアから3センチほど出ているソーセージを茶掴みで抓み、抜に掛かりますが脂で、ヌル、ヌル、のソーセージは中々抜けまえsん、最後に咬み付いてやっと抜けました。
「マイちゃん、如何ですか、私達奴隷の事少しは解りましたか、さっき迄は醜い男のチンチン咥えて小便飲んで、はしたないと思っていたでしょう、あなた達の様に、ユルマンで、太平洋で牛蒡洗いでは、御主人様は悦んで下さらないの、御主人様の悦びが奴隷には最高の幸せなの、だから御主人様好みの身体に改造して頂くのよ」
「私は如何すれば好いのですか、何も分からなくなりました」
「先ず第1は考えを改める事だな、金欲、物欲、出世欲を捨て人様を心から信頼する事だ、他人を疑えば自分も疑われる、マイちゃんは今迄母親でさえ疑っていただろう、此の精神を根本から直す事だな、其の為には奴隷と生って御主人様に絶対服従を誓う事だな、人権、地位、学識、財産等一切を棄てて頭の中を入れ替える事だな」
「私にはそんな物有りませんわ」
「今は無くっても直ぐに出来る、そうなると女は忽ち欲の亡者に支配される様になる、そうならない頭にして置かなければ成らないのだよ」今此のサークルに60人の奴隷が居るが、全員頭の切り替えが出来ている、不平不満は一切無いし、他人から後ろ指を指される事も無い、町内や社会的な付き合いは率先して遣っているからだ、だからマイちゃんも今から全裸生活だな」
「此処ではみんな全裸生活ですか、他人が訪ねて来たら如何するのですか」
「心配は要らない、玄関のインターホンを押すと其のモニターに来訪者が映し出される、知らない人は用件を聞いて帰ってもらう、用事のある人は1階管理人室から前以て来訪者名と要件が知らされる、此の階だけは特別なのだ、管理人室の女は二人とも奴隷なのだ、今一人顔合わせに呼ぶからな」
 吉野氏がフミに目で合図し、フミが専用電話で管理人を呼びました。1分位でインターホンが鳴り、フミが応対して、
「開いて真すからお入りなさい」
「失礼します」
 と、言って這入って来たのは丸々と太った熟年の全裸女性でした、100Kg位有りそうな巨体で、大きな乳房を左右に揺らせながら小走りで応接セットの傍に来ました、乳首には4G40mmのリングピアスが、張り裂けそうな臍には大きな真珠が、其処から乳房の谷間に囲まれた大きな男根の刺青が鮮やかに、雁首を張って勃起し、今にも精液を噴射しそうです、臍の周囲を金玉が囲んでいます、恥丘の上には【牝豚奴隷S.YOSIMI】の刺青が大きく彫られ、子供のチンチン位のクリトリスが突出し、ラビアのリングピアスには鈴が着けられ、巨体を支えている10センチのピンヒールが、歩く度に好い鈴の音を響かせています、床に正座して三つ指を突き、
「佳美で御座います、只今参りました」
「此の人、中西麻衣、今日から此処に居候する事に成った、何れは部屋を与える事に成ると思うが、其れまで俺の名前で仮登録して、カードを作って遣ってくれ」
「ハイ、畏まりました、御主人様」
「佳美は今暇か、善かったら酒でも飲んで行け、夜の予定は如何なってる?」
「私、今夜は夜勤ですわ、朱美は多分空いてると思いますよ、何か言っときましょうか」
「ウン、予定が無かったら6時から飯食って、Uに行かないかと言って於いてくれ」
「ハイ、畏まりました、その様に伝えます」
 佳美はビールを飲みながら、みんなの食べ残した料理を殆んど平らげ、丁寧に挨拶して出て行きました。
「ウーン、残飯整理は豚に限るな、綺麗な物だ、フミ、片付け楽だな」
「ハイ、御主人様、助かりましたわ」
 幸子、フミ、マイ、の3人でテーブルの上を片付け、3人が席に戻った処で、
「扨てと、マイちゃん、如何する、奴隷に生るか、パンパンのままで行くか、君の思う通りにして良いのだよ、人並みな生活は出来ない事が判ってるね、人並み以上に成るか、人並み以下に成るかだよ、幸子やフミの生活は年収3千万以上の貴婦人の生活だよ、お前達の今迄の生活は年収200の生活だよ、どちらを選ぶかはお前の勝手だよ、但し早く決めないといけないよ」
「奴隷に成れば、どのような事をするのですか」
「部屋の中は原則全裸だ、外出時は許可の無い場合は下着は着けない、靴は10センチ以上のピンヒール、上着や手回り品は最高級のブランド品を着用、日用品、交通費等は、全部御主人様から支給される現金やカードを使う、日常の社交事例は普段のままで宜しい、只、街中で此の指輪を着けた人から誘いが有った場合は如何なる場所と場合でも拒否出来ない、如何しても従えない時は専属御主人様に電話して指示を仰ぐ事、詳しい事は奴隷契約書や覚書に書いてあるから後でフミに見せてもらいなさい」
「何時も御主人様と一緒に居るのでは無いのですか、一人で街を歩く事も出来るのですか」
「勘違いするなよ、奴隷は非日常の時だけだよ、但しさっきも言った通り非日常は何時来るか分からない、日本では無いが、外国ではお友達とお茶してる時、素敵な紳士に指輪を見せられ、其の場で珍棒を咥えさせられる事も有る、ま、こう云う事は外国に行かない限り無いから安心しなさい」
「此の指輪してる人沢山居るのですか」
「日本国内に約300人かな、日本人は規律を弁えてるから安心だよ」
「御主人様が居ない時は遊びに出られるんだ」
「そうだよ、但し、奴隷に生るまでの教育を受けないといけなぃよ、先ず言葉使い、社交ダンス、楽器、踊り、お花、ディナー等、女のたしなみを一応マスターする必要があるよ、マイちゃんなら若いから直ぐ出来るよな」
「出来るかしら、自信ないわぁ」
「奴隷のセックス憶えるより簡単だよ、全部遊び感覚で出来るから」
「そうかなぁ、フミちゃん全部出来るの」
「全部なんて出来る訳無いわよ、私が出来るのは社交ダンスと楽器はパーカッション、ピアノが少し、後は未だ練習中よ、会社が忙しいから中々進まないのよね、マイちゃんは会社が無いから直ぐ私位には成れるわよ」
「そうしようかなぁ、だけど稽古事のお金が無いもの、誰か貸してくれるかしら、無理よね」
「そんな心配要らないわよ、奴隷に生る決心さえすればお金は付いて来るわよ、迷っていても如何にも成らないわよ、決心しなさい」

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