夢魔
MIN:作

■ 第3章 浸食(梓)12

 梓は寒さに震え、大量の水を腹に溜め込み、直腸とオ○ンコに仕掛けられた、金属球が振動を伝え暴れ回る中、全ての動きを奪われ、稔の体重を支える椅子に成った。
 梓の腹の水は金属球の振動を、腸全体に伝え時折ぶつかり合って、カッカッと大きな振動を与える。
 梓の身体はその度にビクッ、ビクッと震える。
 同じようにオ○ンコの中で、暴れ回る金属球は、出口を塞がれたオ○ンコの中に、徐々に分泌され満たされる愛液により、膣奥深くまで、振動を伝え始める。
 梓は鼻枷のため、顔を俯ける事も出来ず、目の前にある鏡に映る、自分の姿を凝視する。
 その姿は、梓の人としての尊厳もプライドも存在さえ否定する姿だった。
 今の梓は[使われる物]としてのみ、存在を許された人間家具以外の何物でも無い。
 梓は快楽と苦痛と恥辱と嗜虐を同時に味あわされ、その姿を見詰めながら、現実を淫夢に浸食させて行った。
 梓の終わる事のない淫夢の始まりだった。

 黙々とノートパソコンを操作する稔の下で、梓は口をだらしなく開き、涎を垂らしながらウットリとした表情で、鏡に映る自分を見ている。
(あああぁ〜…なんて…いやらしいかお…おなかが…つらくて…みうごきも…できない…ごしゅじんさまは…おもい…。だけど…きもちいい…つらいけど…きもちいい…オ○ンコも…アナルも…せなかから…つたわる…ごしゅじんさまの…かんしょくも…ぜんぶ…きもちいの…。すてき…すてき…もっと…もっと…)
 梓は自分の身体に加えられている、拷問とも言える嗜虐に酔いしれていた。
 しかし、そんな梓の身体も1時間程が経つと、次第に限界を迎え始める。
 梓の手足がガクガクと小刻みに震え始め、大量の冷や汗が身体を覆い、顔面は蒼白に変わる。
(うごいちゃだめ…うごいちゃだめ…うごいちゃだめ…)
 梓の頭の中には、只その一言が何度も繰り返される。
 必死に震える身体で、稔の身体を支える事しか、意識の中には無かった。

 そして、梓の苦行は唐突に、終焉を迎える。
 玄関でチャイムの音が鳴り、稔が唐突に立ち上がったからだ。
 梓の身体は今まで、支えていた重さが急に無くなったため、少し持ち上がってしまった。
 その時乳房のリングが揺れ、ワイヤーに触れた。
 その途端梓の全身に、電流が流れ込んだ。
 両乳首とクリトリスから入った電流は、腸内を満たした水を伝わり、直腸の金属球に降り注ぎ感電させ、オ○ンコの中でも同じ事が起きた。
 梓は全身を駆け抜け、敏感な部分を感電させられ、白目を剥いて失神し身体をワイヤーに落とし込んだ。
 ワイヤーの電流は、一撃でヒューズが飛ぶように作られているため、それ以上流れる事が無かったが、乳房とクリトリスのクリップは、3つの肉豆を身体に押し込んでいる。
 梓は失神と共に、唯一開いた下半身の穴から、小便を垂れ流している。

 稔はそんな梓に一瞥をくれると、放置したまま玄関に向かった。
(あの様子じゃ…金属球は壊れましたね…また、怒られる…)
 稔は道具が感電して、壊れてしまった事に、頭を痛めていた。
 稔は玄関を出て、宅配業者に受け取りのサインをすると、大きな荷物を抱えリビングに戻る。
 リビングの床に荷物を置くと、梓の元に歩み寄り、ワイヤーに引っ掛かったまま失神する、梓のお尻に鞭を打ち下ろした。
 稔の打ち下ろした、鞭は梓の両方の尻タブに真一文字の赤い線を走らせ、梓を目覚めさせる。
 身体を痛みで激しく震わせた梓は、その動きで肉豆に食い込んだ、クリップを全て弾き飛ばす。
「ぶひーーーーっ!」
 梓は大きく長く、豚の悲鳴を上げると、ワイヤーの上から転げ落ち、仰向けに倒れた。

 稔は梓の血が滲んでいる、乳首に足の親指を当て、乳房ごと踏みにじりながら
「あれ程動くなと、命じませんでしたか? …役立たずですね…」
 冷たい視線で貫き、静かに梓をなじった。
 梓は痛みに耐えながら、[ブヒブヒ]と稔に謝罪する。
 必死に稔が居る下方向に顔を向けるため、梓の鼻枷が鼻の穴に食い込み、醜く鼻の形を変えさせる。
 稔は梓の乳房から、足をどけると鞭で床に拡がる、梓の小便を指し示した。
 梓は身体を入れ替え、四つん這いで進もうとするが、腕に全く力が入らず、乳房を床に擦りつけ[ブーブー]と鳴きながら小便の水たまりまで、這い進む。
 「ジュルル、ズー…ピチャ、ピチャ…ズルルッ…」
 音を立てて、梓が自分の排泄物を啜り、舐め上げる。
 稔はそんな梓の頭の上に、足を乗せ右に左に梓の顔を誘導する。
 梓はお尻を高く上げ、腰をくねらせながら、稔の誘導する場所に舌を這わせる。

 全ての小便を舐め上げると、稔は梓の頭から足を外し、リードを手に持った。
 梓は稔にリードを強く引かれ、身体を持ち上げる。
 床掃除の間、使わなかった腕は力を取り戻しつつあった。
 稔は梓のリードを引いて、リビングを出て風呂場に向かう。
(あ〜っ…身体を早く洗って欲しい…オシッコでベトベトだわ…)
 梓の胸には小便が溢れた床を、這いずり回ったため小便で濡れて光っている。
 梓はフラフラと這いながら、稔の後に付き従った。
 風呂場に着いた稔は、梓にM字開脚を命ずると、革紐を外し大淫唇のクリップを取った。
 途端にドクリと音を立て、梓の愛液がオ○ンコから溢れ出し、[カツン、カツン]と乾いた音を立て、金属球が落ちて来た。
 稔はそれを摘み上げると、梓の口の中に放り込んで
「綺麗にして下さい…」
 静かに命じる。
 梓はそれを頬張ると、舌で転がし舐め上げる。

 稔は梓の身体を俯せに引き倒すと、愛液の水溜まりに梓を足で押しつけ、梓の身体で愛液を拭き取り始める。
 梓の身体が愛液でベトベトになると、稔は乱暴に引き起こし、梓のアナル栓を抜いた。
 梓のアナルからは、大量の水と一緒に、3個の金属球が飛び出して来る。
 稔はそれを摘み上げると、梓の口の中にまた放り込む。
 梓はそれも、舌を這わせ綺麗に舐め上げる。
 稔は5個の金属球を、ポケットに収めると踵を返して、浴室を出て行く。
(あっ…洗っては…貰えないんだ…。家でシャワーを浴びて、綺麗にしよう…)
 梓はガックリと肩を落とし、稔の後ろに付いて行く。
 リビングに着くと、稔は携帯電話を手に、誰かと話をしている。
「解りました…。でわ、お待ちしています」
 稔がそう言うと、携帯電話をポケットに収め、梓に向き直り
「牝豚は今日は何時まで、ここに居られるんですか?」
 梓に静かに質問をした。
 梓は稔に[後4時間ほどです]と答えた、その4時間梓は自分が狂う程責められるとは、夢にも思っていなかった。

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