夢魔
MIN:作

■ 第4章 主人4

 稔達はその前に立ち、2匹の奴隷を手招きする。
 弥生と梓は恐る恐る稔達に近付くと、稔がポケットから鍵を取り出し、弥生の訓練下着を外す。
 そして二人を、縄を挟んで背中合わせに立たせると、台の上に乗せた。
 稔が錨形のバイブを固定し、奴隷達に命令する。
「腰を浮かせて、二人ともこのバイブを、アナルに入れるんです…」
 稔の声に怯えながらも、指示通りバイブをアナルに納める二人。
「く〜ふ〜ん…これ…ブツブツして…変な感じ…です〜…」
「ああぁ…痛い…痛いわ…こんなに、太いの…お尻の穴が…壊れてしまいます…」
 つい先程迄アナルを責め抜かれた梓が音を上げるが、稔が許さず最後まで飲み込み、脂汗を浮かべる。
 台の上で同じバイブにアナルを貫かれた二人は、稔に指示され両手を拡げる。
 両手を途中に付けた、鉄パイプに固定されると、リードを外され首輪を縄の途中にある、カラビナ環に固定された。
 これで、二人は縄に3点を固定され、身体の自由を奪われる。
 唯一残った足も、両膝に縄を掛けられ腕を固定した、鉄パイプに吊された。

 足を大きく開いたまま、腕、首の自由を奪われ、アナルバイブで繋がる2匹の奴隷は、その苦痛に顔を歪める。
「はぁ、はぁ…ア、アナルが…辛いです…体重が掛かって…い、痛いです…」
「くうっ…はあ…お尻の…お尻の穴が…裂けてしまいます…どうか…どうか、許してください…」
 弥生ですら音を上げる苦痛に、梓がハラハラと涙を流し訴える。
 そんな2匹に稔が
「辛ければ、腕に力を入れて、腰を反らせて見て下さい…少しは加重が変わりますよ」
 静かに対処法を教える。
 2匹は言われた通りに身体を動かすと、確かに少し痛みが和らいだのか、ホッとした表情を浮かべる。
 そんな2匹を見て、稔と真は顔を見合わせ[それじゃあ、始めますか]と言い合った。

 二人は服を脱いで全裸になると、稔は弥生の前に、真は台に乗って、梓の前に立った。
 稔は弥生の前に立つと、メガネを外しその端正な顔を露わにして、弥生をウットリとさせる。
 真は梓の前に、立つ前にその身体を見せる。
 真の身体は、何処も丸みを帯びているが、その丸さは脂肪だけの柔らかさでは無く、全て筋肉にうっすらと載った程度の物で、驚く程の張りを見せている。
 そして成りより目を引くのは、異様に白い身体に対して、磨き上げた樫の古木のような色と艶を見せる巨根だった。
 それは、一言で形容すると、[凶器]以外の何物でもない。
 長さ25p太さは7p程有り、カリの部分は10pを超えるようなサイズで、竿の部分に浮かんだ青筋は、うねりながら全体を覆っている。
 梓はその巨根に目を奪われ、恐怖に顔を引きつらせると、真が梓のオ○ンコに指を差し込み、なにやら調べ始める。
 梓は突然の事に驚き、真の指が送り込む快感に更に驚いた。
(あはぁ〜〜っ…なに…この人の指…凄い…どうして…どうしてこんなに…感じるの…)
 真はそんな梓の変化を、見て取りながら指を引き抜き、ブツブツと何かを唱え始める。
 すると、真の巨根が見る見るスケールダウンし始め、梓のサイズに合うように、形状を変えた。
 真は梓を見てニヤリと笑うと、台の上にあがり、梓の前に立つ。

 そして、二人の主は、目の前にぶら下がる、奴隷のオ○ンコにそれぞれのチ○ポを納めた。
 2匹の奴隷はそれぞれのオ○ンコを貫かれ、嬌声を上げ始める。
(あは〜ん…ご主人様〜…気持ちいい〜…身体が蕩けます〜ぅ…もっと…もっと突いて下さいませ…)
 弥生はウットリと官能に身を沈め
(凄い、凄い…この人のおちんちん…何なの…私の中に、ぴったりと合わさって…擦り上げる…だめ…気持ちいい…こんなの初めて…ああぁ〜…イッちゃう、イッちゃう〜っ…)
 梓は初めての快感に翻弄される。
 快感を感じる2匹に二人の主が
「良いですよ。気持ちよければ、いつでもイッて良いです」
「そう、自分の快楽を口に出せば、もっと感じられますよ」
 それぞれ許可を出し、奴隷を感じさせる。

 そこから、奴隷達の悦楽の合唱が始まる。
「はう〜ん…ご主人様〜…気持ちいいです〜ぅ…もっと弥生を…突いて下さい〜っ…」
「ひゃん、ひゃん…だめ…だめ〜っ…梓…梓、イキそうです…イッても…イッても良いですか…ご主人様〜…」
 2匹の声に二人は顔を見合わせ、手による愛撫を加える。
「きゃん…あああぁ〜…凄い…凄い〜…オ、オッパイ…気持ちいいです〜っ…あっ、あっ…だめ〜…イ、イッちゃう…弥生、イッちゃう〜っ…」
「くふ〜…気持ちいい…オッパイ…もっとして下さい…あは〜ん…乳首も…乳首も〜っ…」
 二人はお互いの貫く別の奴隷、稔が梓の乳房を揉み、真が弥生の乳房を揉んだ。
 やはり、真の技術に叶うべくもなく、真の触れる奴隷がよがり始める。

 始めてから1分も経たないうちに、2匹は最初の絶頂を向かえる。
「あひーーーーっ」
「はぁーーーーん」
 2匹の奴隷は、お互いに白い喉を反らせて、絶頂の声を上げ4つの穴を締め上げる。
 すると、二人のアナルに異変が起こり始めた。
 2匹が咥え込んだアナルバイブが、動き始めたのだった
「あっ、言い忘れましたが…弥生と梓が咥えているバイブには、感圧センサーが付いていて、締め込むと中のビーズが回転します…。回転の度合いは、最大20段階まで有りますから、楽しんで下さい…」
 稔が事も無げに言った。
 2匹の奴隷は、その言葉に震え上がる。
(え〜…こんな動きが…20段階…これじゃ…イケ無い…)
(有り得ない…有り得ない…只でさえ痛いのに…こんな動きが…20段階なんて…でも、気持ちいい…どうしよう…)
 2匹の奴隷は激しい、ジレンマに陥り始める。
 快楽を取るか、苦痛を取るか、どちらにしてもボロボロに成るのは、目に見えていた。

 そして、2匹の奴隷は自分達が抱いたジレンマなど、主の思いのままに翻弄されるための、只のスパイスだと知る。
 稔と真はお互い右手を手前の奴隷、左手を奥の奴隷に触れて、愛撫を始める。
「くふ〜ん…ああ〜っ…きもち…きもちいい〜…ごしゅじんさま〜…」
「はぁ〜ん…なに〜…これ…す、すごいの〜っ…どこが…きもちいいのか…わからない…」
 弥生と梓は激しく頭を振り、快感に酔いしれる。
 稔と真の手は、同じタイミングで入れ替わり、2匹の奴隷に快楽を与え翻弄する。
 強い快感を与える真の手が触れると、2匹は面白いように淫声を上げ、身体を震わせる。
 居間の主役は完全に、真の独壇場だった。
 真はあたかも、楽器を奏でる奏者のように、奴隷達のよがり声を引き出し、高く低く鳴かせる。

■つづき

■目次

■メニュー

■作者別


おすすめの100冊