夢魔
MIN:作

■ 第5章 浸食(沙希)12

 驚きを浮かべる沙希に、稔は背中を向けると、沙希の荷物が置いてある場所に向かい、ラケットを手に取って戻って来た。
 稔は訝しむ沙希にラケットを渡すと、狂と庵を呼び寄せ
「沙希、テニスのサーバーを決める方法で、君の処女の相手を決めるよ。4人いるから2回廻して最後の者の言った方法で、君には処女を捨てて貰います」
 沙希に向かって、説明をした。
「あ、あの…私が勝った場合は、どう成るんですか…」
 沙希が怖ず怖ずと、稔に問い掛けると
「う〜ん…その時は今日の処女喪失は勘弁してあげますよ」
 稔が少し考えて、沙希に話した。
(あ、有る意味公平だわ…。それに、私が勝てば許されるのも入るなんて…思っても見ない展開だわ)
 沙希はラケットを見詰め、固唾をのんだ。
「フィッチ…。ラフ」
 稔が沙希に向かいそう言うと
「ス、スムース…」
 沙希がビクッと震えて、ラケットのグリップを持ち、床に逆さまに付いた。
「へへへっ、じゃあ俺も、ラフで良いや」
 狂がそう言うと
「じゃぁ俺は、スムースですね…」
 庵が答える。
 沙希は生唾を飲み込み、ラケットを廻す。
 クルクルと廻ったラケットは、カラカランと音を立てて、床に転がった。
「ス、スムースよ…やった〜!」
 沙希はグリップエンドを確認して、自分の勝ちを無邪気に悦んだ。

「運が良いですね…では、もう一回です」
 稔の言葉に、沙希は現実に戻され、頷いてさっきのようにラケットを立て
「フィッチ」
 庵を見詰めた。
「スムース」
 庵がそう言うと、沙希はラケットを回転させる。
 また、同じようにラケットは音を立てて、床に転がった。
 そのラケットエンドは、稔達の方を向いて倒れ、沙希は慌てて拾い上げ結果を見る。
 沙希はガックリと肩を落とし
「スムース…」
 と稔達に申告した。
「では、決まりですね…確か庵の提案は、そのラケットで自分で処女を捨てるでしたよね」
 稔の言葉に沙希は項垂れ、庵は頷いた。
「じゃぁ、さっさとやって下さい…決まってしまった事ですから…。そうそう、ビデ撮影して上げますから、ちゃんと台詞付きでして下さいね…」
 稔はそう言うと、三脚にカメラを設置し準備すると、大きな紙にサラサラと何かを書き始めた。
 沙希がラケットを手に、ボンヤリと眺めていると
「何をしているんです…、さあ足を大きく開いて、オ○ンコを弄って濡らしなさい。じゃないと、痛くて入りませんよ…」
 稔は何枚目かの紙に、走らせていたペンを止め沙希に命じる。
 沙希は唇を固く閉じ、項垂れるとオ○ンコに指を這わせ始める。
 そして、こんな状態でもしっとりと濡れている、自分のオ○ンコに触れて驚愕した。
(どうして、どうしてこんなに、嫌なのに濡れてるの…私おかしく成っちゃたの…)
 稔は沙希が準備を始めると、カメラの録画スイッチを押して、狂に向かって頷くと、狂はスティックコントローラーの付いたリモコンを操作し始める。

 稔は沙希の準備が出来たのを見て取ると、指をパチンと鳴らした。
 沙希はビクリと震え、稔の方に視線を向けると、固まった後項垂れる。
 稔が再度指を鳴らすと、沙希は怖ず怖ずと顔を上げ、カメラに向かって足を拡げ、オ○ンコを両手で奥まで晒し
「わ、私は変態の…め、牝奴隷です…。ご主人様に…ち、忠誠を誓う…証拠として…今から自分で…処女を捨てます…。牝奴隷の…開通式をご覧に成って、忠誠をお受け取り下さい…」
 自分の立場と、処女喪失の理由を、カメラに記録した。
 沙希は屈辱に震えながら、ラケットを手に持ち稔の、カンペ通りに行動する。
 左手にラケットを持ちグリップ部分に涎を塗して、右手はオ○ンコを嬲り始める。
 狂がすかさず、リモコンを操作してカメラをアップにしてオ○ンコから顔、顔からオ○ンコと舐めるように動かした。
 稔がサッとカンペを変えると、沙希は俯いてラケットをオ○ンコに添える。
 沙希のオ○ンコの前にボタボタと、大粒の涙が流れ落ちる。
 下唇を噛んだ顔をカメラに向けると、涙が溢れて顔を汚している。
 ラケットのグリップが、大淫唇を押し分け膣口に当たると、沙希の身体がビクリと震え、それを引き金のように全身が震える。
 一向に奥に押し込めない沙希を見詰め、庵は舌打ちをすると、沙希の前に行きカメラを避けて、立ちふさがると
「グズグズしてても終わらないんだ…、恨むなら運の無さと、俺を恨め…」
 そう言ってラケットのヘッドに足を掛、グイッと押し込んだ。
「ギャーーーッ! い、痛い痛い痛い〜っ…抜いて〜っ!」
 沙希は仰向けに倒れ、のたうち回り悲鳴を上げた。
 庵はのたうち回る沙希の腹に膝を付き
「うるせー! 騒ぐんじゃねー!」
 低い声で恫喝すると、おもむろにラケットを握りしめ、沙希のオ○ンコに出し入れを始めた。
「ヒギーッ、ギーッ、ガーーッ、ハッ、ヒーッ」
 沙希の口から、止めどなく悲鳴が上がり、オ○ンコは見る見る血で染まった。

 稔が直ぐに進み出て、庵の肩に手を置いて
「もう良いです、庵止めなさい…。やり過ぎですよ」
 鋭い制止の声をかけた。
「あーん! うるせー!」
 庵が形相を変え振り返りざまに、稔に怒鳴る。
 稔はそんな庵の視線を受け止め
「どうしたんですか…落ち着きなさい」
 静かに庵に声を掛けた。
 庵はハアハアと肩で荒い息をすると、項垂れ
「すいません…暴走してしまいました…。今日は返ります…」
 そう言って、立ち上がり荷物を持って、部屋を出て行った。
 稔は暫く庵の出て行った扉を見詰めた後、まだ小さく悲鳴を上げる沙希に向き直り
「少し痛いけど我慢して下さい…、今抜いてあげます」
 静かに声を掛け、沙希の股間からラケットを引き抜いた。
「グギーッ」
 小さな悲鳴を上げて、沙希は踞る。
 血に染まったラケットを手に、稔が立ち上がると、狂が近付き
「今度は俺の番だぜ…邪魔するなよ」
 稔に声を掛けた。

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