夢魔
MIN:作

■ 第6章 陥落(弥生・梓・沙希)6

「じゃぁ、さっきの続きを始めようか…。今度は僕をちゃんと、ご主人様って思うんだよ…」
 稔はそう言うと、沙希の乳房に手を伸ばし始める。
「あ、あの…ご主人様…ちょっと、待って下さい…」
 沙希が突然慌てながら、稔を制止する。
 稔はその声に、反応して手を止め、沙希の言葉を待つ。
 沙希は、モジモジと腰を揺さぶり
「あ、あの…こんな格好を…していたせいか…その〜…身体が…冷えたせいか…え〜っと…」
 沙希は真っ赤な顔で、宙に視線を漂わせながら、何かを言おうとしている。
 稔は沙希の行動で、沙希が何を言いたいのか理解すると
「僕が立ち去ると、カメラが録画を始めるよ…、どっちが良い?」
 稔は背中で、カメラの視界を遮り、自分の目と背中を交互に指さし、質問した。
(あ! …そうか、カメラで録画されてたんだ…、ご主人様それを背中で、遮ってくれてたんだ…)
 沙希はこの時、初めて稔が個室に入り込んで、中腰の不自然な姿勢を取っていた、意味を理解した。

 沙希は稔の気遣いに、感謝しながら上目遣いで稔を見詰めると、
「ご主人様…見てて下さい…」
 小声で稔に囁いた。
 稔がコクンと頷くと、沙希はバランスを取りながら、便座に中腰で放尿を始めた。
 稔は沙希の崩れそうなバランスを、支えるために両手を差し出すと、沙希は嬉しそうにその手に捕まった。
 沙希が便座に腰を下ろすと、稔はカラカラとトイレットペーパーを巻き取り、沙希の股間を綺麗にする。
 沙希は顔を真っ赤に染めながら、下唇を噛み、困ったような表情で、稔にされるがままに成った。
 稔の手からトイレットペーパーが、便器に落とされると、沙希のオ○ンコを撫で始める。
「あん…あふ〜っ」
 沙希は突然加えられた、稔の愛撫に驚きながら、稔に顔を向ける。

 稔はその沙希の顔に、待ち構えたように自分の顔を合わせ、口吻した。
 沙希は更に驚くも、全身に広がる快感に、身体を蕩かせる。
(ああぁ〜…気持ちいい…凄く感じる…こんなのが…あるのね…)
 沙希は稔が送り込む快感に翻弄され、心と体両方の緊張を解いた。
「沙希…そのまま、心と体を僕に委ねるんだ…全ての権利、全ての物を僕に委ねてごらん…」
 稔が沙希の口の中に、言葉を送り込むと、沙希は言う通りに心の位置を変える。
(私の全ては、ご主人様の物…何もかも…全て捧げます…)
 沙希はその時、自分の中に有り得ない程の、開放感を感じた。
(ああぁ…すごい…きもちいい…からだじゃない…こころが…ひろがるみたい…)
 沙希を押さえ込んでいた、義父による性的な、恐怖感が取り払われ、尚かつ自分を苦しめていた、沙希の中に眠る性的嗜好も享受されたため、今の沙希の心を縛る物が無くなっていった。

 沙希の瞳からポロポロと涙が溢れ、口吻を交わしながら、稔の目を見詰める。
 稔は沙希の目を見詰めながら、唇を放し
「どう…? どんな感じですか…」
 問い掛けると
「凄く…素敵です…何か、世界自体が変わった感じがします…」
 沙希はウットリとした表情で、稔に答えた。
「心と体の準備は出来たみたいだね…、じゃぁ続きを始めよう…」
 稔はそう言うと、沙希の愛撫を再開し始める。
 沙希のオ○ンコを指で、ユックリと撫でながら、乳房を優しく揉み始めると、沙希の身体が反応を示す。
「ああぁ〜…あは〜っ…あん…ご主人様…凄いです…頭の中が…バチバチ光ってる…」
 沙希は押し寄せる快感に、対処できず泣きそうな顔で、稔に訴える。

 稔はそんな沙希を見詰め、手の動きを早めると
「あ、あの…ご主人様…このままだと…どこかに、行っちゃいます…早く早く沙希に下さい…」
 沙希は稔に、挿入してくれと、せがみ始める。
 稔は少し考え
「それは、僕のチ○ポが欲しいという事? 駄目だよ沙希…まだ無理だから…」
 稔が答えると、沙希は驚いた顔をして
「えっ? じゃぁ…まだ、沙希はご主人様と一つに成れ無いんですか…」
 稔の顔を見詰め、震える。
 稔は肩を竦め、首を左右に振ると、沙希の前に立ち上がり、チャックを降ろして、そそり立つチ○ポを見せた。
 その姿を見た沙希は、息を飲む。
「僕のサイズは…沙希が処女を無くした物と比べても、大きさが違うだろ…。これを納めるには、もう少し訓練が必要だよ…」
 沙希は自分が手に持っている、バイブと稔のチ○ポの、大きさを比べポカンと口を開けた。
 稔のサイズは、沙希が手に持っているバイブの、およそ2倍程でとてもじゃないが、沙希が咥え込めるサイズでは無かった。

 稔は沙希の驚いた顔を見ながら、チ○ポを直そうとすると、沙希がその手を掴み
「ま、待って下さい…裂けても…痛くても構いません…お願いします…して下さい…」
 真剣な顔で、稔に哀願する。
 稔は手を止めて、沙希の耳元に
「そんなに足を開いて、[して下さい]なんて…沙希はエッチな子だね…」
 稔が囁くと、稔の首にすり寄って
「駄目ですか…。沙希は早くご主人様と…一つに成りたいんです…」
 甘えた声で囁き返す。
 稔は手をベルトにやると、カチャカチャと外し、ズボンとブリーフを脱いで、壁に掛けると沙希を抱え上げる。
 素早く体勢を入れ替えて、便座に座り込むと、沙希のオ○ンコは、既に稔のチ○ポの真上に来ていた。
「そんなに言うなら入れて上げる…、けど本当に痛いよ…」
 稔は背中越しに沙希の耳元に、忠告した。
 沙希は大きく首を縦に振り
「お願いします…絶対に我慢します…」
 固い決意を稔に告げた。

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