夢魔
MIN:作

■ 第6章 陥落(弥生・梓・沙希)14

「素晴らしい腰の動きです…弥生は本当に、飲み込みが早いですね…」
 真が弥生を褒めながら、優しく頭を撫でると
「くふぅ〜ん…嬉しいです真様…真様に褒められるのが…弥生は一番好きです〜っ…」
 トロリと蕩けきった目線で、真の顔を見詰め、ニッコリと笑う。
 しかしその微笑みは、この上なく淫卑で艶めかしい物だった。
(おやおや…この人も変わりましたね…。人という物はやはり凄い物ですね、ここまで短時間でこんな風に成れるのですから…)
 真は弥生の顔を見詰め、心の底から感心していた。
(あの、陰気な養護員が、ここまで淫蕩に成れるんですから…あの理事長が集めた、美人教師達はどんな風になるのやら…)
 真はこの計画の帰結を、心配する反面、楽しみにもしていた。

 人は心の有り様によって、何処まで変化できるのか、それが今の所の真の最大関心事だった。
 そんな事を考えながら、クネクネと淫らなダンスを踊る、弥生を見詰めていた視線を、微笑みに変え
「さあ、ソロソロ実技に入りましょう…私のお腹の上で、何処まで今の動きが出来るか見せて下さい」
 真がそう言うと、弥生は嬉しそうに微笑んで
「ああぁ〜っ、嬉しいです…真様…お試し下さい…」
 ディルドーをオ○ンコから引き抜くと、一歩下がって四つん這いになり、おもむろに喉奥まで咥え込んで、ディルドーに付いた愛液を舐め清める。
 床に溜まった愛液も舌で掃除すると、平伏して真に掃除の確認を行って貰う。
「綺麗になってるよ、合格です。さあ、こっちへおいで」
 許可を受けた弥生は、嬉しそうな顔でお尻を振りながら、真に這い寄って行く。

 真が胡座をかいて、座っている場所まで、愛玩犬のように走り寄ると、真の目の前に[待て]の姿勢でピタリと止まる。
 真が微笑んで、弥生の頬を一つ撫で
「弥生は本当にお利口さんですね,、飲み込みも早いし…これからの成長が楽しみですよ」
 優しく褒める。
 弥生は快感を感じて、プルプルと震えながら、真の手に頬擦りをしてウットリと微笑む。
(あ〜…気持ちいい…褒められて、優しくされて、ご奉仕できる…こんな幸せ…今まで知らなかった…。何も要らない…これさえあれば…もう、何も必要ないわ…)
 弥生は、もう完全に快感の虜になり、その身体の全てを使う術を叩き込まれ、身に付けた技術を使って、奉仕する喜びに染まった。
 真は優しく笑いながら、弥生をニンフォマニアに変えて行く。
 弥生はこの後、数十回の絶頂を迎え、真の手によって、見えない快楽の鎖で、雁字搦めにされてしまう。
 そしてそれは、弥生の中で強固な従属心を作り上げ、弥生を完全な奴隷に変える。

 それと同じ頃、もう一人の奴隷である沙希は、薄暗い学校の男子トイレで、急速に心の有り様を変えて、奴隷の坂道を転がり落ちている最中だった。
 沙希は稔によって教えられた絶頂を今、貪るように感じ始めている。
 腰をくねらせ、乳房を捻り、バイブをオ○ンコに突き立て、激しく出し入れする。
 ボンヤリと虚ろな瞳には霞が掛かり、だらしなく開いた口からは涎が垂れ、小鼻をピクピクと膨らませては、沸き上がる快感に眉根を寄せる。
(は〜ん…あ〜ん、きもちいい…きもちいい…きもちいいよ〜…これ、すごくいいの…オ○ンコも…オッパイも…すごくかんじる…)
 沙希は自分の身体に爪を立て、捻り、引っ掻いていた。
 そのため、身体中の至る所に、爪痕の赤い線や、つねった内出血の後が出来ている。
 最も集中しているのは、沙希の豊満な乳房で、乳首の付近には碁盤のように、格子状の引っ掻き傷が出来ていた。
 はあ、はあと荒い息を吐きながら、沙希の快感がドンドン昂ぶって行くと、キュッと奥歯をかみしめ、口を真一文字にすると、切ない表情に変わり、プルプルと全身を振るわせ始める。

(あ〜ん…くる…くるの…お、おくから…あふれて…あ、あ〜っ…また…また、イッちゃうの〜っ…)
 沙希は便座に両足を着いて、蹲踞のような姿勢を取ると、腰を前後左右に激しく振り始める。
 すると、クリトリスに付いている、鈴が激しく暴れ涼やかな音を、鳴らし始めた。
 リンリンと澄んだ音を立てる鈴が、固定されているクリトリスには、鰐口クリップがしっかりと食い込み、真っ赤に充血させ、うっすらと血まで滲んでいる。
 沙希はその苦痛を快感に変え、身体を硬直させると、フルフルと震えて絶頂を向かえた。
 その途端、プシューとオ○ンコから、大量の愛液が便器に流れ、沙希の快感の深さを物語る。
(あはーっ…はあ、はあ…いまの…すごかった…。もっと、いっぱいほしい…もっと…いたくすれば…)
 沙希は自分の隠された性癖を認識し、自ら開発して花開かせ始めていた。
 歪んだマゾヒズムの快感、被虐願望は沙希の深部から、表層に浮かび上がり、沙希を染めて行く。

 沙希はビクビクと震える身体に、再び手を動かして、快感を刻み始める。
 しかし、何度と無く絶頂を感じた身体は、小振りなバイブではもう、快感を得る事が出来なく成っていた。
(いやん…これ…もう、きもちよくない…もっと…おっきいのが…みのるくんみたいなのが…ほしい…)
 沙希の頭の中に、自分を貫き絶頂を教えた、主人の顔が浮かんだ。
 その途端、沙希の子宮が激しく収縮し[ドクン]と全身を振るわせ、快感が走り抜ける。
(あはぁ〜…きもちいい…みのるくんのかお…おもいだしただけなのに…こんなに…きもちいいなんて…)
 沙希はニンマリと笑うと、その想像を淫夢のモノに変え、空想の中で被虐を受け始める。
(あふぅ〜…みのるくん…もっと…いじめて…沙希にはずかしいこと…いっぱいして…)
(むちで…ぶって…。オ○ンコ…なぶって…。おしりも…いじめて〜っ)
 沙希はバイブを引き抜くと、そろそろとアナルに向かって移動させ、思い切り貫いた。
[ヌチュ]といやらしい音を立て、バイブはアナルに深々と刺さり、オ○ンコと違った快感を沙希に与える。
(あひゅ〜〜っ…おしりのあな…すごい…きもちいい…。こんなところが…きもちいいなんて…沙希は…へんたい…)
 自分で自分の事を、辱め貶める事により、沙希は沸々と沸き上がって来る、暗い快感に溺れる。

(ああん…みのるさま…ごしゅじんさま…沙希は…へんたいどれいです…だから…もっと…いじめてください…)
 そして、その被虐の快感は、稔に対する心の位置を、呼び名を変える事によって、更に変化させた。
 稔を主人と認め、自分を貶める事により、ゾクリと走る快感。
 淫夢と同じ状態で、自ら奉仕し服従を誓い、責められる妄想は、沙希のオナニーの最良のスパイスになった。
 沙希は妄想を膨らませ、手の動きを激しくし、何度も何度も続けざまに絶頂を迎え始める。
(あふぅ…はあぁ〜ん…ごしゅじんさま…みのるさま…もっと…沙希に、して下さい…もっと…もっと〜っ…)
 沙希は小刻みに、小さな絶頂を連続で迎え、その後に来る、大きな波の存在を知らない。
 沙希の手は激しさを増して、次々と来る絶頂の波を貪り始める。
(あふん…ひぃやんっ…あああぁ〜…うんっ…はぁ〜っ…す、すごい…あたまの…なか…バチバチ…いってる…)
 連続アクメを感じる、沙希の手がクリトリスの鈴に触れ、沙希はその鈴を引っ張った。
 その瞬間、大きく高くなった快感は、その更に暗い、底の方から込み上げて来る、巨大な快感に、一挙に飲み込まれた。
(あひゅーーーーーーっ)
 沙希は目を見開き、便所の天井を睨み付け、全身をビクビクと震わせると、白目を剥いて、ガクリと糸の切れた操り人形のように失神した。
 こうして、3人の獲物達は、稔達に精神の深部を、深く深く絡め取られ、奴隷として全てを捧げるのだった。

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