夢魔
MIN:作

■ 第7章 隷属(弥生・梓・沙希)2

 梓がアナルで絶頂を向かえたのを確認すると、稔は指を引き抜き
「さあ、お腹の中を洗ってあげましょう…」
 静かに言いながら、梓のパックリ開いたアナルに、シャワーのホースを差し込んだ。
「ぐぅう…くう…ひっ…」
 梓は金属の冷たい感触が、アナルを拡げ押し入る苦しさに、小さく苦悶を漏らす。
 稔はこねるように、ホースを梓のアナルにねじ込み、金具部分を全部入れると
「行きますよ…」
 小さく宣言して、シャワーのカランを捻り、梓の直腸にお湯を流し込む。
「ぐふぅ〜…はぁ、はぁ、はぁ…くぅ〜ん…」
 直腸内に大量のお湯が流れ込み、梓の下腹部から鳩尾にかけて、見る見る膨れ始める。
「辛いですか? でも、これをしないと梓の腹痛は、おそらく今日一日治まりませんよ…」
 稔の声は穏やかで、梓の心を落ち着かせた。
「い、いえ…ご主人様…私は…大丈夫です…。こんな…私の身体をお気遣い下さり…有り難う御座います…」
 梓はお腹全体を襲う圧迫感も、稔の声で快感に変えて行く。
(ああぁ〜…今日3度目の圧迫感だけど…今回のは、凄く…良い…? ご主人様のお気遣いを、感じてるからかしら…)
 梓はその身に走る、甘い感覚に戸惑いながら、オ○ンコから愛液を滲ませていた。

 梓のお腹がパンパンに張ると、稔はカランを戻しお湯を止め、ホースを引き抜くと同時に、右手の親指をアナルに差し込み栓をする。
「暫く我慢して下さい…薬液が薄くなるまでの間です」
 梓は静かな稔の声よりも、お腹を襲う圧迫感よりも、アナルに突き刺された、稔の指の感触に、驚きの色を隠せなかった。
(あ、ああん…ご主人様が…指で栓をして下さってる…。お尻の穴…気持ちいい…ジワジワ染み込むみたいに………感じる…)
 アナルをキュッ、キュッと窄め、稔の指を締め付ける梓の肛門の動きに
「お腹が辛いんですね…少し気を紛らわせてあげましょう…」
 稔がそう言うと、薬指と人差し指が梓の大淫唇を拡げ、愛撫を始める。
「あひゃ〜…ご、ご主人様〜…気持ちいい…凄く…気持ちいいです〜」
 梓は喉を反らせて、快感を訴える。
 稔の送り込む快感に、クネクネと腰をくねらせ、甘い吐息を漏らす。
 稔は身体の位置をずらして、梓の真横に来ると左手を伸ばして、梓の頬や頭を撫で始め
「気持ちいいですか…? もっと、感じても構わないんですよ…ほらこんなのはどうです…?」
 中指をオ○ンコの中に侵入させ、ユックリと掻き回す。
「くふぅん…あああぁ〜あ…あふん…いいい〜っ…すごい…すごい…からだが…とろけそうです…」
 稔の指はクネクネと器用にそれぞれ違った動きを見せ、梓の2穴を翻弄する。

 梓の脳は、右手により両穴に送り込まれる快感、左手で与えられる緩やかな愛撫による陶酔感、ゆったりと低い声による囁きがもたらす安心感、腸内を走る痛みが生み出す陵辱感、それらのモノが複雑に絡み、溶け合って真っ白に成って行った。
(ソロソロお腹の方も、限界が近いな…フィニッシュに持って行こう…)
 稔は梓の腸の動きを、自分の太股をお腹に押し当て、梓の限界を探っていた。
 稔の右手の動きが激しさを増し、左手の愛撫は梓の頬を撫で、落ち着いた声で梓に囁く
「梓…綺麗だよ…そうやって、快感を素直に表現している女性の姿が、僕はとても綺麗だと思います…さあ、イク所を僕に見せて下さい…」
 稔の太股の上に乗った、梓のお腹がゴロゴロと蠕動を始め、右手の親指にドンドン、プレッシャーを掛け始める。
(もう限界ですね…でも、大きな声は命取りに成りかねない…。深夜とはいえ警備の人間も廻って居る筈ですから…)
 稔は左手を素早く、梓の口に持って行き、舌を摘むと引き出して、右手の動きを早め梓に絶頂を与えると同時に、親指を引き抜いた。
「んくぅ〜〜〜〜っ」
 稔に舌を摘まれた梓は、くぐもった歓喜の声を上げ、背中を反らせてビクビクと痙攣を繰り返し、大量のお湯を一挙に肛門から放出しながら、勢いよく放尿した。
 身体中の体液をまき散らしながら、絶頂を向かえた梓は、稔が声を掛ける前に白目を剥いて、お尻を突き出したまま失神した。

 梓は失神しながら、時折余韻のように身体を痙攣させると、肛門からはお湯を、オ○ンコからは愛液をピュッピュッと飛び出させる。
 稔は掴んだ舌を離すと、シャワーヘッドを拾い上げ、クルクルと回してホースに取り付ける。
 湯温を調整すると、失神している梓を、胡座をかいた膝の上に抱え上げ、その身体にお湯を掛け始める。
「う、う〜ん…。ご、ご主人様…申し訳有りません…私、意識を…」
 梓が稔の腕の中で覚醒すると、失神した事を詫びようとするが、稔は首を振り静かに言葉を被せる。
「良いんです…。そうなるように、僕が梓に絶頂を迎えさせたんですから…」
 稔のあくまで穏やかで、静かな声が梓の心を女にする。
(はぁ〜っ…どうして…こんな…こんな年が離れている人に抱かれてるのに…今まで感じた事のない安心感…素敵…心地良いわ…)
「で、でも…私は、ご主人様をお待たせして…こんな風に扱われる資格なんて…」
 梓はモジモジとしながらも、シナを作り稔にもたれ掛かる。
 稔はそんな梓を優しく力を込めて抱きしめると
「今日は、いっぱい頑張りました…だからこれは、それに対するご褒美です」
 静かに梓の耳元に囁く。
 梓は稔の囁きに、ゾクリと身体全体を震わせ、頬を赤く染め俯いた。

 稔は梓の身体に、お湯を満遍なく掛けると、立ち上がり
「洗う物が無いので、僕の手で構いませんね…」
 そう言うと、ボディーソープを左手にタップリ出すと、右手を重ね両手で泡を立て始める。
 梓は稔の仕草に、呆気にとられていると、稔はボディーソープの泡を無造作に梓の身体に垂らし
「くすぐったいけれど我慢して下さいね…」
 静かに告げると、両手で泡を拡げるように洗い始める。
(あう〜〜〜っ…き、きもちいい…これ、凄く気持ちいいわ…ご主人様だから? …それとも…単純に上手なのかしら…)
 稔の手は泡を伸ばしながら、スルスルと梓の肌の上を滑り、全身に泡を行き渡らせ磨き上げてゆく。
 梓は泡を使った極上の愛撫に、身体を蕩かせ快感に酔う。
 小一時間稔の指が梓の全身、それこそ足の指の間から、アナルの皺の一つ一つまでを丁寧になぞり、泡を行き渡らせると、梓の身体はピンク色に染まり、快感の余り薄く涙を浮かべて、グッタリと身体を横たえ、ハァハァと荒い息を吐いていた。

 稔はシャワーで泡を落とすと
「さあ、次は髪の毛ですね…」
 梓に静かに告げる。
(ま、待って…これ以上されたら…身体を洗われるだけで…イッちゃう…そんなの…恥ずかしすぎるわ…。私は子供もいるのに…)
 梓の頭の中に、また年齢と社会的立場に対する躊躇いが産まれる。
「ご、ご主人様…お許しを…髪の毛は、自分で洗わせて下さい…。これ以上ご主人様のお手を、煩わせるわけには…」
 梓は必死で、尤もらしい言い訳をして、稔から身体を離す。
 しかし、稔には梓の態度や物言いで、心の中の考えを、一瞬で看破する。
 稔の顔から一切の表情が消えているため、梓にはそれが解らなかった。

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