夢魔
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■ 第7章 隷属(弥生・梓・沙希)8

 いつまでも続く単調な責めに、何ら快感を得られない梓は、身体を入れ替えて柏木を仰向けに寝かせ馬乗りになる。
 驚いた表情の柏木に、梓はチ○ポの上でM字に足を開き結合部分を晒すと、ユックリと乳房を揉みし抱き、屈伸運動を始める。
 自分のチ○ポに加えられる、ネットリとした快感に柏木は、翻弄され狼狽えた。
 梓はそんな柏木の態度など一切気に掛ける事無く、腰を前後左右上下にくねらせ、柏木の股間の上で淫らなダンスを踊る。
 ここまで来たら、もう半分梓の強姦に近いSEXだったが、梓はその中で何ら感じる事が出来なかった。
(もう良いわ…この人が勃たなくなったら、ご主人様もお許し下さるだろうから…それまで、我慢しましょ)
 そんな考えはおくびにも出さず、快感の嬌声を上げ、柏木の事を褒めながら何度もイク振りをする。
 柏木はそんな梓の演技に一切気付く事無く、満面の笑顔で太股をさすり、乳房を愛撫していた。
 数分後、柏木は梓の中に2度精を放ち、荒い息を吐きながらグッタリとしている。
 梓が身体を離して、お掃除フェラを始めても、一切反応しなくなった。
 梓は横たわる柏木に興味を無くすと、クルリと踵を返して机の上のティッシュを無造作に5・6枚摘むと、クルクルと丸めてオ○ンコに押し込み、下着が汚れないように栓をする。

 手早く下着と服を着込むと、白衣を片手に柏木の部屋を後にした。
(ご主人様が、あの人とSEXしろって仰ったのは、多分私の身体が、変わった事に気付かせるためだったのね…じゃなければ、私の思いを断ち切らせるため…。どちらにしても、私には理解できたわ、私はもう本当にご主人様無しでは、存在する意味が無いし…ご主人様以外の事は、どうでも良い…)
 梓は自室に戻る間に、それだけの考えをまとめ、膣内の洗浄剤を手にトイレに向かう。
 膣内を綺麗にした後、梓は処置室に真っ直ぐむかい、自分の陰毛の処理を始める。
(綺麗に無くして、ご主人様に見て貰う…上手に出来たら、ご褒美頂けるかな…)
 梓は命令の実行に対する、稔の褒美を想像しゾクリと甘い快感を走らせた。
 しかし、その直ぐ後、首を左右に振って
(駄目駄目…直ぐにそうやって油断する…、ご褒美なんて厚かましい…使う使わないは、ご主人様のお心のまま…)
 梓は自分で自分を諫めながら、楽しそうに自分の陰毛を、一本一本処理した。
 梓は主の命令に従い、喜ばせる事が自分の全てに成った。

 場所は変わって上郷家では、弥生が真に身体の使い方をマンツーマンで教わっている。
「こ、こうですか…? それとも…こう?」
「う、う〜ん…少し違います…もう後指2本外ですね…、そ、そこです。そこを下に押し込んで、こね上げるように…そう、そうです」
 弥生は真の背中にまたがり、マッサージをしていた。
 真の指示する箇所を、指示するとおりに弥生が指を動かす。
「うん…良いですよ…弥生は、本当に飲み込みが早いです…」
 真はうつ伏せになって、弥生のマッサージを褒める。
 弥生はニッコリ笑いながら
「真様の教え方が上手なんですわ…私本当は、凄い不器用なんですもの…」
 真の背中を愛おしそうにさすりながら、マッサージをする。
「そんな事は有りません、弥生が不器用なら、器用な人間は居ませんよ」
 真が弥生を褒めると
「もう、…止めて下さい…真様からかわないで下さい…、私恥ずかしいです…」
 弥生は真っ赤になって、俯いて真の背中を押す指に力を込める。
「あたたたっ、そこはそんなに強く押してはいけません…ひょっとして、今のはわざとですか?」
 真が痛みを訴え、弥生に問い掛けると
「あ、申し訳御座いません…思わず余分な力が入ってしまいました」
 弥生は一生懸命、強く押してしまった、真のツボの辺りをさする。

「いいえ許しません。今度は弥生の番ですよ」
 真がそう言って身体を波打たせると、弥生の身体が真の背中から数p跳ね上がる。
「きゃっ」
 突然の思いも寄らない動きに、弥生が小さく悲鳴を上げて、目を瞑る。
 真は素早く身体をクルリと回転させ、あっという間に仰向けになった。
 弥生は恐る恐る目を開けると、いつの間にか目の前に、真の丸いお腹が有った。
 弥生はそれを見て、驚きの表情を通り越し、呆気に取られている。
「な、何が起きたんですか…どうしてお腹がここにあるんですか?」
 弥生は一瞬で起きた事を理解できず、突然現れた真のお腹を、ポンポンと叩いた。
「こらこら、弥生それは太鼓じゃありませんよ…」
 真は笑いを含んだ声で、弥生に告げると、スッと上体を起こし弥生を押し倒す。
「あん…申し訳御座いません…」
 弥生は鼻に掛かった甘えた声を上げ、真に詫びると、身体から力を抜き、なすがままに仰向けに成る。
「SEXをする訳では無いから、ここをこんな風にする必要はありませんよ…」
 真はそう言って、弥生のオ○ンコに軽く手を触れると、そこはもう溢れきっていた。
 弥生は顔を真っ赤にして、顎を引き縮まりながら、上目遣いに真を見詰め
「すいません…真様に抱えられると…弥生のオ○ンコ、溢れちゃうように成ってしまいました…こんな淫乱は駄目ですよね…」
 恥ずかしそうに、自分の身体の変化を主に告げる。
 真はニッコリ笑って
「私にとっては、嬉しい限りです。こんな豚のような容姿の私に、弥生のような美しい女性が、そう言って呉れるんですから」
 弥生の頬を、優しく撫でる。

 弥生がそんな真に向かって、異論を告げようとした時、真の携帯がテーブルの上で着信を知らせ、直ぐ後に弥生自身の携帯にも、着信があった。
 2人がそれぞれの携帯を、取りに身体を動かすと、弥生が悲鳴を上げる。
「あいた、痛たたたぁーっ」
 真は携帯を手に取ると、直ぐに弥生に近付き
「あんな運動をした後です。筋肉痛を起こすのは当然ですよ、さあ私が取ってきますから、弥生はストレッチをしていなさい」
 弥生を仰向けにして、足をM字に開かせ両膝を下に引っ張る、股関節のストレッチを指示して、弥生の携帯を取りに行く。
 弥生は仰向けになって大きく開いた股の間から、イソイソと携帯を取りに行く真の背中を見詰め
(真様って…とっても優しい…。でも、稔様の存在感も…素敵…)
 2人の主のどちらにも惹かれる自分に困惑する。
 真は二つの携帯を見詰め、メールの内容を確認すると
「どちらも稔君からで、内容も同じでした。明日、前田沙希が遅刻する理由を、担任に知らせて欲しいそうです」
 真が弥生に知らせると、弥生が頷いた。
「返事は返しておきましたから、弥生のマッサージを始めましょう」
 真はそう言うと、弥生の身体を伸ばさせ、丹念にマッサージを始める。
 弥生はこの後、学校に出勤する時間まで、真の蕩けるようなマッサージを受け、昇天するのだった。

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