夢魔
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■ 第8章 隷属(美紀)11

 陰毛の永久脱毛を許可された、美紀は稔の前に移動すると、梓の行った通りの行動を取る。
「ご主人様、美紀の処女を、お納め頂く準備を、させて頂きます」
 稔が許可を出すと、美紀は上体を上げズボンのチャックを歯でくわえようとする。
 しかし、それは一向に上手くいかず、中々歯の間にチャックを咥えられない。
 悪戦苦闘して、やっと咥える事が出来た時には、稔の制服のズボンは美紀の涎で、ベトベトに成っていた。
 歯に力を入れてジッパーを下ろそうとするが、中々上手く下りてくれない。
 ジッパーが下りた時には美紀は、顎の付け根がガクガクと震え、相当の疲労を見せていた。
(ママ…凄い。こんなに難しいのに…あっという間にやっちゃうなんて…。私もいっぱい練習しよ…)
 美紀は顎を押さえながら、練習内容を考える。
 そして、それ以上に舌と歯の繊細な動きを必要とする、下着の中からのチ○ポを取りだす行動は、とうとう出来ずじまいで、手を使う事を指示され、美紀はガックリと肩を落とした。
 手で引き出した、力なく項垂れるチ○ポを、母と同じように舌で掬い取り、口の中に引き込むと、唇と舌と口腔全体を使い奉仕を始める。
 梓の3倍程の時間を掛け、稔のチ○ポが力を漲らせると、唇で涎を拭いながら吐き出し、亀頭に口吻をして
「ひょうひがほほのいまひた」
 後ろに少し下がって、平伏し報告をする声は、顎が上手く動かず言葉に成っていない。
 平伏した美紀の顔は、自分の不甲斐なさに涙を浮かべ、プルプルと唇を震わせていた。

 稔は無言で立ち上がると、制服を脱ぎ全裸になり、床に寝そべった。
「梓、沙希。僕に奉仕をして下さい。チ○ポだけは空けて置いて下さい、それは美紀が咥え込みますから」
 稔がそう言うと、沙希は一目散に稔の上半身に飛び付き、乳房を押し当てて稔の胸に、舌を這わせる。
 梓は稔の足下に這い寄ると、一心に稔の足指に舌を這わせ、足の指一本一本に、フェラチオのような繊細さで、奉仕を加えた。
 美紀は稔の全裸を初めて目にした自分と、2人の奴隷の余りにも違う反応に、かなりの自己嫌悪を覚える。
(ママも沙希ちゃんも…ご主人様があんな凄い身体だって、知ってた…美紀、奴隷に成ったの一番早かったのに…何にも知らないし、出来ない…)
 ガックリと項垂れる美紀に
「美紀どうしたんですか? 早くしないと、小さく成ってしまいますよ」
 稔が優しく語りかける。

 この時、沙希は梓に対する、稔の態度を思い出しながら、有る事に気付く。
(おばさまに対しても、稔様は微笑みを浮かべてた…って言う事は、稔様の秘密を知ってるのは…私だけ!)
 途端に沙希の表情が、溶け崩れニコニコと微笑み始め、上機嫌になる。
 梓は表面上平静を保って居るが、頭の中は娘に対する罪悪感で、いっぱいに成っていた。
(美紀…ごめんなさいね…本当なら、こんな事絶対にしてはいけないのに…、ママは、ご主人様の命令に逆らえないの…捨てられたく無いのよ…こんな、淫乱なママを許して…。いえ、許さなくて良い…軽蔑して…罵倒して…、ママはそうされなくては、いけない存在なの…)
 一心に目を閉じ、稔の足指に奉仕を続ける、梓の瞼は微かに震え、自分の身を焦がす苦悩を表している。
 稔はそんな2人を静かに見詰め、2人の考えている事を、読み取って行く。
(沙希は、ご機嫌ですね…恐らく何か自分が、特別な位置にいると、思い込んで居るんでしょう。梓は罪悪感? ですかね…相当心が乱れてますね…。後で何かさせて、二人共追い込みましょう、梓は良いとして、沙希と美紀は精神的に奴隷とはかけ離れすぎです)
 稔は頭の中で、この後の調教方法を模索し始めた。

 美紀は稔に促され、電流に打たれたように身体を震わせ、稔の元に這い寄り巨大なチ○ポを見詰める。
(これをオ○ンコに納めて、処女を捧げるの…こんなおっきいの…入るの…)
 美紀は改めて見た、稔のチ○ポの大きさに、ゴクリと唾を飲み込み、ソッと手を伸ばす。
 美紀が手を触れると、それは熱く脈打ち、軟らかい肌触りの中に、太い芯が一本通っていると思わせる程の硬さを示していた。
「失礼します…」
 美紀は頬を染めながら、稔を跨ぐと膝を開いて腰を落とし、両手で稔のチ○ポを捧げ持って、膣口に押し当てる。
 美紀が目を瞑り、沙希と梓が前と後ろから、美紀の接合部分を凝視した。
 美紀は深呼吸をすると、腰を下ろし始める。
「ひぎ…い、痛い…くぅーっ…ぐっ…」
 稔の亀頭が、少しめり込んだ辺りで、美紀の動きが止まり、涙を浮かべて苦鳴を漏らす。
 美紀は痛みのため、自分の腰を下げる事が出来ず、先程込み上げてきた不甲斐なさとで、嗚咽を漏らし始める。
(痛い…痛いの…。でも、私が望んだ事…ご主人様に…。怖くて…出来ない…痛くて…出来ないの…)
 稔は美紀の姿を見詰めながら、沙希を引き寄せ耳打ちした。
「沙希、貴女が処女を失った話をして上げて下さい…沙希と比べて、今の状況がどれだけ贅沢か、教えて上げて下さい」
 沙希は一瞬驚くも、確かに主人に処女を捧げるチャンスを貰って、一向に踏ん切れない美紀に対して、苛立ちを覚える。

 沙希は大きく頷くと、美紀に向かって、苛立ちをぶつけた。
「美紀、貴女ご主人様に処女を捧げられるのに、何してるのよ…。私の相手は、テニスのラケットよ…。それなのに…そんな態度を取るなんて…美紀には、稔様に処女を捧げる資格なんて無いわ!」
 美紀に向かって、沙希は勢いよく捲し立てる。
 そこに、後ろから稔の指示で、梓も声を掛けた。
「美紀様、どのような事がお有りでも、ご主人様をお待たせする事は、重い罪だと知って下さい。出来ないのでしたら、お詫びをして、罰を受けるお覚悟を決めて下さい」
 梓の言葉は丁寧だが、その分深く美紀の心を貫く。
(解ってる…解ってるわよ…私に意気地が無い事なんて…。ずっと、待ってた筈なのに…)
 美紀が唇を噛んで、自分の不甲斐なさに震えると、稔が留めの言葉を掛ける。
「もう良いですよ美紀、降りて下さい。私のチ○ポは、貴女だけのモノでは無いんです、先に沙希のアナルを貫きましょう。美紀の忠誠がその程度だったとは、少しがっかりしました」
 稔の言葉に、美紀は頭を大きなハンマーで叩かれたような衝撃を受ける。
(私の忠誠…そうだ、どんな痛みも、どんな苦しみも、ご主人様のために全て我慢する。そう誓ったのに…忘れるなんて…)
 美紀は更に強く下唇を噛み、深く悔い改めると
「ご主人様申し訳御座いません、今捧げます!」
 そう言って、膝と太股の力を抜いた。

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