夢魔
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■ 第9章 虫(バグ)6

 美香は健二の説明に頷くと、言われた通りに錠剤を舌下に置いて、唾液を出し始める。
(まったく…びっくりしたぜ。まさか、何の警戒もなく、あんな薬、口に入れるんだから…麻薬とかだったらどうするつもりだよ…)
 自分で飲ませておきながら、勝手な事を考える健二。
 正座してモゴモゴと口を動かし、唾液を飲み込む美香を見詰め、内心冷や汗をかいていた。
 美香が薬を飲み始めて、数分後その効果は現れ始める。
 美香の肌がピンク色に上気すると、呼吸が荒くなり、シットリと汗をかき始めた。
「け、健二さん…か、身体が…変…すごく…熱いの…」
 美香は胸に手を当て、フラリと身体のバランスを崩し、片手で身体を支えると、俯いて熱い息を吐く。
 健二が薄笑いを浮かべて、美香を見詰めていると、縋るような目をして美香が顔を上げた。
 その姿を見て、健二は衝撃を受ける。
(す、すげー…い、色っぽいなんてもんじゃねぇー…こんなに変わるもんか…)
 美香の姿は、危ういバランスの中に存在した。
 清楚と妖艶、羞恥と淫蕩、繊細と大胆、両極端の物が、渾然と交わり、何とも言えない雰囲気を醸し出していた。
 はぁ、はぁ、と漏れる吐息が、妖しさを漂わすと、賦せた長い睫毛の下から覗く瞳は羞恥に濡れ、ピンクに染まった乳房の頂点は、その存在を主張するかのように固く尖って男を誘う。

 健二は美香の変貌振りに、魂を奪われ、手に持った煙草が、指を焼くまで見とれていた。
「あちちち!」
 指を焼いた煙草を取り落とし、正気に返ると火のついた煙草を、床から拾い上げ灰皿で消す。
 美香に視線を戻して、下卑た笑いを浮かべ
「美香こっちに来て、チ○ポをしゃぶれ」
 美香に命令すると
「はい…健二さん…」
 うつろな声で返事をして、健二の股間ににじり寄り、美香のオ○ンコを貫いたままの、チ○ポを口に頬張った。
 ネットリと舌を絡める美香の奉仕に、健二は小躍りしそうになった。
(おほぉ〜すげえ、すげぇ…こいつ、フェラチオの仕方まで変わりやがった…)
 大胆に繊細に、美香の舌が、健二のチ○ポに奉仕する。
 唾液をまぶし、ピチャピチャと音を立て、くわえ啜り上げると、健二は背中を快感が駆け抜け、思わず暴発しそうになった。
(くぅ〜っ…あぶね〜…思わずイキ掛けちまった…もったいね〜所だったぜ…へへへっ…このままここでやってみるか)
 健二は美香の口に発射するより、美香を犯す方を選ぶ。

 健二は、美香の奉仕を止めさせると
「こっちに尻を向けて、足を開いて四つん這いに成れ…オ○ンコが、良く見えるように開くんだ」
 美香に命令する。
 健二はもうその本性を隠そうとはしなかった。
 この薬を飲むと、そんな事は気に成らなくなる事を、健二は知っていたからだ。
「は…い、健二…さん」
 美香の声は熱を帯び、とろけるような声で返事をし、健二の前で膝を開いて四つん這いに成り、お尻を大きく突き出すと、両手で尻タブを開いて、オ○ンコを晒した。
 パックリと開いたオ○ンコからは、大量の愛液がダラダラと溢れ、内股を濡らしている。
 健二は興奮を隠せぬまま、涎を垂らす美香のオ○ンコに、指を伸ばした。
「はう〜ん…あん…はぁ〜ん…」
 途端に美香は切ない声を上げ、開いたままのお尻をクネクネと揺する。
 健二に触られているオ○ンコが、パクパクと膣口を開閉させ、快感を訴えて居るようだった。
(たまんねぇな…こんな清楚な美少女が、俺の命令を何でも聞いて、淫乱に振る舞うなんてよ…)
 健二の興奮はピークに達し、美香の腰を持つと、一挙に貫こうとした。

 しかし、次の瞬間、その考えは別の物に変わる。
(待て、待て…俺が入れるんじゃなくて、こいつに入れさせるか…へへへっ、それが良い…)
 健二は美香の細腰から手を離すと、ソファーに浅く腰を掛け
「おい、美香…お前が自分で入れてみろ…手は、そのままでするんだ」
 薄笑いを浮かべて、美香に命令する。
「はい…、解りました…健二…さ…ん」
 美香はそのまま、上体を起こして立ち上がり、背中を見せたまま、肩口から後ろを覗き、健二の膝の間に移動した。
 お尻を開いたまま突き出すと、そのまま健二の股間の上に移動させ、自分の股間に当たる感触だけで、チ○ポを捜す。
 健二の目の前で、美少女が自ら性器を晒し、クネクネと腰を揺する様は、絶景以外の何物でも無かった。
 数十秒、腰振りダンスを堪能させた美香は、ついに膣口でチ○ポの先を探し当てる。
 美香は熱い吐息を漏らし、一気に腰を下ろした。
「あふ〜っ…はん、はぁ〜ん…」
 ニュルリと奥まで一挙にチ○ポをくわえ込むと、美香はプルプルと震えて軽いアクメを感じた
(いい…このかんじ…すごく…すき…)
 美香は身体の奥から沸き上がる、得も知れない快感に、とろけるような錯覚を覚える。

 美香は健二が、動くように指示を出す前に、自分から腰をくねらせた。
「はぁ〜ん…あん、あん、あ〜ん…いい…きもちい〜い…」
 美香は嬌声を上げながら、腰をリズミカルにくねらせる。
(あ〜ん…きもちいい…このかんじ…もどかしさが…ちぎれてゆくような…この…かんじ…)
 美香は快感の中、頭の奥で霞が晴れて、自分の奥底に有る物がうっすらと姿を現す、そんな感じを受けていた。
 しかし、それも全貌を見る事は、出来なかった。
 美香の動きに、興奮しきった健二が堪えられず、暴発させてしまったのだ。
(くぅ〜駄目だ、我慢出来なかった…しかし、こいつ今までで一番だぜ…)
 美香の背中を見詰め、発射して力を無くし始めた、チ○ポを引き抜こうとした。
 すると、美香の腰の動きが、ユッタリと優しい動きを始める。
「んく、んっ、はん、くっ…んふ〜っ」
 美香が鼻から、甘い息を吐いて、漏れるような吐息を吐く。
 腰をくねらせて、美香は下腹部に力を入れ、膣を締め始めた。
 健二は、その声、その仕草、その刺激に見る見る甦った。
(な、なんだ…こんな事…何で出来る…)
 健二が呆気に取られて居ると、美香は完全に硬度を取り戻したチ○ポで、オ○ンコを擦り始める。
 美香の中で次々に、本性が目覚め、その姿を現し始めた。
 こうして美香は、薬の力により、急速に奴隷の道を駆け下り始める。

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