夢魔
MIN:作

■ 第9章 虫(バグ)10

 浴室に着いた美紀は、入り口を向いて、椅子に腰掛けている。
「ママ…早く洗って。ご主人様に、綺麗にするよう言われたでしょ」
 浴室の扉を開けて入って来た梓に、美紀は間髪を入れず命じた。
 梓は美紀の身体の正面に正座すると、ボディーソープをスポンジに取り、泡立てて美紀の身体を洗い始める。
 梓の洗い方は、申し分の無い程丁寧で、慈しみさえ感じさせた。
 しかし、そんな梓に美紀は、執拗に屈辱を与える。
 美紀はおもむろに、梓の乳房に手を伸ばすと
「へ〜、ママのオッパイ…年の割には垂れてないのね…、大きいし張りも有るのね…」
 ヤワヤワと優しげに揉む美紀の手が、突然力を込めた。
「質問してるんだから、答えてよ!」
 美紀は母親の乳房に爪を立て、捻るように握る。
 梓は苦痛に顔を歪め
「申し訳有りません、美紀様…お褒めにあずかり光栄です…」
 美紀に感謝の言葉を返すと
「褒めてなんか無いわよ…このオッパイでご主人様に、言い寄ったんでしょ…。私と同じ年の、私のご主人様に!」
 美紀は憎悪で顔を歪め、掴んだ乳房を左右に振った。

 梓は苦痛に顔を歪めるも、うめき声一つあげない。
 そんな梓に、美紀は
「ほらママ、手がお留守になってるわよ」
 厳しい声で叱責する。
 梓はまた、美紀の身体を丁寧に洗い始めた。
 愛娘に自分の乳房を、揉みくちゃにされ、乳首に爪を立てられながら。
 美紀は梓の年齢をわざわざ比較に出し、稔が自分と同じ年なのを強調しながら、梓がいかに淫乱なことをしているか、蕩々と説明する。
 梓は、その言葉に自分を卑下する答えを返し、丁寧に丁寧に、美紀の身体を隅々まで洗った。
(美紀様…お許し下さいませ…。梓は、何と言われようと…ご主人様の奴隷です…。ご主人様から離れるつもりは、死しか御座いません)
 美紀の言葉に、梓は稔に対する服従を更に強める。
 美紀の身体を洗い終えた梓が、手桶を持ち湯船に手を伸ばし掛けると
「ママ、シャワーのお湯で流して…」
 美紀は慌てて、シャワーで泡を落とす事を命じた。
 梓は返事をすると、首を傾げながら、シャワーヘッドを手に取る。
 シャワーヘッドを手に持ち、カランを操作して、お湯の温度を調整し、美紀の身体の泡を落とす。
 美紀は完全に、梓を奴隷として見下し、使役する。
 それに対して、梓は文句一つ言わず、甲斐甲斐しく美紀の命令に従った。

 梓に身体を洗って貰った美紀は、椅子から立ち上がると
「今度は、私がママの身体を洗って上げるわね」
 そう言って、梓の太股に、足を乗せた。
 梓は黙って、事の成り行きを見守る。
 美紀はボディーソープのボトルを持つと、梓に向けてポンプヘッドを押す。
 勢いよく、梓の身体に、ボディーソープの液体が降り注ぐ。
 美紀はボディーソープのボトルを放り投げると、梓の太股に乗せた足を、ユックリ動かし始めた。
(やっぱり…足で洗うつもりなのね…ママの身体を…)
 梓は小さく唇を噛んで、愛娘に踏みにじられながら、身体を洗われる屈辱に耐える。
 美紀は足の裏で、梓の両方の太股を擦ると、無言の儘、足を肩口に当て押し込んだ。
 梓は美紀の指示通り、身体を仰向けに倒し、されるままに成る。
 美紀の足は梓の大きな乳房に移動すると、体重を掛けながら、捻るように何度も擦った。
 乳房を嬲り飽きた、美紀の足はお腹を通り、梓の股間に移動する。

 美紀は梓の恥丘に足を乗せると、乳房と同じように嬲り始めた。
 梓は極力感情を表に出さないように、考える事を止め人形に徹する。
(美紀様が、飽きるまで我慢するのよ…それまで、私は人形…何も感じず、何も考えない…)
 梓は必死に思い込み、自分を殺して、愛娘の暴虐に耐えた。
 しかし、美紀はそんな母親の態度に、苛立ちを覚える。
(こんな事されても、何とも思わないの…ご主人様に、そこまで調教されたの…)
 美紀はその愛くるしい顔に、邪悪な笑みを浮かべ、梓に更なる恥辱を与えた。
 梓の恥丘に乗せた足を下ろすと、美紀は母親の両膝の内側を軽く蹴る。
 梓は流石に狼狽えた表情を浮かべたが、美紀は執拗に膝を蹴った。
 諦めの表情を浮かべた梓は、美紀の指示通り両膝を大きく開き、オ○ンコを晒した。
 美紀は梓の足の間に立つと、足の親指の先で、ピタピタと梓のオ○ンコを嬲り始める。
 固く目を閉じ、歯を食いしばって恥辱に耐える梓に
「ママ…ちゃんと、私を見てないと駄目よ…じゃないと、こんな風に成っちゃうわよ…」
 美紀は足を後ろに引くと、そのまま勢い良く前に振り出した。

 美紀は足の裏で梓のオ○ンコを狙ったのだが、その足は狙い通りの場所には、当たらなかった。
 普段やった事のない動きのためか、美紀の足の裏はオ○ンコに数o届かなかったのだ。
 しかし、その足は梓のオ○ンコを素通りした後、踵が別の所にヒットする。
 オ○ンコの直ぐ上、普段は包皮に守られている、肉の芽に直撃した。
「ぎひーーーっ!」
 絞り出すような悲鳴を上げて、梓の身体が大きく跳ねる。
「あら、ママごめんなさい、慣れてないから別の所に当たっちゃった」
 美紀は屈託無く、梓に謝ると
「ちゃんと、私を見ないママが悪いのよ」
 梓を窘め、残忍に笑った。
(くーっ…美紀様…あんまりです…)
 梓は余りの屈辱と痛みに、うっすらと目に涙を溜める。
 美紀は梓の表情を、満足そうに見下ろすと、また足の親指で、梓のオ○ンコを嬲り始めた。

 足の親指を梓のオ○ンコに差し込んで
「ねえ…ママ…ここで何回ご主人様に奉仕したの…」
 ゴンゴンと蹴り込みながら、美紀が質問する。
 梓は唇を震わせながら
「はい、4度使って頂きました…」
 正直に美紀に告白した。
 美紀はジッと見下ろしながら
「また、ここを使って貰ったら、正直に言ってね…その時も、こうやってお風呂に入れて上げるから…」
 梓に固い石のような声で、呟いた。
 梓は美紀の声に、心の底から恐怖を感じながら
「はい…必ずご報告いたします…」
 美紀を見上げて、約束をさせられる。

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