夢魔
MIN:作

■ 第10章 朧夜8

 だが、そんなシステムも、最近陰りが見え始めた。
 この町にアメリカの大手ITメーカーが支社を出し、儂の傘を押し始めたのだ。
 訳の解らない、ネットワークシステムの会社で、この2年で急激にこの市の雇用を侵し始めた。
 その為か、儂の元を逃げ出そうとする輩が増え、儂を不快にさせている。
 この足下で、儂に奉仕する馬鹿の出現も、儂の影響が薄まったせいかもしれん。
 これが、この先どう言う事に成るか、従来から雇っていたスカウト共は、それの意味する所に気付いておらん馬鹿共ばかりだ。
 転換期が訪れた事にも気付かず、今だに暴力と薬を使う。
 それを、揉み消すのに使う裏金が、どれほど必要かも、理解しておらん。
 まぁ、新しいシステムが完成すれば、無用の長物に成るとは、あいつらも思っておらんだろうが。
 あの3人の言う[狩る]のではない[養殖]する、システムが完成すれば消えて貰う。
 そして、どんな物を作るかが見物だったが、儂の息子に手を出したと会っては、許す訳にはいかん。
 あの3人にも、他のスカウト同様消えて貰おう。
 馬鹿息子だろうが、何だろうが儂の一人息子には変わりない。

 儂は股間に跪き、儂のチ○ポに奉仕する、女に目を向ける。
 10日前に捕まえた時は、敵意剥き出しの美人だったが、今は見る影も無い。
 艶やかで肩まで有った黒髪は、全て剃り落とされ、細いしなやかな手の指は、第2関節から全て切り落とされておる。
 全身に公衆便所に有るような、落書きをされ尚かつ、それを谷の手によって、刺青にされおった。
 所々の刺青は拒否反応なのか、ジュクジュクに膿んで爛れておる。
 まあ、油性のマジックが肌に入れば、当然と言えば当然だ。
 それ以上に酷いのが、バラ鞭で東が打ち据えた傷跡だ。
 皮膚がえぐれ、脂肪層まで覗いているが、塩揉みしたせいか化膿はしておらん。
 膝の皿はハンマーで割られ、直立するどころか、這うとブラブラとふくらはぎを揺らしておる。
 まぁ、足の裏から甲にかけて、左右併せて10数本の五寸釘が突き抜けて居るから、2足歩行は無理な話だ。
 東が木の板に両足を打ち付け、ピストンマシーンで責め続けた名残だった。
 乳房は根本で細いワイヤーに絞り込まれ、谷に訳の解らない薬を注射され、小振りだった乳房が限界まで大きく肥大させられており、今では小玉スイカ程の大きさで、幾本もの長い針がパンパンに腫れた、乳房を貫いておる。
 乳首は小型の万力で潰され、そこに穴を開けられ、原形など溜めておらん。

 儂は垣内という男の作った、首輪を女に嵌めている。
 この首輪は優れもので、センサーが有り、それと受信機である首輪が離れた距離の分、首輪を締め続ける。
 それも、指定した秒間に指定したミリ数を、それこそ骨が砕けるまで、締め付けるのだ。
 儂はセンサーのスイッチを入れ、秒数の目盛りを10倍、距離の目盛りを1/10に合わせ女の後ろに放り投げる。
 女の後ろ3m程の所に、センサーは落ちる。
 これで、女の首輪は10秒間に1p縮まり、最大30pの量を締め付ける。
 つまり、女の首はこのままだと、300秒後に3p程に成ってしまう。
 儂は、放り投げると同時に、女の頭をピシャリと叩いて合図を送ると、女は締まり始めた首輪に、儂の意図をくみ取った。
 急いで儂の股間から身体を離し、センサーを探し始める。
 しかし、女の目の真ん中は、針で貫かれ何も映し出さない。
 女は必死になって、目の隅でセンサーを探し始めた。

 女の顔は身体以上に、酷い物に成っていた。
 両目は大きく見開いた状態で、真っ赤に充血し、ボロボロと涙を流し続けておる。
 医療用の瞬間接着剤で、瞼が完全に開いた状態で、固定されておるからだ。
 この処置をしたのは儂だ、目を見開いて全てを見せる、そんなつもりだったからだ。
 鼻の穴は、鼻中隔を取り除かれ、1つに変えられて、何度も精を注ぎ込まれ、大きく拡がっておる。
 舌は7p程引き出された状態で、下唇にテグス糸で縫いつけられ、出しっぱなしの状態だ。
 むろん傷を付ける恐れのある、前歯は全て引き抜いており、口腔が奥まで良く見える。
 儂に晒したオ○ンコは、最早使い物にならない。
 ピストンマシーンに付けたバイブの棘が、この女の子宮も膣壁もズタズタに引き裂いたからだった。
 尻の穴に、1.5リッターのペットボトルがはめられているのは、東が尻の穴を無理矢理拡張器で拡げ、筋繊維が裂けたから、その蓋の変わりだ。
 この女の腹の中には、その時4リッターの浣腸とペットボトルにもなみなみと、グリセリン浣腸液の原液が注がれている。
 確か男を処分したときだから、今日で3日目の筈だ、腹圧で戻ってこんように、瞬間接着剤でキッチリ固定した。
 ペットボトルの中身は、透明だった液体が、赤茶色の液体に変わって居る。
 恐らくこの女の糞と、何処か腸壁でも穴が空き、血が滲み出しそれが混ざり合ったのだろう。

 女は首が絞まり、迫り来る死の恐怖と、自由に見えない目の不安で、狼狽え始め不自由な口で、哀願を始める。
「どほ…どほれふは…おひへへ…」
 涙を流し、涎を振りまき、必死でセンサーを探す姿は、実に滑稽だ。
 喉が詰まりケホケホと、咳をまじえる女の動きが、ピタリと止まると、今度はえづき始める。
 女はグエッと一声鳴いて、口から糞を吐きだした。
 浣腸された液体が、限界を迎え逆流しおった。
 女は、口から吐きだした、糞の中に顔を突っ込み、白目を剥いて悶死した。
 周りの女が固まっている中、悶死した女の首から、ボキンと言う鈍い音が響き、頸骨がへし折れた。
 その音に女達は、ビクリと震え上がり、全身に鳥肌を立て、蒼白な顔を俯けた。
 女の頸骨をへし折った、首輪は今だ止まらず、メキメキと死体の首を絞め続ける。
 儂は恐怖に震える女達に
「次は誰が儂を楽しませる?」
 静かに質問すると、女達はこぞって儂の前で、股を開き
「私をお使い下さい…」
「いえ、私で遊んで下さいませ…」
「私に、私にどうかお慈悲を…」
 それぞれ、必死にアピールを始める。

 儂はその中から、1人を選ぶと残りの3人に、ゴミ掃除を言いつけ女を嬲り始める。
 この女もソロソロ飽きて来た、次のオークションで売れれば、儂の懐を潤す。
(次駄目なら、女達に恐怖を与える、教師になって貰おう)
 儂のチ○ポをオ○ンコに納め、必死で尻を振る女を見詰め、オークションの日取りを考える。
 目の前の尻に拳を打ち付け、弾力を楽しむと、尻を打たれた女は、[クフ〜ン]と感じた悲鳴を上げおる。
 ここで苦痛の悲鳴を上げれば、儂の性格上かさに掛かって責めてしまう。
 長く使われて居る分、熟知しておる。
 窓から覗く月明かりは、何処までも明るかったが、月自体は妙に赤かった。
 そう、血のように赤く染まり、部屋を照らしておる。

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