夢魔
MIN:作

■ 第11章 計画13

 稔は梓の表情を見て、答えに気付いた事を、察した。
(うん、流石は梓…でも、それを言わせる訳にはいかないし、このままだと、ジレンマに焼かれるでしょうね)
 稔は梓の腕を掴み
「梓、奉仕の続きをしてください…そうですね、僕の上に跨って、チ○ポに奉仕して下さい。舐めてる顔を、美香達に良く見せるんですよ」
 命令を下した。
 命令を受けた梓は、直ぐに稔の意図を理解する。
(ああ、稔様には私が、答えを見つけた事に、気付かれてしまった…口を塞ぐ、奉仕で何も言えなくされるのね…)
 梓は内心項垂れ、稔の腹の上に跨ると、稔の大きなチ○ポにキスをして、一気に奥まで頬張った。
 稔の身体に、乳房を擦りつけ、大きく開いた股間をクネクネと動かし、ディープスロートを始める。
「さあ、良く見るんですよ、貴女達の母親が、お手本を見せるところを…」
 稔はそう言うと、梓のオ○ンコを刺激し始める。
 梓は稔の指の愛撫によって、急速に快感を高め、翻弄され始めた。
 美香と美紀は、母親のフェラチオ姿を見て、自分達も早く加わりたいと、白い裸身をクネクネと動かせる。
「良いですか、良く見るんです美紀は僕を、美香は梓をちゃんと見るんですよ」
 稔はそう言いながら、梓に与える快感を加速させる。

 梓は稔の愛撫に、奉仕をしながらイキそうに成った。
 すると、稔の手がその動きを、ピタリと止め梓の大きなお尻にバシーンと容赦なく叩き付けられる。
 梓は苦痛に顔を歪め、快感が急速に下がり始める。
 しかし、またすぐに稔の手によって、愛撫が繰り返され、快感を高め始め絶頂を迎えかけた。
 するとまた、稔の手が梓の尻に容赦なく叩き付けられ、梓の快感を引き戻す。
 そして、三度目の梓が絶頂をむかえ掛けた時
「イキますよそのまま強く、そう…舌を絡めて、早く…」
 稔が梓に指示すると、稔は自分のフィニッシュと同時に、梓にトドメを刺す。
 梓は稔の、腹の上でビクビクと激しく痙攣し、その口中に稔の精を注がれた。
 稔は、梓の大きなお尻をペチペチと叩いて、合図を送ると奉仕を終わらせる。
 梓は稔の上から、ヨタヨタと下りると、口に稔の精液を溜めたまま、正座した。
「梓これで良いでしょ…今ので、解らなければ…。それこそ罰です…」
 稔の言葉に、全てを理解した梓が、コクリと頷くと、稔は横で興奮しきって、見守っていた沙希に目を向け
「僕の精液を飲みたければ、梓に分けて貰いなさい…」
 微笑みながら、沙希に告げる。
 沙希はコクリと頷くと、夢遊病のように、梓ににじり寄り身体をすり寄せた。
 梓はそんな沙希を抱き留めると、沙希の唇に自分の唇を重ねる。
 2人の唇が重なり合うと、ピチャピチャと互いの舌を絡め合い、口の中の液体を啜り合う音が、居間に響いた。
 2人は分け合った、稔の精液を嚥下すると、稔の身体に這い寄り、主人の身体を舐め清め始める。

 稔と梓の狂態を見せつけられた、美紀は泣きそうに成っていた。
 身を焼く快楽に晒されながら、奉仕を切望する主人に、母親がその望みを実行する姿を、見せつけられたからだ。
 美香の頭の中には、稔に対する切望と疑念、梓に対する羨望と嫉妬、美香に対する憎悪と懇願が混ざり合っていた。
(なに、なんで稔様は、美紀にこんなのをみせるの…なにがしたいの? なにがいいたいの? わかんない…どうしてママはよくて、わたしはだめなの…お姉ちゃんはどうしてちゃんと、イッてくれないの…どうして…どうして…)
 快感で朦朧とした頭は、美紀の中に何の答えも、与えなかった。
(いまの…なに…? いっしょにイッてた…稔様とママ…ほんとうにおなじタイミング…。どうして…ううん…わかってる…稔様が…コントロールしたから…。はじまるとき…稔様…わたしたちに、いったわ…わたしはママをみて…美紀は稔様……)
 美香は快楽に、溺れながらも答えを出した。
 しかし、その時は既に遅すぎた。
 快楽をコントロールしようにも、オ○ンコに入っている、バイブは全ての仕掛けが作動し、振動とビーズの回転は第2段階に入り、強さを倍にしていた。
 2人の快感は、自分の意志に関係なく引き出され、全身を襲う。
 美紀が8度目の絶頂を迎え、2人はズルズルと快楽の底なし沼へと、沈んでゆくのだった。
 美香はバイブの蠕動が強くなり、身体ごと顔をのけぞらせ、乳首とクリトリスが、女性のシンボルから大きく離れる。
 するとたちまち、強い振動が与えられ、我慢をする事も出来ずに、8回目の絶頂を向かえた。
 もう、快感をコントロールなど、出来るレベルではなかった。
 美香は大きく開いた口から、涎を垂らしながら、朦朧とする意識を必死で繋ぎ合わせ、手段を考える。
 その時頭に浮かんだのが
(あしをおろして…あ、アナルをつよくすれば…わたしはひきもどされる…)
 自分のアナルを責め、その痛みで、快感を押さえ込む方法だった。

 美紀は爪先立ちだった足を下ろし、天秤に体重を掛ける。
「ぐぎーーっ…がっはっ…」
 美香はアナルを襲う痛みに、涙を流しながら、快感を押さえ込んだ。
 だが、美紀はアナルの快感に、我を忘れ始め一人絶頂に向かって、昇り始める。
「お、おねえちゃん…ずるい…そうやって…わたしをさきにイカせるつもりでしょ…ずるいよ〜…」
 美紀は身悶えしながら、美香に抗議すると、美香は思いっきり美紀の顔に近付き、ヒラヒラと動く美紀の舌に噛みついた。
「いはひーーーーっ」
 美紀は美香に舌を噛まれて悲鳴を上げ、その痛みで、快感を押さえ込まれる。
「なにふゆひょ!」
 舌を噛まれ涙を流しながら、訴える美紀に美香が、必死で自分が見つけたこの責めの、攻略方法を告げる。
「良い美紀、ちゃんと聞いて! この責めを乗り切るのは、美紀がさっきの稔様のように、私をコントロールするの…そして、自分がイキそうになったら、一挙に私もイカせて…それしか、方法が無い…私はアナルが弱いから、それをうまくつかって…」
 美香は必死に快感を我慢して、それだけを告げると、大きく息を吐きイキそうになった。
 美紀はそれを見て、少し自分の足を折り曲げ、天秤に体重を掛ける。
 途端に、美香は苦痛に顔を歪め、快楽を抑制されひきもどされた。
 美香は苦痛に顔を歪めながらも、大きく頷いて
「そ、そうよ…そうやってあなたがコントロールするの…おねがいね…できるわね? …それしかこの責めからは、ぬけられない…」
 美紀は美香を凝視し、真剣な表情で
「う、うん…できるだけ…やってみる…」
 美香の苦痛に歪んだ顔に、答えながら爪先を上げ、姉を苦痛から解放する。
 美香はアナルバイブが、止まった事にホッとしたのもつかの間、押し寄せる快感に飲み込まれて行く。

■つづき

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