夢魔
MIN:作

■ 第14章 専属(梓)6

 稔が湯船に浸かると背後に美香、前に梓が体を滑り込ませる。
 稔の身体にお湯を掬って掛けながら、二人がヤワヤワと愛撫を始めた。
 暫く二人に身体を撫でさせていた稔が、足元に水流を感じ首を傾げる。
 稔の前でウットリとした顔で、身体を撫でている梓の股間から、その水流は始まっていた。
「梓? 少しお聞きしますが…今、何か特別な事をしていますか?」
 稔の質問に、梓がハッと顔を上げ赤面する。
 耳まで真っ赤になった梓が
「申し訳ございません…。稔様のお身体に触れて、興奮してしまいました…」
 視線をそらせて稔に報告した。
「いえ、僕が言っているのは、この事です」
 稔はお湯の中を指さしながら、梓に質問すると、梓は首を傾げて股間に手を伸ばす。
 梓の股間の水流は今は止まっており、何の事だか解らない表情で、首を傾げた梓に、今の状態とさっきの状態の違う所に気が付いた稔は、スッと顔を梓に近づけ優しいキスをし、直ぐに激しい口吻に変えた。
 突然の稔の行動に驚いた梓は、唇を奪われ舌を蹂躙されると、途端に興奮が高まり、子宮が収縮を始め、梓の表情が驚きに染まる。
 梓自身自分の身体に起こった変化が、信じられないでいた。

 稔は梓の表情の変化に、梓が稔の言った事を理解した事を知り、コクリと頷いて
「梓…疲れているのは解っていますが、試して貰いたいんです。手を使わずに僕のチ○ポを、オ○ンコに納める事が出来ますか?」
 梓に萎えたままのチ○ポを、オ○ンコに納めるという、無理難題を持ちかける。
 しかし、梓は稔の言葉に返事をするより早く、膝立ちになり稔のチ○ポの上に、オ○ンコを移動させた。
 梓は腰の高さを調整して、クネクネと腰をくねらせ始めると、稔の項垂れたチ○ポが梓の膣口に引き寄せられ、亀頭がピタリと吸い寄せられる。
 吸い寄せられた亀頭は、梓の腰の動きでツルリと膣内へあっさりと飲み込まれ、膣壁の蠕動でドンドン奥へと引き込まれて行く。
 稔は未知の快感に驚きながら、飲み込まれる過程の動きで、自分のチ○ポに力が漲るのを感じていた。
(ん! くぅっ…こ、これは凄い事になっていますね…)
 稔は梓のオ○ンコに吸い込まれた、自分のチ○ポに与えられる刺激に、歯を食いしばって堪える。
 梓は器用に腰を動かし、オ○ンコの中からお湯だけを排出すると、稔のチ○ポに集中した。
(あふぅ〜…稔様のおチ○チン…凄く感じる…。あ、あん…入っているだけで…イッちゃいそう…)
 稔が快感と戦っている中、梓もまた快感と戦っていたのだ。
 梓の腰がユルユルと動くと、それに併せて膣壁が今までと違う蠕動を始める。
(こ、これは…堪りませんね…。気を抜くと暴発しそうです…)
 稔は恐ろしい程の快感に、気を張りながら暴発を、必死で堪えた。
 そんな稔に、梓が驚く事を告げる。
「あぁ〜…稔様〜もう、もう我慢が出来ません…ほ、本格的に動いても構いませんでしょうか…」
 梓は未だ本格的に動いておらず、この快感の奥に更なるモノがある事を告白した。

 稔は呆気に取られた表情で梓を見
(ほ、本格的…と言う事は、これはまだまだ序の口と言う事ですか…。これは、真さんに教わった房中術を使わなければ、とてもじゃないですが、太刀打ち出来ませんね…)
 気を引き締め直すと、稔は真に教わったコントロール術を駆使し始める。
 何とか準備が整った稔は
「梓良いですよ…思う存分動いて下さい。それと、イキたく成ったら我慢せず、イッて下さい」
 梓に許可を出し、自分のコントロールに神経を集中した。
 稔の許可を得た梓は、脂の乗った白い肌を情欲でピンクに染め、稔の身体に押しつける。
 背中に回した白い手が怪しい生き物のように、脂肪の無い筋肉の浮き上がる逞しい背中を這い回った。
 大きな形の良い乳房が、稔の無駄な肉のない胸板に押しつけられ、その形をひしゃげさせながら擦りつける。
 梓は複雑に腰をくねらせ、その動きに合わせて上体を揺さぶると、量感の有る梓のひしゃげた乳房は、柔らかい感触で稔の胸に極上の愛撫を施した。
 しかし、何より稔が堪えなければ成らなかったのは、梓のオ○ンコから送られてくる、あり得ない程の快感だった。
(ぐぅ! そ、想像を絶するというのは…こういう事ですね…。真さんが暴発しそうになったのも解ります…)
 稔は歯を食いしばり、自己コントロールの精度を更に上げる為に、集中する。
 梓のオ○ンコは、例えるなら自由自在に動く筒の中に、無数の小さな舌がビッシリと覆っていて、その舌が意志有る物のように繊細に動いている、そう言った状態が一番近いのかも知れなかった。
 ピッタリと稔のチ○ポに吸い付いた膣壁が、滑りを帯びた粘膜で竿を舐め回し、カリ首の辺りではヤワヤワと締め付け、亀頭をブツブツの有るざらついた粘膜が擦ると、裏筋をピタピタとつつくように刺激して行く。
 それらの刺激が同時に与えられ、また梓の腰の動きで自在に場所を変える。
 稔は押し寄せる暴風のような快感を、必死に堪え踏みとどまった。

 美香は余りの行為の妖しさと、母親の妖艶さに気圧されて、湯船の端に追いやられていた。
 自分の母親が、自分の愛してやまない主人と、目の前で激しく交わっている。
 しかし、稔と梓の行為を見詰める美香の目には、嫉妬や羨望などの負の感情は一切無かった。
 美香の目に浮かんでいるのは、[人の身体がここまで複雑に動くのか]と言う純粋な感動と、女として、奴隷として自分より遙か前にいる母親に対する、尊敬の気持ちだけだった。
(ママ…ママ…。私もママのようになりたい…ママに追いつきたい…)
 美香は梓に対する気持ちを、深く強くしていく。

 梓の声が切羽詰まり、高く変わり始めると、腰のグラインドも激しさを増す。
「あぁ〜〜っ…んく〜っ…はっ、はっ、はっ、はぁ〜〜〜ん…稔さま〜〜…稔さま〜〜〜ん…」
 稔の名を呼びピンク色の肌をくねらせ、涙を溜めたうつろな瞳で、稔を見詰める梓は、絶頂を押し留めている。
 それは、[主人の命令でイク]と言う事を守ろうとする奴隷の気持ちではなく、[少しでも長い時間肌を合わせていたい]と言う女の心がさせた事だった。
(ああぁ〜〜〜…どうして…どうして稔さまの…おチ○チンは…がまんできないの…。こんなに…きもちいい…のは…なぜなの…あくぅん…いや…まだ…もっと…あひぃ〜〜…)
 酸欠の金魚のように口をパクパクとさせ、声も出せなく成っている。
(真さま…だと…ここまで…かんじない…のにぃ〜〜〜…。だめ…だめ…もう…がまんできない〜〜〜…)
 梓はガバッと顔を上げ、稔の瞳をとろけた瞳で見詰めると
「稔さま…梓…い、イキます…イッちゃいますぅ〜〜〜…」
 切なげな声で、稔に訴えた。
(ふぅ…何とか持ちこたえられましたね…)
 稔は梓の送り出す快感に堪えきって、無表情で梓に頷くと、梓は上り詰める。
「イクう〜〜〜〜〜っ」
 頭をのけぞらせ、白い喉をさらけ出して細かい、痙攣を始めた梓。
 その動きは、梓のオ○ンコの中で新たな刺激に変わった。
 膣壁全体が稔のチ○ポに密着し、痙攣を始め、それが、ヤワヤワと締め付ける動きと重なり、あり得ない快感を生んだ。
 稔はその瞬間、梓の子宮の奥深くに熱い精を注ぐ。
 梓は子宮の奥に稔の熱い奔流を感じ、更なる絶頂を迎えた。

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