夢魔
MIN:作

■ 第14章 専属(梓)7

 稔は強い射精感と房中術の失敗により、深い疲労感に襲われ、荒い息を吐いていた。
(油断しました…。あそこであんな刺激が有るとは、夢にも思いませんでした…)
 気を抜いた瞬間に最大の刺激を受け、暴発させた稔は反省する。
 梓も稔の身体にしなだれ掛かり、ハアハアと荒い息を吐きながら、深いアクメの余韻に浸っていた。
 時折揺り返しのように、身体がビクッと跳ねる。
 モソモソと手をついて身体を離そうとするが、身体に力が入らず、上体を起こせないでいた。
 美香はそんな2人を見詰めながら、稔の背中に恐る恐る手を伸ばす。
 美香の手が稔の背中に触れた瞬間、稔の身体がビクビクと震える。
 その振動は、身体を伝いチ○ポを揺らして、その刺激で梓はまた軽いアクメに達した。
 稔が驚いて振り返ると、そこには驚いて直ぐに手を引っ込めた美香が、申し訳なさそうに見詰めていた。
「み、美香…い、今は、刺激を与えないで下さい…。少し、落ち着くまでの間です…」
 稔はやっとの思いで美香に告げると、呼吸を整え始める。
 暫く呼吸を整えた稔が、ニッコリ美香に微笑みかけ
「もう大丈夫ですよ…。それより、梓どうしたんですか?」
 梓に向き直り、いつまでも稔の身体から離れない、梓に問いかけた。
「あ、あの〜…腰が…腰が動きません…」
 梓は真っ赤な顔で、稔に報告すると、稔は梓の身体をヒョイと持ち上げ、横にずらして湯船に背中を預けさせる。

 稔達は湯船に3人横に並んだ状態で座り、稔は両脇の梓と美香の頭を撫でながら、ボンヤリとしていた。
 稔は深い溜息を吐くと、梓に顔を向け
「とんでも無い事になっていますね…梓のオ○ンコ…」
 心の底からしみじみと、呟いた。
 梓は腰をさすりながら
「私も、今実感致しました…」
 稔の呟きに、呟きで答える。
 美香は稔の顔を覗き込み
「そんなに凄いんですか…ママのって?」
 梓の下半身を指さしながら、恐る恐る問い掛けた。
「ええ、想像を絶すると言うのは、この事だと実感出来るぐらいのモノです」
 稔がマジマジと、美香に言うと、美香は好奇心から
「ねぇ…ママ…もし良かったらで良いんだけど…あの〜…触っても良い?」
 梓にとんでも無い事を、頼んだ。
 梓は困った顔をしながらも
「良いわよ…でも、中に指とかは入れちゃ駄目よ…」
 美香の申し出を了承する。

 美香は恐る恐る梓のオ○ンコに手を伸ばし始めると、梓はキュッと子宮を収縮させた。
 その瞬間美香の手の甲が、梓の膣口に吸い寄せられ、ピタリと塞いだ。
 梓の思わぬ行動に、美香の目はこれでもかと見開かれ驚くが、その顔はその後の梓の行動に、更に口まで大きく開く事になった。
 梓は美香の手の甲に膣口を塞がれた状態で、更に子宮を収縮させ、吸飲を強める。
「あた、いたたたたっ…ママ、もう、もう良い…」
 美香が声を上げると、梓は下腹部の力を抜いた。
 自由になった美香は急いで手を引っ込めると、自分の手の甲を見て余りの事に、口が閉じなくなる。
 美香の手の甲には、真っ赤なキスマークならぬ、膣マークがクッキリと付いていた。
「うーん…やっぱり凄い力ですね…。梓、吸い込む力は解りましたが、今度は吐き出す力を見せて下さい」
 稔が驚きながら、何気なく言うと梓は首を傾げる。
「そんなに難しい事じゃありません。オ○ンコにお湯を入れて、一気に圧を掛けて吐き出すんです」
 稔の真面目な表情に、梓は微笑んで
「解りました稔様。私もどう成るか解りませんが、試してみます」
 頬を赤く染めて快諾した。

 梓はオ○ンコいっぱいにお湯を吸い込み、稔に抱え上げられ、子供がオシッコをするポーズを取った。
「ここから、あそこの壁まで直線距離で約6m程有ります。あそこまで届きはしないと思いますが、試してみましょう」
 稔は、お風呂場の角に移動し、対角線の角を示して、梓に言った。
「はい、頑張ってみます」
 梓は大きく腰を突き出し、オ○ンコを稔の指定した角に向ける。
 梓は大きな呼吸を一つすると、一気に子宮を縮めた。
 その瞬間、オ○ンコから飛び出したお湯は、放物線など描かず、一直線に対角線に飛び、その角に置いて有ったシャンプーやらボディーソープやらトリートメントのお徳用ポンプを、蹴散らした。
 一部始終を見ていた3人は、あり得ない結果に固まった。
 暫くして、自分を取り戻した稔は、そそくさと梓を湯船に戻し、美香は何事も無かったように、ポンプ類を整えに行って、梓は湯船で一人俯く。
 3人はそれぞれ、どんなリアクションをして良いか解らず、押し黙る。
 そして、3人の中で最も梓の締め付けの強さを知ったのは、娘の美香だった。
 美香が起こしに行った、お徳用ポンプはどれも、ほぼ満タンで結構な重さがあったのである。

 暫くの沈黙の後、稔がポツリと口を開き、梓に声を掛ける。
「梓…真さんに何か言われませんでしたか?」
 稔の唐突な質問に、梓は真に言われた事をふいに思い出す。
「あ、はい…真様には、[梓のここは、殆ど凶器ですから、使い方は注意して下さい]と言われました…」
 稔は梓にその報告を聞くと、顔から表情を消し
「そうですよね…、僕も実際そう思います。普通の人達でしたら、あの1/10の刺激でも充分ですから…」
 静かに梓に語りかけた。
 梓は稔の態度の変化に、叱責を受けると勘違いし、萎縮して項垂れる。
 稔は、梓のそんな態度に勘違いした事に気付いて、梓に向き直り、両肩をもって顔を起こさせ
「勘違いをしないで下さい、僕は別に怒っている訳でも、責めている訳でもありません。確かに梓のオ○ンコは凶器のような力は有りますが、同時に人を虜にもします。梓にされるSEXはそれだけの、刺激を相手に与えるからです。そうなった場合、梓には無用のトラブルが発生するようになるでしょう、僕はそれを憂いています」
 梓の目を覗き込んで、真剣に話す。

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