夢魔
MIN:作

■ 第14章 専属(梓)11

 稔は梓の横たわった傍らに座り、梓に問い掛ける。
「梓、ピアッシングマシーンも有ります。本職の貴女が穴を開けるのと、僕が開けるのか、どちらかを選ばせてあげましょう。どちらにしますか?」
 稔の質問に、梓は即座に答えた。
「勿論比べるまでも有りません、稔様に手ずから着けていただくことを望みます」
 梓の答えに稔は頷くと
「麻酔はどうします? ここには、皮膚の神経を麻痺させる物しか有りませんが、無いよりは痛みは和らぎますよ?」
 更に質問を繰り返す。
 この質問に対しても、梓は即答する。
「稔様から頂く物は、例え痛みであろうと、全て喜びに感じます。ですから、麻酔などと勿体ない事を仰らないで下さいませ」
 梓は稔に縋り付くような視線を向け、哀願した。
 稔は大きく頷き、梓の答えを聞き終えた後、最後の鞄を開ける。
 最後の鞄には、金属製の洗濯ばさみのようなクリップが入っており、その横には色々な径の2p程の金属の管が、対で並んでいた。
 金属製の管は、片側に5p程の円盤が付いており、その外縁に接する偏った位置で、管が伸びている
 稔はクリップを取り出すと、10Gと刻印された管を手に取り、ピアスニードルを取り出す。
 取り出したピアスニードルの袋を破くと、銀色に鈍く輝く2.5oの径の針が袋から出てきた。
 稔はその針を、管に通すとクリップに固定する。
 クリップに取り付けられた管は、ガイドとなり正確に針を誘導して対象部位を貫く仕組みになっていた。
 稔は、消毒液を含ませたガーゼで、乳首をコリコリと刺激し始める。
「ん、くうん…は、あぁ〜ん…」
 梓の唇から、悩ましい快感を訴える声が洩れた。
 ガーゼを取ると、梓の乳首は固く起立し、その存在を主張する。
 稔はクリップに消毒液を振りかけて、梓の左の乳首に当て固定した。
 梓の乳首はしっかりと、クリップに挟まれ、管の穴は乳首の底部の真ん中に位置する。

 稔はピアスニードルに軟膏を塗りつけると、管の中に差し込み一気に押し込んだ。
 稔の指にぷっと肉を貫く感触が有り、その感触は抵抗を受けながら、直ぐに貫通し軽い物へと変わる。
 梓は一瞬眉根に皺を寄せ、痛みに耐える顔をするが、その表情も直ぐに消し、針が引き抜かれる時には、嬉しそうな表情に変わっていた。
 稔は自分の名前の書かれた、ジュエリーピアスを取ると、バーの部分にタップリ軟膏を塗し、クリップを外して取り付ける。
 カチリと言う噛み込む音と共に、ジュエリーピアスは梓の左乳房を飾った。
「このピアスは、ここのボールの部分を転がすと、中のバーが回転する。そして、これを外すのは、このルビーの部分を上に上げなさい」
 稔は梓にピアスの取り扱いを教える。
 庵の作ったピアスは、意匠の中に巧妙に隠された、斜めに切り込みの入ったボールが有り、それを回転させる事により、バーピアスのように肉を貫いているバーを自由に回転させ、ファーストピアスとしても充分に機能し、ピアスホールを形成するように作られていた。
 梓はボールを回転させ、ルビーを上げて、稔に言われた取り扱い方を覚える。
 稔が取り付けている間に、庵はネームプレートの彫金を終え、稔にもう一つのジュエリーピアスを手渡した。
 稔は庵から受け取ったピアスを消毒し、同じように梓の右乳首に取り付ける。

 乳首の施術が終わると稔は、下半身に移動し足の間に座り込んで、取り付けに掛かる。
 稔が鞄から取り出した物は、長さ15p程の奇妙な形をした金属板だった。
 先端部分にはホタテ貝の貝殻を思わせる、扇状のカップが有り、それに続く金属の板は、真ん中から片面が開く仕組みになっている。
 カップと反対側にはTバックショーツと同じような形をした金属板が付いていた。
 扇状のカップには、小さな鍵穴が開いており、それの目的をそこはかとなく匂わせている。
 稔は金属板を梓の股間に当てると、慎重に位置を決め、大淫唇に左右3カ所、計6カ所の穴を開けた。
 梓も敏感な部分の、ピアッシングに流石に苦痛の声を上げるが、自分の拳を口に押しあて、必死に耐える。
 稔は優しく大淫唇のピアスホールに薬を塗ると、梓の股間に顔を近づけ、クリトリスに口吻した。
「くふ〜〜〜ん、あ、あ、あ、あぁ〜〜〜っ…あふん、はん、あ〜〜〜ん…」
 突然の脳天を突き抜ける程の快感に、梓は思わず声を上げ、狼狽しながら股間を見詰める。
 梓の股間では、稔が梓の太股を抱え込み、熱心に唇と歯と舌を使って、クリトリスを愛撫していた。
(あは〜ん…み、みのるさま〜〜ん…そんな、いきなり…あん…こんなの、たえられない〜〜〜っ…)
 梓はビクビクと、腰を跳ね上げ、快感を訴える。
 稔は最後に強く梓のクリトリスを吸い上げ、チュポンと音を立てて唇を離し、丁寧に包皮を指で剥いていく。
 梓は目にうっすらと涙を浮かべ、全身が痺れるような快感に酔った。
 しかし、その直ぐ後、消毒薬のスースーする刺激を受け、理解する。
(ク、クリトリスにも…ピアスされるんだわ…。構いません…稔様の持ち物に、どうかお印を下さい…)
 梓はユックリと目を閉じ、至福の表情を浮かべ、その刺激を待った。

 やがて、クリトリスに圧迫感を覚え、焼け付くような痛みが、敏感な肉の芽を襲う。
「ぎひーーーーっ、かっ、かっ、ぐぅ〜〜〜っ」
 梓はその痛みの、余りの強さに、目を剥き舌を突き出して、悲鳴を上げた。
 稔は手早く器具を外すと、梓のクリトリスに薬を塗った、バーピアスを通す。
 梓はクリトリスに、ジンジンと拡がる痛みに、意識を朦朧とさせ、稔の施術の終了を待った。
 稔は、ピアッシングが終わると、アナルプラグを取り出して、梓のアナルに差し込んだ。
 アナルプラグには方向が有り、稔はそれを修正すると、梓のオ○ンコに直径6p長さ18p程のバイブを差し込み、股間に金属板を押し当て、大淫唇に開けたピアスホールを、金属板のバーに通し、外側の板を元に戻す。
 するとカチリと音がして、梓のオ○ンコは金属板に大淫唇を挟まれ、蓋をされる。
 続いて稔は、梓の恥丘を覆う部分に手を当て、何かを探すように動かすと、グイッと押し込んだ。
 すると、また小さい音を立て、何かが嵌る。
 その音はクリトリスのピアスが、カップの中の突起に固定される音だった。
 稔はオマ○コを覆った金属板から伸びる、Tバック状の部分に、アナルプラグを固定する。
 次に稔は、ジッポーライター程の大きさのリモコンを出し、[K]と書いてあるボタンを押した。
 リモコンの端から、ニョキッと長さ3p幅5o程の金属板が飛び出し、稔はその板を鍵穴に差し込んで回す。
 すると、梓の股間を覆った、金属板からカチリと音が成って鍵が掛かり、金属板はがっちりと股間を覆って、貞操帯に成った。
 稔は次に[O]と書かれたボタンを押すと、金属板に穴が開き、梓の尿道口が現れる。
 鞄からカテーテルを取り出すと、消毒してそれを梓の尿道に沈めてゆく。

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