夢魔
MIN:作

■ 第15章 奴隷15

 田口との話を終えると、稔は踵を返し、奴隷達に近付く。
 稔の後に続いて、田口と仁志が歩き始め、正座する奴隷達の脇に立った。
 弥生達は、1人10人ずつ胃や腸に放尿され、お腹が妊婦のように膨れている。
「それだけ、お腹が膨れていたら、出したくて堪らないでしょ?」
 稔の質問に
「はい、許可を頂きたいです…」
「ぐふっ…あ、上がってきそう…です」
「辛くても、我慢いたします…」
 3人が答える。
 稔が3人のマスクに手を伸ばし、それぞれのマスクを剥ぎ取ると、キサラ達3人の目が輝く。
(思った通りの美人揃いだわ…稔ちゃんて、実は面食い?)
(おお〜…何と愛らしい顔立ちだ…欲しい…この、美紀という娘、どうしても手に入れたい…)
(有り得ない…。何で、こんな綺麗な女達が、こんな無茶な事されても従うんだ…。主人でもない、男に…)
 3人がそれぞれの思いを、胸に抱きながら、奴隷達を見下ろす。

 庵が奴隷達の後ろに直径2m程で、深さ20p程の穴を掘り終えた。
 稔は庵の作業が終了したのを確認すると
「さあ、貴女達のトイレが出来ましたよ、ここで思う存分して下さい。でも、ただするだけでは、お客様の手前、面白くないですね…。そうだ、オナニーをして、イクと同時に排泄して下さい」
 恥辱の命令に、奴隷達は返事を返して、穴の縁にお尻を付きだし、オナニーを始める。
 弥生の怜悧な美貌が快感に歪み、沙希の猫を思わせる、整った顔が官能に蕩け、美紀はあどけなさの残る可憐な唇から、熱い吐息が漏れ、それぞれ官能を高めてゆく。
 異なった美貌を持つ、3匹の奴隷のオナニーショーにキサラ達3人は、興奮を高めた。
「くふぅ〜ん…ハァ、ハァ…あ〜…きもちいい…稔様…イキそうです…」
「あん、あん、あ〜ん…いい、きもちいい〜…すごい…ああ〜ん…はぁ〜だめです〜…もう、もちません…」
「くぅ〜ん…はん、はぁ〜…稔様…、きょかを…おゆるしを…おねがいします〜…」
 奴隷達は大きく足を開き、良く見える姿勢を取りながら、オ○ンコを掻き回し絶頂を迎える許可を求める。
 稔は黙って見詰め、3人の限界まで、許可を出さない。
 主の命令で始められたオナニーは、主の許可無く絶頂を迎えてはならない。
 それは、誰が決めた事でもなく、奴隷達が自ら決めた事だった。
 3人は昂ぶる快感に身を悶えさせながら、快感を掘り起こす指の動きを緩める事もせず、ひたすら動かし、お腹を圧迫する便意に耐えながら痴態を晒す。

 3人の顔から、知性が消え、雌に変わり、その口から意味を持たない、快感の吐息しか洩れなくなった時、稔は許可を与えた。
「きゃふん、くあ、はぁ〜〜〜」
「あひぃ〜〜ん、はん、あぁぁ〜〜〜」
「ひゃん、うく〜〜〜っ、あぃ〜〜〜」
 3人は仰け反りながら、ビクビクと震え、白い喉を晒して排泄する。
 ブビ、ブブブゥ〜〜ビシャ。
 激しい音を立てて、黄金浣腸をされた3人のアナルから、勢い良く軟便が飛び出す。
 絶頂の快感と、排泄の快感、苦痛からの解放。
 奴隷達は恍惚の表情を浮かべ、全身を振るわせる。
「あふぅ…稔さま…あ、ありがとう…ございました…」
「きもちいい…すごく…よかった…です〜…」
「おたのしみ…いただけた…でしょうか…」
 3人は口々に感想を述べ、ヘロヘロになりながらも、稔に媚びを見せる。
 稔が3人の頭を微笑みながら撫でると、3人は蕩けるような笑顔を向け、腰を振り快感を訴えた。
 その光景をジッと見詰める、キサラ・田口・仁志の3人。
(天性の才能ね…。私を育てたご主人様と、どっちが凄いかしら…)
(ここまで、心酔させても主として、飼っていないのか…これでは、勝ち目など無いか…)
(教えて欲しい…この人の技術…俺も、こんな奴隷を持ちたい…)
 3人は、別々の事を考えながら、稔に視線を向ける。
 稔は無表情に戻り、梓と美香が水飲み場から伸ばしたホースで、奴隷達のお尻の始末を見詰めていた。

 稔は庵と梓達が行う、糞の始末が終わると、キサラに頭を下げ
「今日はこれで帰ります。どうも有り難う御座いました」
 調教に手を貸してくれた礼を述べ、奴隷達を伴い車に戻る。
「ねぇ、稔ちゃん? 今日はこれからどうするの…まだ、夜は長いでしょ?」
 キサラが稔に問い掛けると、稔は振り返って
「この奴隷達の仕上げをします…。そろそろ、計画を次の段階に移す予定ですから」
 キサラに答えた。
「うふふっ…それ、私も混じっちゃ駄目?」
 キサラが目を輝かせながら、擦り寄って来ると
「どちらの立場でも、参加は駄目ですよ…。マゾで参加されると、手が足りなくなるし、サドで参加されると、手が余る。精々見学だけにして下さい」
 稔の答えに、キサラが手を挙げ
「見るだけでも良い、連れてって!」
 もうその気になっている。

 すると傍らに立っていた田口が
「柳井君…、計画というのは、どう言ったモノなんだね?」
 稔に問い掛けてきた。
「詳しくは言えませんが、ある方と共同で、マゾヒストを育成するシステムを作るんですよ」
 稔は田口に概略だけ答える。
(ある方…この町で、そんな事を考えおるのは、やつぐらいのもんだ…。面白い…、一枚噛むか…)
 稔の答えを聞いて、田口の目が輝いた。
 田口は踵を返すと
「今日は楽しませてもろうた。キサラも我が侭言わずに引き上げるぞ…」
 背中越しに挨拶をして、公園の闇に消えていく。
 キサラと仁志も恨みがましい目線を田口に向けて、付いていった。
 3人が公園の闇に消えると、稔達も車に乗って移動する。

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