夢魔
MIN:作

■ 第15章 奴隷16

 弥生の家に着くと、直ぐに風呂場で、膣内の洗浄が行われ、中出しされた精液を吐きださせ綺麗にした。
 ラバースーツを脱いで、全裸に首輪の姿に戻った3人は、リビングのソファーの前に正座する。
 3人とも、体力的にはほぼ限界に近く、フラフラと身体が揺れていた。
「どうです? 大量の男性に使われた感想は?」
 稔の質問に、3人は俯き
「何が何だか…解らなくなりました…」
「身体に、力が入りません…」
「楽しんで頂けたか、自信がありません」
 それぞれ、正直な感想を口にする。
 稔はポケットから、紙を取り出しマジマジと見詰め
「弥生、技術と道具はSです。感度と耐性は少し低くてB、従順と積極性はAが付いていますね。沙希は耐性がSで、従順さがB後はAです。美紀は従順と積極性がSで、感度と耐性がA…まあ、3日間調教をされていなかった分、技術と道具のBは、大目に見ましょう」
 3人の奴隷達に告げた。
 その紙は、6項目から成る、評価表だった。
 30人の男達が、弥生達の身体を使い、その評価を採点して、集計した表である。

 稔は3人を無表情で見詰め
「美香は、技術と道具がAで、後は全てSでしたよ…。トータルがSに成らないと、完成とは見ませんから頑張って下さい」
 静かな響く声で、奴隷達に告げた。
 その言葉の裏には、[未完成の奴隷は不要]と言っているような迫力があった。
 弥生達は、ブルリと震えて平伏する。
 庵がリビングに入って来て稔に
「準備が出来ました」
 低い声で告げると、稔は立ち上がり
「さあ、最後の仕上げに入ります。明日からは、それぞれ計画を実行して貰いますから、頼みましたよ」
 奴隷達を促す。

 居間に移動すると、大きなビニールシートが、床一面に貼られ、その上にバイブや双頭のディルドー、浣腸器やバケツ、大量の蝋燭に、数種類の鞭、ありとあらゆるアイテムが置かれている。
 居間の真ん中にボンテージを着た梓が、鞭を片手に立ち、その横には美香が正座していた。
 梓と美香の股間には、黒々としたディルドーが、反り返っている。
 居間の光景を、目の当たりにした3人の奴隷は、愕然と目を見開き、自分達がこれからどんな風になるか想像して、項垂れた。
 そして、そこに全く良いタイミングで
「済みません、ちょっと遅くなりました」
 居間の中に、汗を拭きながら入って来る。
 弥生達は、項垂れていた顔を持ち上げ、更に落胆した。
 真の登場で、体力の限界まで、快楽を刺激される事が、決まったからである。
 それぞれの身体に手枷と足枷の拘束具が着けられ、仕上げの調教が始まった。

 弥生は手枷と足枷をH型の鉄パイプに四つん這いに固定され、庵に蝋燭を垂らされている。
 庵がクルクルと、弥生の身体を周り、熱蝋を落として肌を赤く染めて行く。
 暫くして固まった蝋に、稔が騎乗鞭で打ち付け、固まった蝋を弾き飛ばし、地肌を現せさせる。
 弥生のお腹は、大量の浣腸をされており、パンパンに張っていて、アナルにはきっちりとアナルプラグが嵌められていた。
「ぐふー、ひー、はう、はう、んごっ、ふ〜〜〜っ」
 弥生の口から大量の涎と、言葉にならない悲鳴が、ボールギャグの隙間から洩れる。
 泪を流し、訴える言葉も聞き入れては貰えない、それが弥生の受けている責めだった。
 弥生に許された事は、身体をくねらせる事だけで、主人の気が済むまで、苦しみに耐える事だけだ。

 沙希は腕を後ろ手に固定され、梓と美香に愛撫されている。
 梓のディルドーはオ○ンコを美香のディルドーはアナルを貫き、ヤワヤワと抽出を繰り返しながら、女性ならではのツボを得た、丁寧な愛撫を受け沙希の官能は、燃え上がって行く。
 しかし、梓と美香は沙希がイキそうになると、ピタリと刺激を止め、絶頂を与えない。
「イキたいなら、自分でオ○ンコを動かすのよ…ほら、こうやって…」
 梓がそう言うと、自分のオ○ンコの中に咥え込んでいた、ディルドーの片割れを締め付ける。
 すると、沙希のオ○ンコに入っている方が、同じように動く。
 ただ違うのは、梓の方の刺激は梓自らの意志で動かしているが、沙希の方は細かい吸盤のようなモノで、強制的に引っ張られていた。
「はふ〜〜〜、はへ、はへ〜〜、おははま…やめへ〜〜」
 沙希のボールギャグに塞がれた口から、涎を振りまき、悲鳴が上がる。
 沙希の肌には、ブツブツと鳥肌が立ち、熱に浮かされているように、小刻みに震えた。

 美紀は真の膝の上に抱えられ、愛撫の度に腰をくねらせ、オ○ンコを締める動きを叩き込まれる。
 美紀の目は朦朧と、霞が掛かり、口からは[あ〜][う〜][あひ〜〜]と、意味不明の言葉を上げ、涎を垂らしていた。
 真の愛撫がツボを突くと、美紀の身体が、ビクビクと跳ね、大量の愛液が、結合部分から溢れ出す。
 美紀は沙希とは逆に、イキッぱなしの状態だった。
 真の技術で美紀の身体に、オ○ンコの使い方を刻みつけて行く。
 気が触れそうになる、快楽の暴風の中、美紀は真の技術を吸収する。

 小一時間それぞれが責めると、奴隷達は入れ替えられた。
 責められ続けた身体は、別の責めに敏感に反応して行く。
 泪を流す者、嬌声を上げる者、苦鳴を漏らす者、3人は三様に反応し嬲られる。
 それが、一周するとまた同じ責めが、始まる。
 2周目が終わる頃には、夜も白み始め、奴隷達の頭の中も、真っ白になっていた。
 物理的な苦痛、じらされる苦痛、イキ続ける苦痛、3つの苦痛は、やがて奴隷達の中で、快楽に変わる。
 いつの間にか、3人は蕩けるような顔で快感を訴え、苦しみの泪が快楽の泪に変わっていった。

 奴隷達はボールギャグを外されると、舌を使った奉仕を始める。
 奉仕を受けるのは、稔、真、梓だった。
 双頭のディルドーで繋がれた弥生と沙希は、稔と梓のチ○ポを含み、腰をくねらせお互いに快感を送り込みながら、口淫奉仕を行う。
 真の膝に頭を埋め、口淫奉仕を行う美紀のオ○ンコを、美香がバイブで捏ね快感を送り、庵が鞭を持って奴隷達を叱咤して歩く。
 何時間も続く、執拗な責めに、やがて奴隷達は、1人2人と力尽き、倒れて行く。
 10時を迎える頃には、最後の沙希も倒れ、深い眠りについた。
「ふぅ…ここまで、耐えられれば、上出来でしょ…。合格です」
 稔は汗だくの、額を拭いポツリと呟く。
 ホッとした表情の、4人に稔が口を開いた。
「人心地付いたら、お腹が空きましたね」
 稔の言葉に、4人はガックリと肩を落とし、異口同音に睡眠を要求する。

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